つばめも

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【ライブレポート!】JAPAN JAM2022 UNISON SQUARE GARDEN

みなさんこんにちは。ツバメです。

1日では飽き足らず、まだまだフェスの話をしていきます。

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屋内で陽に隠れながら座ってのんびりできるVIVALAとは対照的な野外フェス。
この日は見事に快晴。その上暑すぎない最高のロケーションでUNISON SQUARE GARDENのアクトを迎えた。

転換・サウンドチェック
体感ビバラの時より短めなリハだった。さっきまで異空間だったステージに見慣れた楽器が運ばれてきて聴きなれた音と見慣れた照明がチラつき始めるあの時間本当に好き。
オンドラムスのビートに乗っかって「Check Check~」のリハスタイルは、やはり他のアーティストと一線を画していて好き。
徐々にステージ向かって左側、西の空に陽が落ちつつ、上空は青空のままというこれ以上ないロケーションでライブが始まった。

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ニゾンの30分くらい前に撮った西日の写真

SE.絵の具
夕暮れ時に聴く絵の具もまた一興。ビバラの時同様、フェス特有の雑踏を一瞬で神聖な空間に変えてしまうのが好きすぎるし、ステージの出で立ちから舞洲を思い出して浸れてしまった。
衣装はDr.いつものパーカー Ba.見たことない黒T Gt.Vo.白襷がけシャツ。
このロケーションで白シャツ選んでくれたの本当に解釈一致で良かった(急にめんどくさいオタク)
うろ覚えだけど最初は3人のジャンジャンジャンジャンジャ~~~~~~~~ン!!!みたいなかき鳴らしタイムが挟まって「Ladies and Gentlemen! Ride on time!」からスタート。
01.ライドオンタイム
冒頭からちょっと気合入った表情の斎藤さんの「Ladies and Gentlemen! 」が拝めてブチ上がってしまった。
ビバラではミラーボールを存分に生かした照明の演出が良かったけど、この日は何といっても空との組み合わせでの見え方が凄まじく良かった。
ステージ向かって左横の夕陽から上空の青空のグラデーションが綺麗すぎて何度も見上げてしまったし、野外特有の解放感とこの曲のビートとうごめく照明に爆踊り尽くしてしまうライドオンタイムだった。
”宇宙に乗っかって”とかいうくそデカスケールがなんでこんなに似合っちゃうんですかね?
余談だけど、フェスの1曲目に誰でも踊れるシンプルな4つ打ちのライドオンタイムを選ぶの、「今日なかなか優しいじゃん?」と内心思っていたら見事にフラグになって笑ったよね。
02.オリオンをなぞる
UNISON SQUARE GARDENです!」という挨拶とともにバンドの代名詞曲オリオンをなぞるへ。ビバラのセットリスト的にも今日は演奏しないだろうなと思っていたからこその「こんなに早く出てきちゃうの?!」みたいなピュアな嬉しさがあるオリオンだった。
Aメロ(と桜のあとの落ちサビ)のクラップで”フェス”(というかアウェー感?)を実感したのもなんだか久しぶりだった気がする。
相変わらず2Aの手数が愛。
03.桜のあと(all qurtets lead to the?)
流れるようにハイハット4カウントでスタート。
前の2曲の流れもあり、目には見えない明るい空気が明らかに周りに広がってるのがわかる感じのする幸せな桜のあとだった。
誰とは言わないけど相変わらずわがままにスイッチ押したりしてて好きですね...。
なんかよくわからないけどオリオンと前後になる桜のあとはブチ上がっちゃって、シュガーソングと前後になる時の桜のあとはなぜか浸りながら聴いちゃうことが多い気がする(サンプルが少なすぎる統計)
特筆すべきは演奏終了後。
余韻残しながら各楽器をジャカジャカかき鳴らして、会場もそれに呼応するように拍手で迎える暖かなムードができていたところで、徐々に楽器の鳴らし方が変わっていって摂食ビジランテの入りのギターに繋がってしまった。
04.摂食ビジランテ
始まったのは8thアルバムPatrick Vegeeに収録されている摂食ビジランテ
客を”黙らせる”という形容が一番しっくりきてしまう繋ぎ方に圧倒された。
2分40秒という短時間の中に攻撃的な歌詞を盛り込んだ尖り曲を、冒頭3曲で多幸感につつまれた客に強引に浴びせるセットリストには思わず笑いがこみあげてきてしまう面白さだった。
照明も演奏に合わせて徐々にギタボピンスポ(白ライトで3方向からギタボ貫通するやつ)に切り替えていく繋ぎがお見ごと。ツアーさながらのチーム力を感じた。
セットリストの妙でツアーの時以上に自然と体を揺らしながら聴いてしまう摂食ビジランテだった。こればっかりは本当にやられた。
ここからどう構築していくのか楽しみにしていたら、さらにバグった繋ぎが飛び出して爆笑してしまったのが次の曲。
05.エアリアルエイリアン
キレッキレのシームレス繋ぎでイントロのシンセ?が流れ出してニチャニチャが止まらな過ぎた。
意図としては”UNISON SQUARE GARDENこういうバンドですよ(客に媚びなんぞ売らんよ)感”を出したかったんだろうけど、やり方があまりにも刺激的すぎて爆笑だった。
独特の浮遊感のあるギターのアルペジオがめちゃくちゃ良い感じで響いてたのが余計に面白かった。
初見の皆さまも常連の皆さまもひとくくりで「いま何が起きているんだ?」という謎の一体感を生んでいて、印象的すぎる一コマだった。
06.世界はファンシー
場違いハミングバードの時並みの強めの4カウントからスタート。前2曲のせいもあってかいつも以上に周囲が沸いてて面白かった。(「やっと知ってる曲来た!」みたいな空気感)
ライブ中盤で温まっていたこともあってかビバラの時以上にキレッキレだった印象。
「My funtastic gutar!」で沸いてたのもなんかレアな光景で面白かった(慣れすぎてここが笑えるポイントなこと忘れる人)
ワンマンとは違って周囲の人の人種が多用なのもフェスならではの面白さよね、それが良い作用する時とそうでない時はあるけど。
07.マスターボリューム
昨年のRevivalツアーから前奏として追加されたイントロアレンジからスタート。このアレンジ本当にカッコよくて好き。
4-5が短い曲とは言え7曲ぶっ続けのセットリストを組む人もNGを出さない人もどっちもおかしいよね(褒)
マスターボリュームはいつ聴いてもドラムの手数が爆増ししてて好き。ギターソロの裏でクラッシュ鳴らしまくるのが一番好き。

ここでようやく給水タイム。
ここから始まったセッションはビバラの時同様のもの。
10%のイントロ後半のドラムを軸にウォーキングベースとカポ1で10%のギターソロみたいなオクターブのリフが順々に混ざりながら10%っぽいコード弾きに展開していく雰囲気。
ドラムとギターのリフとピンク黄色の照明なのがOrOr感の要因なのかもしれない。
最後はカウントなしで原曲冒頭同様にハイハットが入ってイントロへ。
08.セッション10% roll, 10% romance
かなり陽が落ちて薄暮に近い状態であのムービングライトがグルグル回ってステージを照らしていくの完全に舞洲のそれで感動した。
セッションでOne roll, One romance、情景で舞洲を思い出し、身体の内側から完全に無敵モードに突入する10% roll, 10% romanceだった。(OrOrが5年前なの時空歪みすぎ)(5年前からサビの”だってこんな君を近くで見れるのは”の3連符のノリ方同じなおじさんかわいい)
09.kaleido proud fiesta
カポ1繋ぎでビバラの時同様kaleido proudo fiestaへ。同期待ちの分ちょっと繋ぎに余白があるので「くるぞ...」と余計に身構えて緊張感が増してしまう。
野外で聴くあのストリングスの突き抜けたポップさが全ての感情を持って行っちゃう良さだった。浸りすぎてこれ以上の感想がない。
10.シュガーソングビターステップ
ヘッドホンはそのままに、なぜかフードを被ったオンドラムスタカオスズキのドラムからシュガーソングとビターステップへ突入。シュガーソングがこの流れでこの場所に出てくるともはや完全にOne roll, One romance。
暗くなってきた空のおかげで照明のキラキラ具合も絶好調だった。
ビバラみたいな挨拶代わりにサラッと出てくるシュガーソングも好きだけど、こういう全員が幸せになっちゃうシュガーソングの使い方も相変わらず好き。
ビバラの時やってたサビのドラムアレンジはこの日も1サビでやってた気がする(記憶が不確か)
11.フルカラプログラ
ドラムはフードを脱いでヘッドホンを外し、いつの間にかギターには2フレットにカポタストが装着されており、斎藤さんの「ラスト!」からドラムが始まった。
7色の照明とともに鳴るフルカラープログラムのイントロは、思わず天を仰いでしまうような、どうにも言語化できない輝き方だった。
西の空にわずかに夕暮れを残しつつ、群青色の空とステージの7色照明がキラキラに光るコントラストが綺麗すぎて...。
イントロで感動しすぎてほぼ記憶がないんだけど、ちゃんと覚えてるのはギターソロ時のバックライトが強すぎて前に出た斎藤さんが光に包まれて1ミリも肉眼で捉えられなくて笑ったとこ。
落ちサビはRevival CIDER ROADツアーのデクレッシェンド→クレッシェンドの遊び入れるやつ(中でもプレビュー公演の日の落ちサビアレンジに一番近かった気がする?)
デクレッシェンドのドラムがあまりにもゼロ音量になって、限りなくアカペラに近い瞬間があったのも、それに対してドラム側に半身になって呼応するように右手でまくし立ててドラムのクレッシェンド引き出してたのも良すぎだった。
大音量の”完全無欠のロックンロールを”からラスサビに入って満点の締めくくりだった。
途中明らかに異常な世界線に飛ばされながらも、結局セッションを起点にいつものUNISON SQUARE GARDENに帰結するセットリストでバンドのスタンスを明確に説明する相変わらずのスタイルで45分11曲のアクトだった。(55分尺で10分巻くのウケる)

Twitterに上がってた写真がすべて物語っているけど、このロケーションでフルカラープログラム締めのライブを浴びれたことが何よりも幸せだった。
ステージ後方のモニターをバンドロゴで固定していたのも何ともユニゾンらしさに溢れていて良かった(他のバンドはステージの映像だったりした)
バンドロゴ背負ってる時のUNISON SQUARE GARDENは強い(主観)

太陽も青空も夕焼けも夜空も月も風も全部乗せ。最後まで天気に恵まれた最高のフェス体験だった。願わくば毎年この時期この時間帯のUNISON SQUARE GARDENが観たいわね...。
これはユニゾン終わったあとの上空(中央左の光が月、右下の光は照明)

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JAPAN JAM 2022 SUNSET STAGE
UNISON SQUARE GARDENセットリスト

01.ライドオンタイム
02.オリオンをなぞる
03.桜のあと(all qurtets lead to the?)
04.摂食ビジランテ
05.エアリアルエイリアン
06.世界はファンシー
07.マスターボリューム

08.セッション~10% roll, 10% romance
09.kaleido proud fiesta
10.シュガーソングとビターステップ
11.フルカラープログラム

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お読みいただきありがとうございました!