つばめも

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【ライブレポート!】VIVALA ROCK2022 UNISON SQUARE GARDEN 他

かくして、またストーリーは始まる...。

ということで皆さまこんにちは。ツバメです。
今年もやっぱりフェスのUNISON SQUARE GARDENの痺れるライブの話がしたいのでブログを書いていきます。

 

転換・サウンドチェック
至極個人的なフェスの一番の楽しみがこの時間。
持ち曲を使ってサウンドチェックするのが主流な中、相変わらずセッションによる音出しが行われるのがこのバンドの特徴。
「Check Check~」と音の高低・伸縮自在にマイクチェックをしていくギターボーカルも印象的。
特に後半のドラムのカウントから始まってスラップのベースが乗っかるやつがめちゃくちゃ爽快なセッションだった。

この日復帰となったオンドラムスタカオスズキがステージに表れた際、まばらながらも暖かな拍手が起きたのが良かったな。

SE.絵の具
いつもと同じ絵の具なのに、こういう場で聴く絵の具は格別のセンスを感じてしまう。フェス特有の喧噪を一音で浄化してしまうの本当に好きすぎ。
衣装はドラムいつものパーカー、ベース見たことない黒T、ギタボ赤紫シャツ。
01.Hatch I need
絵の具の音を切り裂くようにギャクテンサヨナラの冒頭みたいな歪ませたベースジャカジャカタイムからイントロへ。
演奏も演出もツアーの時とは一味違う痺れるHatch I needだった。(スモークなし、照明の人参感なし)
一方ツアーから引き続き、歌い方と手癖は健在。”Yo Yo白くなりける”とか”あぁしかし心許なァい...”みたいなやつ。
02.世界ファンシー
多分クローズのハイハットとウィスパー気味の「ワンツースリーフォッ」からスタート。WORLDステージで世界はファンシーやるのそういう意味?
頭2曲は最新アルバムからの選曲だけどオーディエンス置いていく満々のバチバチっぷりだった。
照明は紫とオレンジ感が強めだったのが印象的。相変わらず落ちサビ手前の点滅が激しすぎて好きだし、落ちサビベースおじさんの右腕クイクイが謎すぎてウケる。
03.シュガーソングビターステップ
世界はファンシーアウトロでヘッドホン装着→同期音のタイミングはかってイントロへ。
置きざり感満点の2曲を終えて出てきたシュガーソングだったので急に目の前の全人類が跳びはねだして面白かった。
印象的だったのは1サビのドラム。スネアのタイミングがズレてくるアレンジ?で未知なるシュガーソングとビターステップになってて良かった。
ドラムの人何度か立ち上がって天にスティック突き刺してたりしてて良かった。

演奏を終えると元気よくUNISON SQUARE GARDENです!!!」と一言。
案の定ここで流れが切れることなくピアノの音が鳴り始め...。
04.mix juiceいうとおり
これまで色んな曲に不意打ちされてきたけど、この曲に不意を突かれるのが一番気持ちがいいかもしれないなとなる使い方のmix juiceのいうとおり。
夢中になって浸っていたのであんまり記憶がないけど、久々のライブ(それもこういう文脈)で聴く”今日までの感情が明日を作るから イライラも後悔もまるごとミックスジュース”、いい歌詞すぎる。
1~3曲目はある意味あいさつ代わりみたいな流れだったので、ここから先どうなってしまうのかと興奮しっぱなしだった。
05.ライドオンタイム
mix juiceを終えるとドラムが立ち上がってギタボをスティックで指し、
「Ladies and Gentlemen Ride on time!!!」からやりたい放題のライドオンタイムへ。
ドラム:フード、ベース:V字開脚で倒れたり起き上がったり(パンダみ)、ギタボ:歌う
↑こんな感じだったのに2Bでドラムとベースが向かい合ってるのズルだよね~。
一番良かったのは”ミラーボール手玉に取って”でミラーボールがキラキラに照らされていたところ、本当に綺麗だったな~(素直)
地味にベボベへライドオンタイムのお返しにもなっていて良かった。
06.セッション~10% roll, 10% romance
ライドオンタイムを終えてギタボとベースが水を飲む間にドラムソロがスタート。
リズムの基盤は10%のAメロのドラムで、そこにウォーキングベースが乗っかってカポ1のギターパートに繋がって入っていく感じの雰囲気(精一杯の言語化
本当に楽しい&ぶち上がりのセッションだった。毎回これがいいシリーズの仲間入りです。
シュガーソング、mix juice、ライドオンタイムから10%と無限に高速ポップが飛び出し続けてオマケにこの位置の10%で背後にあからさまにkaleido proud fiestaが隠されていると、今日どこまで行っちゃうんだ???みたいな感情になってしまう。
07.kaleido proud fiesta
10%ラスサビ後半の勢いの中でもしっかりヘッドホンおじさんとの連係プレーでヘッドフォン装着。
同期音のタイミングを計りながらの歌い出しだったけど音響のせいなのか若干イントロが同期とギターでズレてたような?(耳が雑なので確証無し)
それでも歌い出しから全ての音がキラキラしてたしそれを際立たせるかのようにカラフルな照明が光り続けてて本当に良かったな。完全に救われてしまうタイプの曲。2022年祝祭の年すぎ。
聴く側の感覚としても、演奏してる向こう側の雰囲気も”新曲感”があったが、これがツアーを経て大化けしていく本当に恐ろしいし何よりホールツアーで目玉曲になるの楽しみすぎて...。

08.春が来てぼくら
最後はドラムとギターが顔を見合わせてタイミングを計って「最後の曲です。」とこの日二言目の言葉を挟んでイントロへ。見つめ合う瞬間良すぎだし、全てを包み込んでしまうあのイントロありがとうすぎた。
昨年同様、春が来てぼくらで締めくくられるのがこのバンドなりのVIVALA ROCKへの愛の伝え方なんだなという感じがして心に来てしまう。
依然逆境の音楽フェス、1週間程度とはいえ活動が止まってしまったバンド、そういうものを踏まえた上で浴びせられる”間違ってないはずの未来へ向かう””今じゃなきゃわからない答がある””ちゃんとこの足が選んだ答だから 見守ってて”なんですよね。
落ちサビ前半はいつも以上に抑えめのトーンで歌って”これまでの大切が続くように”でフルパワーになるのも良すぎた。いつも同じ歌詞のとこで渾身の口パクするベースの人好きすぎます。

圧巻の40分8曲ぶっ続け。終わった後SKY-HI待ちでユニゾン見てたであろう格好の人たちから「MCないんだね」とか「すごいね」みたいな声が聞こえて来てこっちまで誇らしくなっちゃうところまで”フェスだな~”って感じで良かった。
ビバラの環境大好きすぎるのでぜひまた来年もよろしくお願いします。

 

VIVALA ROCK2022 WORLD STAGE UNISON SQUARE GARDENセットリスト
SE.絵の具

01.Hatch I need
02.世界はファンシー
03.シュガーソングとビターステップ
04.mix juiceのいうとおり
05.ライドオンタイム
06.セッション~10% roll, 10% romance
07.kaleido proud fiesta
08.春が来てぼくら

 

 

オマケ~秋山黄色が良かった話~

この日のもうひとつの楽しみは秋山黄色を観ることだった。
純粋に曲が好きだし、彼のやりたい放題なステージングは去年JAPAN JAMで一度観て普通に好き~~となっていた。(斎藤宏介さんが昔の自分を重ねちゃうみたいなことを言ってたのがちょっとわかる)
最近になってベースのサポートで藤本ひかりさん(ex.赤い公園)を迎え、その形態でのライブをひと目見たいと願っていたので良い機会に恵まれた。

最新アルバム中心にアイデンティティやとうこうのはてを織り交ぜた7曲のアクトだったが、やはりステージングが魅力的すぎた。
BE:FIRST待ちで朝から盛況だったスタンドにむかって「みんな光るもの持ってるけど俺のライブでは決まりごととかないから存分に光らせてよ」とか「俺がやってる時は全員俺の客だから」とか煽りなように聞こえても、本質的には全部優しさで出来上がった言葉なのが愛すぎ。
中でもとうこうのはて前の「新しい推しが見つかって良かったなァ!俺が噂の!秋山黄色だ!!」が好きすぎて好きすぎて…。

普段はMC(スタンスの言語化)が一切ないUNISON SQUARE GARDENのライブばっかり見てるから、こういう自分のスタンスを懇切丁寧に説明してくれた上で熱量MAXに振り切ったライブの刺激にやられてしまった。

そして藤本ひかりさんは何も変わらずあのベースと自由自在なプレイスタンスでデカい音鳴らしまくってて最高にカッコよかった。
秋山黄色→Base Ball Bearの順だったので藤本ひかりさんが去ったあとにベボベの1曲目すべては君のせいでで小出さんの(津野さんの)ギターがスクリーンにドアップになったの本当にズルかったな。

ベボベも相変わらずのスマートな演奏力とお茶目なMCでおだやか~~な気持ちで眺められて心地よかった。
年々好きな音楽が増えていって、こういう場で得られる喜びが増えているのが本当に楽しいし幸せだな~となります。

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2度目になるけどVIVALA ROCK来年もよろしくね。

とことで今回はこの辺で。お読みいただきありありがとうございました。