つばめも

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【ライブレポート!】Patrick Vegeeツアー高崎+東京編

みなさんこんにちは。ツバメです。
滑り込み1月更新でございます。

今回はPatrick Vegeeツアーについて。2021年と2022年でこんなに進化するのかと驚かされたのでその記憶を書き起こしたのと、ツアー総括的な思い出話をまとめていきます。
文脈的な話は大体昨年のブログに書いたところから見解が変わってないので割愛気味。
時間的に1本にまとめるしかできなかったので、高崎と東京の感想が入り乱れるカオスなテイストになってますがご了承ください〜~~~

これは高崎芸術劇場。

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SE.絵の具
前回のワンマンから2か月空いたのですべてが懐かしい感覚だった。年をまたぐと2か月も半年分くらいに感じる時空の歪みようだったね(?)
久々だった分、開演前BGMのWeezer聴きながら楽器だけが置かれたステージをボケっと見つめつつツイッター見てるあの時間の幸せさが身に染みたね。
01.Simple Simple Annecdote
”全部嫌になったなんて簡単に言うなよ~今日はなんとかなるぜモードでいいや”と1サビのギターの弾き語りアレンジからスタート。
曲の短さといいテンポ感といい1曲目が良く似合っていてよかった。なんとも言葉にしがたいけど、いい意味であんまり言葉(感想)が出てこないのがこの曲への想い(?)みたいなとこある。セットリストがわかってる状態で観るとシンプルに音楽だけに没頭できて、それが心地よかったな。
02.Hatch I need
「ようこそ!」から流れるようにワウのかかったベースのイントロへ。イントロのギターのノイズ感(?)が音源の再現性高くてびっくりした。
明らかに焚きすぎなスモークに包まれるドラムがこのツアーの地味なハイライト(高崎はそうでもなかったけど)
年が明けて歌い方の遊びが効きまくってて最高だった。
「Yo! Yo!白くなりける次第に」とか「んあぁしかし心許なァい…」あたりの色付けが女優力満点(?)でとても良かった。
03.マーメイドスキャンダラス
回を重ねるごとに繋ぎの密度が上がってて良かった。歌い出しのブレスが好き。
バッキングからリフに切り替えるタイミングでエフェクター踏んだ左足を前に蹴り出すのが何度かあって良かった(in高崎)
めちゃめちゃかっこいい曲なのでこれから先のライブでもやってほしいなァ!(大声)
04.Invisible Sensation
エフェクター踏んだ左足を前に蹴り出すのが何度かあって良かった2
こちらも回数を重ねたからか、歌い出しに入るまでの間がまた短くなってた気がする。照明がギタボピンスポに切り替わるのが毎回最高。マーメイドと同じギタボ始まりの曲でもこっちはブレスの音をマイクにのせてないんよね。
ベースおじさんは相変わらずAメロで回りまくってた。

MC
斎「Patrick Vegeeをリリースして1年以上経ってのツアーで〜」
って感じにPatrick Vegeeの話してるのに、ここから始まるセクションに1つもアルバム曲ないの好き

05.フライデイノベルス
アルバムリリースとツアーの間が空いてしまった隙間を埋める「君を待ってる時間」だったり、「うさぎさん」「今日も今日とて1ページ目」と、なんだかんだでこのツアーのセットリストに馴染んでいるフライデイノベルス。
軽快な曲なのにリズム隊のゴリゴリ感が心地よくて好き。
06.ラクカルカレ
フライデイノベルスから歪みの音にエフェクトが変わる瞬間が好きすぎ定期。
2番のドラム手数マシマシで好き。
MMMツアーのフルカラープログラムやデイライ協奏楽団もそうだけど、初期の曲が違和感なく最新アルバムのツアーに溶け込むのは流石。バンド軸の強さの証左ですよね。
07.Nihil Pip Viper
「新曲!」のセリフが最後まで固定されていて良かった。どんどん演奏の骨密度が上がっていて楽しかったな。
ビビッドな照明と曲調が合ってて良かった。イントロギターに合わせてシャカシャカ切り替わるとこ好き。
08.Dizzy Trickster
ハイハット4カウントからスタート。白銀の照明に包まれてあのイントロが鳴り響く瞬間が本当に好き。やっぱり最後までこの曲に救われ続けたツアーだった。(某あの曲がこのセットリストにいない絶望感から救ってくれたという意味で)
サビあたりでドラム叩きながら客席の最奥部をスティックで指し示すオンドラムスタカオスズキ一生好き。曲の後半にかけてどんどん動きが大きくなっていて、ラスサビの三連符?(僕は追いかけずにいられないだけどきっと~)のキメで物凄い勢いでハイハット入れてるの良すぎたよね。

09.摂食ビジランテ
暗転からスタート。赤い照明に包まれてのアクトが美。
やっぱり上から眺める方が立体感?を感じられて良かった。音像の尖り方とかも含めて、アルバム曲の中でも特にライブ映えする曲だなぁという印象だった。
10.夜が揺れている
シームレスに繋がり青い照明に包まれてのアクトが美。
”揺れている”とかでは形容しきれないドラムの爆発感が凄すぎて凄すぎて。
「ありがとう バイバイ」で暗転するのも良かった。
11.夏影テールライト
若干の暗転からスティックのカウントでスタート。
前2曲の雰囲気を引きずって始まるので切なさが増して聴こえるのが良かったかも。
何度でも書くけどやっぱりリズム隊のコーラスがハードワークすぎてすごい。
12.オーケストラを観にいこう
特殊イントロからスタート。高崎芸術劇場とガーデンシアターでこの曲浴びれるのボーナスステージすぎて良かった。年を跨いでも相変わらずドラムの味付けが良かった。
1曲目にも書いたけどセットリストがわかってる状態で観ると曲の良さに没頭できるのが良かったな。
13.Phantom Joke
1カウント(1カウント?)から暗転をぶち抜いてPhantom Jokeへ突入。
ここの繋ぎ、最初は2カウントのシンバルが拍手にかき消されてるのかなって思ってたんだけど、リバイバルCIDER ROADツアーのカウンターアイデンティティオリオンをなぞると同じハイハット1回叩いてイントロに入るのと同じ仕掛けっぽかった。
晦日のcody beats、マスターボリュームといい、ちゃんとリバイバルツアーが線として機能しててニチャニチャしちゃうよね。
あとは照明。このツアーの途中?から始まった落ちサビの影が今回も良かった。最後の余韻残しまくりアウトロも「Phantom Joke、ここまで来たぞ」を見せつけられてる感あって良かったね。
2020年以降のライブにほぼ皆勤賞だったPhantom Jokeもそろそろ一回お休み期間に入りそうな気がしているので、別れを告げる気持ちで聴いていた(こんなこと書いておいて今年もたくさんやったらウケる)

ドラムソロセッション
しれっとギタボとベースが捌けたのち、ライド鳴らしながら照明が付いてドラムソロへ。
耳も目も追い付かないドラムソロから耳も目も追い付かないセッションへ。
Hatch I needのイントロと同じ空間系のエフェクトが入ったぐちゃぐちゃベースが”Patrick Vegeeツアー感”を一番引き立てる気がする。
ドラム始動のカウントは毎回ランダムでスリル満点。最後はベースとギターがやや遅れちゃってるように見えたくらいのドラム独壇場で笑っちゃった。
最後はタイトルコール「世界はファンシー!ワンツースリーフォッ!!!!」(去年観た時はセカイハファンシッだったのに、いつの間にか世界はファンシー!になってた)
14.世界はファンシー
スティック4カウントから「5,6 the world is fancy !」へ。
こちらもHatch I need同様に歌い方の遊びが利きまくってて良かった。
音数てんこ盛りなせいで3人がそれぞれ技術で殴りあってる感あって面白かった。あの鬼気迫る感じとても好き。
大サビのキメ「るるるるる」で大袈裟なくらい照明が点滅するのが最高。
15.スロウカーヴは打てない(that made me crazy)
いつの間にかイントロがベースバズーカ曲(ベースバズーカとは)になってて良かった。
ギターソロの遊びっぷりは毎回笑っちゃった(一音も正しい音に合わせないスロウカーヴのイントロ弾くやつ)
スロウカーヴ→天国と地獄→シュガーソングとビターステップのフロアのお祭り騒ぎ感もなんだかんだで好き。
16.天国と地獄
流れるようにイントロへ。逆張り×逆張りセットリストに見事に引っかかったので「こんなにわかりやすい位置にこんなにわかりやすく天国と地獄が出てくるの?!」とツアー初日に一番びっくりしたのもこのツアーの思い出。
「不意のプレゼントも」で不意にスプラッシュ連打するドラムアレンジ好きだったな(in高崎)
17.シュガーソングビターステップ
こちらも天国と地獄同様素直に出てくる感じが逆に新鮮でびっくりした思い出。
あまりにも周知の事実すぎて今更書く必要ないけど、この曲にしか出せない幸せな空気が相変わらず続いてて良かった。
そういえば年が明けてからの2本では1サビとかでドラムが「空気」を叩くやつやってなかったな(大サビは別だけど)
18.101回目プロローグ
「楽しかったです。ラスト!」から歌い出しへ。
年を越えて一番進化していたのはやっぱりこの曲。音源よりややテンポを落としているように聴こえた。そのおかげか重厚感が増してグサグサに刺さったし、間奏のクオリティの上がり方や落ちサビのアカペラも大化けしていて良かった。
落ちサビアカペラは年末のフェスでフルカラープログラムのアカペラやったところからの着想でアレンジが変わったんだろうか。
「君だけでいい 君だけでいいや こんな日を分かち合えるのは きっと拙いイメージとデタラメな運命値でしか 描き表せなァァ〜から」(太字のところでマイク外して歌唱)

ガーデンシアターのバルコニーから観ると傾斜と照明の雰囲気が相まって武道館が重なってしまうんですよね…。

Encore
MCざっくり(in東京)
斎「アンコールありがとうございます。
最近のUNISON SQUARE GARDENの目標っていうとアレなんだけど、できるだけ”当たり前にライブをやるバンドでありたい”っていうのがあって。
無理やりやろうとはしないんですけど。こんなに楽しいものを手放すわけにはいかないし、ライブの楽しさはライブでしか埋まらないからね。
今日これなかった人もいると思うし、そういう人たちが安心して戻ってこられるように当たり前にライブを続けていこうと思っています。4月には超絶怒涛にかっこいい新曲も出るので。またたくさん曲を作ってみなさんの前で演奏できたらと思います。今日はありがとうございました!」
”こんなに楽しいものを手放すわけにはいかない”がもう本当にいい言葉すぎてダメでしたね…。自分が悶々と心の中に抱えてた感情をこの言葉に化かしてもらったような気がして…。

01.carazy birthday
このMCのあとに出てくるcrazy birthdayが今までにない浸り方ができるcrazy birthdayで新しい発見だった。
正直なところこの位置にいるcrazy birthdayには若干違和感があったので、最後にしてようやく意図された光景が呑み込めたような気がしてよかった。
高崎ではアウトロで二人が中央最前部に乗り出してきてオトノバのイントロ弾きだしたのが良かった。東京ではそれぞれ上手下手に散ってのオトノバ入りでした。
02.オトノバ中間試験
良い景色過ぎた。相変わらず1年に1回必ずバンドのハイライトを担ってしまう曲なのが最高。
年を越して間奏部分が意味の分からない進化をしていて良かった。(ギターが低音刻む+ドラムの音が減る→ドラムが爆発する みたいなやつ)
(初日ここでCatch up,latencyがいないことが確定して文字通り絶望したのも今となってはいい思い出)
03.春が来てぼくら
オーケストラ同様この曲も高崎とガーデンシアターという環境で観ることができたのが何よりの幸。
歌詞すべてがドンピシャにハマって最高のアンコールラストだった。
相変わらず「今じゃなきゃわからない答がある」「間違ってないはずの未来へ向かう」の口パクベースおじさんが好きすぎた。
東京では特に落ちサビの「これまでの大切が続くように」の力の込め具合に感情を持っていかれた。

 

これはガーデンシアターf:id:tsubamenote:20220131205516j:image

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そんなこんなであっという間にPatrick Vegeeツアーが完結。色々回り道したけどとにかくお疲れ様でした。なにかと難しい時代だけど、シンプルにライブには行った方がいいですね...。
ここから対バンツアーにシングルリリース、シングルツアーと、なんだか2017年みたいな道のりが続いていくのが楽しみで楽しみで!!

Patrick Vegeeツアー セットリスト

01.Simple Simple Annecdote
02.Hatch I need
03.マーメイドスキャンダラス
04.Invisible Sensation

05.フライデイノベルス
06.カラクリカルカレ
07.Nihil Pip Viper
08.Dizzy Trickster

09.摂食ビジランテ
10.夜が揺れている
11.夏影テールライト
12.オーケストラを観にいこう
13.Phantom Joke

ドラムソロ~セッション
14.世界はファンシー
15.スロウカーヴは打てない(that made me crazy)
16.天国と地獄
17.シュガーソングとビターステップ
18.101回目のプロローグ

Encore
01.carazy birthday
02.オトノバ中間試験
03.春が来てぼくら

 

オマケいろいろ

・ツアー中のふせったー抜粋

・?

ツアー初日Catch up,latencyが楽しみすぎてウキウキ&ニチャニチャしてたのにどういうわけか行方不明になってしまったんですよね...。いづこへ...?


晦日に聴けて多少救われたものの、やっぱり生で聴きたいので今年のうちに再会したいよね...。

ということでいろんな意味でPatrick Vegeeを無事に納めた(?)ので今回はこの辺で!

お読みいただきありがとうございました。

 

川崎公演について書いたやつ

tsubamenote.hatenablog.com