つばめも

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【ライブレポート!】DIALOGUE+ LIVE TOUR2021 DIALOGUE+1

みなさんこんにちは。ツバメです。

今回はDIALOGUE+のライブレポートなるものを書いていきます。
DIALOGUE+、ちょこちょこ映像では観ていたけど生での目撃は初めてでした。
てなわけで、アルバムの感想書いた時みたいな”1周目”視点がつよいかもです。
8人とバンドを見ようとするとどう足掻いても目も耳も身体も足りないのでだいぶ稚拙な雰囲気になってますが、ご容赦ください。

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声優ライブ(アイドルライブ?)特有の謎の「うわ~オタクたくさんいる~...」って感じの空気感を久々に味わいながら入場&開演。

01.かいかいせんげん
「OPの映像からSincere Graceに行くんだろうな~」という雰囲気を華麗にかわしていくセットリスト構成が憎たらしくなる1曲目。
メンバーは2人ごとにステージ中央から登場。ビビットな衣装と照明の華やかさがよかったよね。
筆者この曲を知らなかったので「なんか知らん曲はじまった?!」って感じで楽しんでました、今までざっくりしか追ってなかったのでね…。
のちのSincere Graceの使い方を見てると、このツアーで伝えたいのはアルバムの骨子である「Sincere Grace~透明できれい」より、「~Sincere Graceに至る今まで~透明できれい」みたいなことなのかなぁ~ともなったよね。Sincere Graceの大事さがよくわかるセットリストだった。
02.夏の花火
ようこそ~~みたいな流れでイントロへ。この日通して永遠にバンドの音(特にシンセ)が爆音オブ爆音で良かった。(身のためにも耳栓必須って書いちゃうレベルで音がデカかった)
火花が弾け飛ぶ派手めな演出が大正解なのも良かった。
歌の面でいうと終盤の「君とまた会う時には続きから始められるかな」の村上さん宮原さんの声量でブチ抜けていく感じのとこが一番好き。
もうみんな知ってるから書く必要ないだろうけど稗田さんの歌、つよすぎ。
冒頭の雰囲気だけでいうとBee Side Sea Sideのリトルタイムストップ~セク×カラ×シソンズールに近いかも(フォロワー5人にしか伝わらない感想シリーズ)

・ここで暗転。今日はよろしくお願いしますみたいなMC(完全にうろ覚え)から3曲目。
03.ドラマティックピース!!
純情、轟きがち...。
この日通して本当に本当に守屋享香さんが圧倒してました。マジでMVP。
映像だけだと視点が固定される分、得られるものも限られてしまうので、この発見があっただけでも来て良かったなって思えた(映像があるのは大変ありがたいけどね、自分の目で観るって大事)
あとギターソロも良かった。かわいい女の子たち観に来てるのに都度都度かっこいいバンドマンに視線奪われるのマジでなに?
赤い照明に包まれるドラマティックピース!!の”小粋でいたいじゃん” 、『みたか津野ちゃん。叶ったぞ。』になりましたね...(某小生...がよく喋るやつ2021年8月より)
04.
リニアブルーを聴きながらみたいな冒頭のドカドカドラムからイントロへ。ハイハットのキメが楽しすぎて良かった。マジでいい曲。
前の曲が暗めで激しい照明だったのもあってか、サビで会場が明るくなった時の支配力がすごかった。
この曲でも「限界突破地点まで~」とか「形成大逆転さえ~」の守屋さんのぶち抜き方が良かったよね。エースの人じゃんこれ、ってなるやつ。
いくらなんでもキャリアと持ち札の数が違いすぎるので、あんまりPの本業バンドのセットリストと重ね合わせるのもアレだけど、カップリング普通にやってくれるの嬉しいよね。
05.I my me mind
流れるようにフォーメーションが2人×4列のアレに変わって歌い出しへ。マジでいい曲。
一番良かったのは1サビ直前のシュガーソングとビターステップみたいなドラムのとこでドラムがピンスポになるところ。オンドラムスヒロユキスズキ、本当にカッコよかった。(バンドマンに視線を奪われる定期)
ここの3曲のセクションは飯塚さんの鬼気迫るステージングも良かった。
音源だと飯塚さん緒方さんの声の対照性みたいなものがよくわかるんだけど、ライブだと逆に緒方さん飯塚さんに負けじと声が突き刺さってくる感じに聞こえて良かった。いい意味でのギャップで良かったな。

06.イントロアレンジアイガッテ♡ランテ
暗転+給水タイムをベースのイントロアレンジで繋いでアイガッテ♡ランテへ。
繋ぎ部分のベースの音がめちゃめちゃBIG MUFF(エフェクターの名前)だな~と思っていたら終演後Ba二村さんがツイッターに上げてたエフェクターボードにBIG MUFFがあって答え合わせできたのが地味によかった。
…何も伝わってない皆さんすみません。YouTubeとかで「ベース BIG MUFF」って入れて出てくる動画見ると「あ~~」ってなるかもしれません。(?)
肝心の曲は視界の情報量が多すぎて笑った。
アルバムの感想書いた時に「ピテカントロプスの生い立ち難し~」のところの振りがジワるって書いたけどあの振り1番にもあるんですね、知らなかった。
案の定も案の定だけど、"wake up one more time!"鷹村さんのゾーンに入ってる感が良かったよね。
前3曲がストレートにぶん殴ってくるタイプの曲(言い方)だったので、一回空気感をリセットする変化球タイプの曲を投げてくるのがめちゃめちゃPのセットリスト感あった。(UNISON SQUARE GARDENでいうとモロにフィクションフリーククライシスの役割)
07.あやふわアスタリスク
アイガッテ♡ランテから流れるようにフォーメーションが変わって歌い出しへ。この曲がこういう飛び出し方するの意外だったな。
音源以上にバンドサウンド(主にドラムとシンセ)がガツガツ前に出てくる感じで良かった。
特に良かったのは落ちサビの村上さん、他の曲でもそうだけどこういう感情の色付けがめちゃめちゃお上手。
でもなんだかんだ最終的に「歯がゆいまま夜になって~」の宮原さんの爆発で全部持って行っちゃうのズル。

08.セッション~謎解きはキスのあとで
メンバーが捌けるとリズム隊のセッションへ。ライブ中に音が途切れる時間が最小限になるよう各所にセッション詰め込む凝り方(隙間恐怖症?)がやっぱり好き。
初見でも「お?もしかして?」となるセッションの匂わせ感も好き、光輝くようなギターの音が入って確信に至り、傘を持った8人が再登場して完全神曲へ。
1サビの宮原さんが若干苦しそうで、やっぱ歌うのむずかしい曲なんだろうなって思ったけどDメロ以降怒涛の盛り返しでカタルシスが良かった。”雨も上がった”で傘下ろすのいいよね。あとやっぱり彼女の歌い方、めちゃ櫻井翔さん(本当に伝わらない感想)
一方それもあってか内山さんは安定感あって良かった。この二人の声の相性抜群すぎて一生聴いてたい曲。

・ここでMC。新衣装です~~最後までよろしくお願いします~~みたいなやつ(完全にうろ覚え)

09.プライベイト
シャボン玉演出がめちゃくちゃマッチしててよかった。
みんな大好きスラップベースが案の定よかった。あとやっぱりパスピエ大胡田さんの書く詞の独特のワードチョイスと押韻がツボだなと再確認。
曲調的にここから聴かせる系のセクション始まるのかな~と思っていたら全然真逆の方向に飛びさって笑ったよね。
10.ガガピーガガ
スクリーンに謎の映像が映し出され鷹村さんの「新曲やります。ガガピーガガ」から謎のイントロへ。
謎のイントロだったのに始まってみると「初めて聴くのになんか知ってる曲来た」みたいな謎の感覚に包まれてウケた。
Nihil Pip Viperとか特者生存ワンダラダーみたいな"2021年の曲"感が強かったも?(初めて聴く曲なのにキメの位置を第六感で察知するなどした)
稗田さん鷹村さん宮原さんのメインボーカルは多分8人の中でも図抜けて声量デカい人上から3人なので、案の定の筆者好み。
スクリーンに抜かれた鷹村さんが相変わらずゾーンに入ってたのと大サビで全部搔っ攫っていく稗田さん強すぎでした。
(でもはじめてだったので普通にDomestic Force!!も聴きたかった、Domestic Force!!のあとに出てくる「Ya Yaこの世に未練無し そんな人生など砂漠のごとし」よすぎない?)
11.20xx年MUEの光
ガガピーガガのガチャガチャポップ感から繋がるので親和性高かった。
相も変わらず守屋さん強かったですね...。村上さんポテンシャルの高さが存分に出てて良かった。後ろの6人の気楽に楽しんでる感も併せて楽しかった。
そして音源のイメージ通りドラムが凄すぎる曲だった。
12.おもいでしりとり
イントロのピアノが折り返してくるタイプのアレンジからスタート(フラフラでやってたやつと一緒?)
いい曲ですよね...(今まで映像で見てきた光景とイメージが一致しすぎていたせいかあんまりにパフォーマンスの記憶が消えててごめんなさい)
どっちかというとこの曲自体の配置のしかた、セットリストの組み方に意味と意義を感じられて良かったの方が強いかも(セットリストオタク)
本業バンドでもこの位置(最後のセクション行く手前の中ボス的な場所)に目玉曲置いたりしがちなので(MODE MOOD MODEツアーのオーケストラを観にいこうとかBee Sideツアーのスノウリバースとか)

この後の流れを踏まえて改めて振り返ると、この位置で”星に願いを できるだけ愛を”と歌うことにも意味があるんでしょうね。

~今が好き~(特殊演出)
星座の映像とと共に語りが入って8人の「今が好き」
いわゆる”声優イベント”っぽい声の魅せ場+次の曲への伏線とこのツアーの意義の明示みたいな仕掛けだった。
”星”がこれでもかとピックアップされてるのは色々な意味で意図がわかりやすすぎてニチャった。このユニットの文脈はやっぱり作詞田淵智也で成立してるんだなというのを再認識させられる繋がりだったのかも。
13.Sincere Grace
"星空と見間違うような綺麗な連鎖" "この今が宝物だってこと" "つまりここはゴールじゃないってこと"
この曲の流れと位置で聴くとまた一段と染み込む味わいがあった。DIALOGUE+1というアルバムのツアーセットリストの中核にこの曲がいる”大事にされてる感”めちゃめちゃ好き。
8人で円を描くように時計回りに回っていく振りと白い衣装(バレエみあった)と白い照明が印象的。ステージは明るい方が観やすくていい(それはそう) 
あと”感情曲線は大丈夫さ ちゃんと上を向いた”のとこ歌い方好き(鷹村さん宮原さんであってる?)
14.人生イージー?
アルバムの1-2曲目が引用された繋ぎ。この明け透けさはいっそ潔くて好き。
フロアの沸き上がり方見てても「待ち望まれてる曲だったんだな」ってのがよく分かったのが良かった。
この曲の稗田さん飯塚さんの八面六臂の活躍っぷり好き。
15.大冒険をよろしく
人生イージーの流れをさらに加速させるように爆速曲へ。テンションに任せて記憶なくしがち。
ここでもバックバンドが爆上がりしてて微笑ましかった(おじさんたちに視線を奪われる定期)
16.花咲く僕らのアンサーを
ここも流れるようにイントロへ。爆音で響くイントロがもたらす多幸感、特大の花丸でした…。
ここまでライブが進んだらこの曲はやらないのかなぁと思って脳の外側に放り出してたので、久々に不意をつかれてボッコボコにされる感覚を味わえて最高だった。
花咲く僕らのアンサーを、いい曲すぎる…。
曲自体もそうだし、終盤で出てきて全部が全部をハッピーエンドにしてくれる感じ、めちゃめちゃ「君の瞳に恋してない」でよかった。でもこの「予想外のタイミングで好きな曲が突然飛び出してくる感覚」でいうと似てる体験はOne roll, One romanceのツアーで誰かが忘れているかもしれない僕らに大事な001のことが飛び出してきた時のそれかも。どっちもいい曲〜。(UNISON SQUARE GARDENのライブは行った方がいいらしいですよ)
17.透明できれい
ピアノによるイントロアレンジから歌い出しへ。
冒頭〜のバラード感とサビの激しさが対照的で見てて面白かった(相変わらず目が足りないから感想がうすい)
当然のように1回で全てを観ることは不可能なのでいつかまたこの曲を観にいきたいよね。
そしてシンプルに13〜18曲目を歌って踊り切るスタミナと集中力がすげぇ〜って感じでした。この曲歌って踊るの大変そう~。
あとアウトロのピアノの音の残し方が好きだった。(harmonized finaleっぽかった)
18.はじめてのかくめい!
最後はアルバム同様この曲。この曲入る前の隙間のタイミングで感極まる(?)飯塚さんに歩み寄って背中をさすってた村上さんが良かったですね...。
ツアー前にライブ構成を自分なりに妄想してる時点では「透明できれいでライブが締め括られる」っていうイメージだったんだけど、いざ観てみるとやっぱり最後にもう一枚明るく突き抜ける曲がいた方が"DIALOGUE+っぽい"なという謎感情になった。
最後のブロックのハイカロリーでボリューム満点な感じも”今”の集大成感あるよね。

Encore

MCざっくり
内山さん「私にとって音楽は"やらなきゃいけないもの"でした。でもメンバーのみんなやスタッフの皆さんと日々を過ごすうちにどんどん音楽が好きになって、私にとっての"かくめい"が起きたんです」(本当にざっくり書いてるだけなので詳細は各自調べてね)
→この時の内山さんのDIALOGUE+背負ってる感と7人から託されてる感すごかった、あとセットリストの一部みたいな歌詞とリンクするMC好き。
01.好きだよ、好き。
キー下でイントロ弾いていつの間にか流れこんでくるイントロアレンジが良かった。
背後のスクリーンにはMVが映し出される演出。上述の内山さんのMCとひっくるめて、「これまで~今現在」がハッキリと映し出されていて良かった。
筆者、基本的に曲中にスクリーンへ映す映像ってその日のライブだけで良くない?派なんだけどこれだけは本当に「正解の演出だな」となりました。
余談だけど、いつも観てるロックバンドはほぼほぼアンコールでセッションやらないから余計にびっくりした。そしてアンコール2曲って構成、簡潔かつ充実してて最高。
02.ダイヤローグ+インビテーション!
稗田さん「トウキョ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~」
↑ラブソングは突然に の「イェ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~?」
という冗談はさておき圧巻のロングトーンでしたね...。すごすぎて爆笑しちゃうやつ。
最後はフォーメーションを解いて8人がステージを広々と使って歌うスタイル。上機嫌に客席を見渡す8人の表情が良かったね。
アンコールラスト特有の解放感とこの曲の騒がしさ(誉めてる)が最高だった。
最後ステージから捌けるまでの時間に客席の黄色を指さしていく稗田さんのあの雰囲気、ちょっとUNISON SQUARE GARDENのベースの人の退場の仕方が重なって笑った(フォロワー5人にしか伝わらない感想シリーズ)
と、そんな感じで90分に渡る全20曲のライブが終了。シンプルに良いライブ、良いセットリストで楽しかった。
他にもまだまだ書きたいことはあれども、なんだかんだで「また観にきたいな」と思えたのも良かった。2022年の楽しみが増えてしまったね~。

セットリスト

01.かいかいせんげん
02.夏の花火と君と青

03.ドラマティックピース!!
04.シュガーロケット
05.I my me mind

06.アイガッテ♡ランテ
07.あやふわアスタリスク
08.セッション~謎解きはキスのあとで

09.プライベイト
10.ガガピーガガ
11.20xx年MUEの光
12.おもいでしりとり

13.Sincere Grace
14.人生イージー?
15.大冒険をよろしく
16.花咲く僕らのアンサーを
17.透明できれい
18.はじめてのかくめい!

Encore
01.好きだよ、好き。
02.ダイヤローグ+インビテーション!

 

ここまでお読みいただきありがとうございました!

おまけ

※完全に余談(なぜかPatrick Vegeeツアーの話を少しだけします、ツアー本体のネタバレではないけど婉曲的なネタバレではあるのでご注意あれ)

序盤アルバムツアーっぽいセットリストじゃないのに中盤から軌道が変わってアルバムツアーっぽくなるの、本業で本来やろうとしてたアイデアの転用なのかなと思ったり思わなかったり。(マスターボリュームで始まって、最後のセクションにHatch I need~マーメイドスキャンダラスがいて、結局101回目のプロローグで終わってる...みたいな?)←これが書きたかっただけ。お付き合いいただきありがとうございました(?)