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【ライブレポート!】UNISON SQUARE GARDEN LIVE TOUR 2021-2022 Patrick Vegee @2021/11/11カルッツ川崎公演

みなさんこんにちは。ツバメです。

タイトル通り川崎公演の感想をドバドバ書く回。
僭越ながら3本目だったので初見の時の感想より複数回目の視点がつよめです、当然ながら公演内容についてもバンバンネタバレする回なのでご容赦あれ(いろいろあって前2本はブログ書けなかったのでね)

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Normalツアーに始まり、RevivalツアーSpring Spring Spring/CIDER ROAD、その間のオンラインライブやfun time ACCIDENT3を経て2021年も既に終盤。ワンマンライブを観るのも年内はこれで最後なので、今年も1年お疲れ様でしたのテンションも入れて書いていこうかなと。

ということで「食べられなくても、食べに行く」を引っ提げて東西南北を駆けずり回るツアーを1曲1曲噛み砕いていきます。

SE.絵の具
いつも通りのSEといつも通りのタイミングで入場。1曲目始まって明るくなってからわかったけどオンドラムス氏の衣装が洒落た白パーカーにアップデートされてましたね。
ベースの人は野菜T、ギタボの人は赤黒のシャツスタイルでした。

01.Simple Simple Annecdote
”全部嫌になったなんで簡単に言うなよ 全部が何かってことに気づいてないだけ 信号は変わる 星は生まれるから今日はなんとかなるぜモードでいいや”
とギター1本で弾き語るアレンジからスタート。
このアレンジはいつの間にか常套手段と化したもので、2019年のツアーBSSSのI wanna believe、夜を行くを皮切りに、オンラインライブのmix juiceのいうとおり、NormalツアーのPhantom Joke、Revival Springツアーでのシュプレヒコール~世界が終わる前に~など今年は特に頻発のアレンジ。

歌詞、テンポ感などの要素が1曲目に似合っている上に「アルバムツアー」かつ「一筋縄ではいかないセットリスト」という二項対立の落としどころ感もあるし、最近のセットリストおじさんのマインドの透け方的にも「わかる~」なセレクトだった。
あと1か月経ってなんかすでにラスサビあたりのドラムがアレンジ変わっていた気がする、いわゆる「音を食わせる(半拍ずらす的な)」アレンジになっていたようないなかったような…?
02.Hatch I need
「ようこそ!」
と流れるようにベースのイントロへ。
両サイドからスモークがモックモクに焚かれオンドラムスタカオスズキインスモーク(?)になるのが好きすぎる。
2Bから歌い方の遊びがガンガンに効いててよかった。ギター弾かないところは両手グルングルンでしたね。
たしかこの曲の落ちサビの照明が完全に人参カラーで笑った記憶。
03.マーメイドスキャンダラス
流れるように「I need ”Hatchマーメ”イドの...」と切り込んだ。
この日は上の方から観ていたので斎藤さんの手元足元の忙しさをひたすら追っていた。
歌からリフに入るタイミングのエフェクターの踏み変え、サビ折り返し部分<耳鳴りがしそうなんだよ/微塵も感じないんだよ>の細かすぎるコードチェンジ等々相変わらすごい。
間奏部分のマーメイドを連想するような海の底っぽいブルーの照明も好き。みんな大好き2Bの爆ドラムももちろん大好きです。
アルバム曲かつ、この1年やり続けてた曲というわけでもないのに安定感抜群でなので絶対に「ツアーでしかやらないアルバム曲」の箱に入れてほしくないのです、何卒...
あれだけ「みんなの思い通りにはいかない」みたいな前触れが出ていたツアーだったのでまさかこの枚数コール繋ぎがそのまま素直に飛び出してくるとは思わないよね。1周回って裏の裏は表案件(そしてこのツアーこれが何回か続く笑)
04.Invisible Sensation
さらに流れを殺すことなく”高らかな”歌い出しに飛び込んでいく仕掛け。待ってましたとばかりに白いピンスポがギタボを捉える瞬間が好き。
マーメイドスキャンダラスに引き続きギタボ始まりの曲が並ぶになる構成は意外とレアな気がする。
気が付けばこの曲もリリースから4年。リニアブルーや桜のあと等々に匹敵する、色褪せない輝きを保ち続けるタイプのシングルに育った感があって笑顔になっちゃう。
セットリストに置かれた理由はやはり「生きてほしい」のメッセージだろうか。この辺りは2020年モードの延長線に存在している2021年のPatrick Vegeeツアー感が強い。時代が変わってセットリストの組み方も言葉の響き方も変わるのが音楽の面白ポイント。

MCざっくり
斎「Patrick Vegeeツアーへようこそ。UNISON SQUARE GARDENです。
最後まで楽しんでいってください!」
この時点でちょっと声がかすれてたような感じがして不安がよぎったけど、歌が始まると不安は彼方に吹き飛ばされたので安心した。
MC後カポ2のチューニングを確かめるようにアルペジオ弾いて次の曲へ。
05.フライデイノベルス
MCを挟んでアルバムツアーを待ち焦がれた思いが重なるかのように”Friday 君を待ってる時間...”の歌い出しへ。歌い出しと落ちサビのロータムが気持ち良すぎだし、2サビ入りのグリッサンド(ベースの弦ブンッてスライドするやつ)がいつ聴いても好き(低音大好き芸人)
MCで「Patrick Vegeeツアー」の名前を出しておいて、そこから始まるセクションに1曲もアルバム曲がないの本当に歪んでて良い。
”君を待ってる時間”をこの位置で歌うことに意味があるんだろうというのは大前提として、”うさぎさん”もこのツアーに似合ってしまうフレーズの一つなのがウケる。
時間が経ってセットリストを解読していくにつれて、最後の曲へ向けて”今日も今日とて1ページ目””曲がり角見覚えのある足音”と新しいページへの伏線を張っている意図があるのかなぁなんて思ったりした。
あと、オンラインライブと同じ使い方はしばらくやらないんだろうなって勝手に思ってたけど、全然そんなことなかったね。
06.カラクカルカレ
フライデイノベルスの最後の音を残しながらカポを剝ぎ取りつつ、エフェクターを踏んで歪んだ音へ。この音が移ろう瞬間とても好き。青白赤のガンギマリ照明も最高だったわね。
このバンドの持ち曲としては珍しく、ベースのコーラスがないので常にあっちこっちへお散歩状態なのが良。2Bドラム盛りこみがちなの大好きだし、2サビドラムと向き合ってベケベケ弾いてるとこも大好き。
ステージ上後方にあるライトが7本だったのを見て「世界は七色になるやつ!?」になったのオタクすぎた。
選曲の由来は”めちゃくちゃ”≒”ぐちゃっと”的な?あるいは”君を待ってる時間”→”かなりの時間忘れてたが なんか完全に疼きだした”とか?
フライデイノベルスに引き続きこの曲も昨年の配信ライブと似たような使い方。後ろに最新曲が来る流れの雰囲気も込みでftHOそっくりよね。

07.Nihil Pip Viper
「新曲!」からイントロのギターへ。イントロのバッキングに合わせてガチャガチャ感満載のポップなライトが回転して点滅していくのが印象的。
Bメロ(愛嬌ダンスすら~)のチャカチャカしたギターに合わせて刻まれるドラムのリムショット(?)が良かった。涼しい顔でこの音数操ってるの本当にすごい。
前もツイッターに書いたけど「等身大のlife gose onででっかく生きようぜ make me hazy この際」の流れ好き。
「久々に無責任な曲が出せる」の言葉があったように、セットリストに置ける立ち位置的にもかなり気軽なポジションにいるのが特徴か。前後どちらも色んな繋ぎができそうなので、今後どういう使い方していくのかとても楽しみ。
08.Dizzy Trickster
ハイハット4カウントから流れるようにイントロへ。
白いライトに包まれるスリーピースロックバンドUNISON SQUARE GARDENが鳴らすDizzy Trickster、完全にモノクロでロックンロールを説明してて大好き。個人的にはここがこのツアーセトリで一番好きなところ。
曲が進むにつれてオンドラムスタカオスズキの表情がどんどんエモーショナルに色付いていって本当に良かった。
最後は「サンキュー!」で締めて暗転。
選曲の由来は”ぐちゃぐちゃのまんまの希望”≒”なんかグチャっとしてるんだよな”や1年越しのツアーでこそ意味が重くなる”席はちゃんと空けておくから””1年経ったらとうに昇華...そんな軽口は(以下略)”といったところではないか。前々から期待しまくりな曲だったので本当に本当にこの曲聴けて良かった。
次の曲とは「上手に準備された/万人が煽るユートピア」の繋ぎかしら。

09.摂食ビジランテ
暗転を挟んで暗闇からギターリフが鳴る感じの入り。
激しい赤の照明とフラッシュが鮮烈な残像になる演出がインパクト大の演出だった。
Revival CIDER ROADツアーのカウンターアイデンティティのような逆光気味のライティングで曲の妖しげな雰囲気が倍増していて良かった。
上の階の客席だと光の点滅加減などが鮮やかに観られて良かった。上方からの定点カメラだけでMV一本いけませんか?
10.夜が揺れている
摂食ビジランテの残した重たげな雰囲気をそのまま引きずり込んで入る歌い出しの「ハァーー」がとても好き。
青や水色と、寒色系のライトが揺らいでいるのが洒落てて好き。2番に入ると色が抜けて白に変化するのもこの日初めて気が付いた面白ポイント。
MMMEの頃も凄かったけど、今の歌の表現力とドラム力で演奏する夜が揺れているの分厚さは圧巻のもの。
最近の曲だと、こういうどうしようもないくらい暗いテンションでミドルテンポの曲が全然出てこなくなっちゃったから、いつかまた作ってほしいなぁとも思った。
サラッとMMMEって書いたけど本当に静謐甘美秋暮抒情→夜が揺れていると雰囲気一緒でみんなびっくりしたよね?そうでもない?
MMMツアーと⇔MMMEツアーの対称性とMODE MOOD MODE⇔Patrick Vegeeの対称性を考えたら似たような構成になるのも一理あるかなとも思うけど、シンプルに雰囲気で繋がってるような気もするし真の意図は測りかねるところ。

11.夏影テールライト
前2曲の雰囲気をそのまま生かすように静かめのカウントからイントロへ。
切なげなオレンジがかった照明と夜っぽい紫が印象的。最初の部分のオレンジ照明が5分後のスターダスト感すごかった(伝わらない)
相変わらずサビのコーラスが美。でもコーラスがある分サビのギター絞られがちなのがちょっと寂しい。
前の曲で”夏の花火と君が嫌いだよ”とか言いつつ”君の声を聴いて始まるこの季節を好きでいたい”と繋がるツンデレ繋ぎ(このあとさらに情緒不安定になる)
12.オーケストラを観にいこう
暗転からライブ用の特殊イントロが始まり、このツアー1番のビックリ箱ゾーンの12-13曲目へ。
2018,19年のMMM,MMMEツアーの情景がそのまま蘇るかのようなオレンジバックの照明演出だった。どの部分か忘れたけどミントグリーンっぽい色で照らされてたのも好き。

一番良かったのはラスサビのドラムアレンジ。「この心の高鳴りに~」あたりはスネアの音を弱めたり抜いたりしつつ「嘘なんかありっこないけど」で徐々に爆発させていくクレッシェンドのドラマティック感が最高。
あと毎回2サビのベースが解放弦になるところ(大合唱で~)でベースの人がバンザイしてて笑っちゃうし、落ちサビの3人がスポットライト当たる場面で一人だけ枠外に飛び出して天井と交信してて笑顔になっちゃう。
このツアー二度目の「MMME!?」ポイント(?)
”この季節を好きでいたい”と夏影を引きずって夏(30度を超えた日曜)曲であるオーケストラへ。この心の高鳴りに”嘘”なんかありっこないけど と青春ラブコメなストーリーを展開するかと思いきや、ここから繋がる曲は嘘にまみれきる情緒不安定仕様。
13.Phantom Joke
壮大なオーケストラの暗転〆の余韻を残す暇を与えずにPhantom Jokeのイントロへ突っ込んでいった。何回聴いても拍手にイントロのカウントがかき消されてシンバルの音が1個しか聞こえてこないのウケるし、セトリおじさんこういうの好きそ~~ってなる繋ぎだった。(初見爆笑した)

最初に見た時はギターソロの背景の照明が1発目のオンラインライブの時のような荒ぶり方していたけどいつの間にか無くなってた。
代わりに落ちサビの演出がめちゃめちゃ進化していて、
今まで「ギター頭上ピンスポ→ドラム頭上ピンスポ→下手から照らす」の流れだったのが、「ギターベースそれぞれの前から光が当たって背面に3人の影が写されるスタイル」になっていた。めっちゃめちゃ良かったのでぜひそのうちお写真で上がってほしい。
締めくくりは3人がそれぞれの楽器をガシャガシャ鳴らして余韻多めのスタイル。最後の一音がキメになるタイプの曲でこういう締め方するのなかなかレアな気がする。
情緒不安定歌詞リレー(?)のアンカー。2020-2021年のUNISON SQUARE GARDENが戦った曲の代表として、「ここまでの曲になったぞ」と意地で魅せつけるかのようなPhantom Jokeの使い方だった。
短いライブでドラムの叩き方が強くなるっぽいって話をこのブログで今年3回くらい書いてるけど、このツアーもそれらと同じような強度に感じてよかった。
どうでもいいけど今年たくさん聴いたからドラム叩けないのにドラムのフレーズ歌えそうなくらいめちゃめちゃ頭に染み込んでしまった。笑

ドラムソロ~セッション~
Phantom Joke後の暗転を終えるとタイトルコールなしでいつの間にかドラムソロへ。ヌルっとドラムソロが始まるのに説得力満点のソロでいつの間にか夢中になって見入っちゃうのが良い。
相変わらずのド迫力ド手数だけど、今回はスティック叩く空白があるせいか、いつも以上に物語性があるような展開になってるような気がした。

ヌルっと2人が合流して始まるセッションはHatch I needのイントロで踏んでる空間系のエフェクトがかかったベースのソロと、こちらも空間系のエフェクトがギュインギュインにかかってるピロピロギターソロ。ベースソロのエフェクトはHatch I needの時より強めに感じたんだけど、どっかのタイミングでエフェクターいじってるのかね?
終盤2や5などドラムの指揮に呼応してその分のキメが入る謎にスリリングな部分があって楽しい。カウントされる数字はおそらくランダムっぽい。

最後はタイトルコール「世界はファンシー ワンツースリーフォッ!!!!」でスティック4カウント。
14.世界ファンシー
いつの間にか進化していたカウントが本当に良かった。
暗いステージに怪しげな照明、Bメロからはまたしてもスモークがモクモクで隠れるオンドラムスが良かった。
BPMの積み上げ方も相当なもので本当に忙しない曲だった。「きっと単純に終わり迎えたら~」直後のギターのとこが一番大変そう。
2Aはギタボ接近イベント(?)タイムなのでこの日も大接近してた。
最後は「fancy is lonely」の裏でカウントが始まり次の曲へ。
15.スロウカーヴは打てない(that made me crazy)
Normalツアーと同様フロアが明るくなって思い思いのノリ方してるフロアが晒されるのが好きすぎる定期。
イントロのベースがバズーカっぽくなったのこの曲だったっけね?
毎回アレンジが変わるギター部分は場違いハミングバードのソロっぽいギターのピロピロでよかった。
曲の使い方的にはNormalツアーと全く同じだったのがビックリ。これまでのワンマンで同じ曲を同じ使い方(曲順)で被せてくるのってなかなかレアですよね。場違いとかシュガーソング辺りの曲でなら何度かあったけど。
16.天国地獄
お馴染みのロータムからギターリフの流れへ。フェスやイベント、単発のワンマンなんかでは頻繁に演奏されているこの曲だけどワンマンツアーで固定曲になるのはプログラムcontinued以来らしい、マジで?(Dr.IzzyとOne rollで日替わり枠だったりしたけどね)
それも相まってのことか、歓声なんて聴こえないのに会場の「キター!」感が伝播してきて良かった。相変わらずベースの人の足上げとステップが健在で笑顔になった。
初見時「絶対Catch up,latencyに素直に繋がらないんだろうな、でも何に繋ぐんだろうな」の逡巡を蹴破ってきた天国と地獄→シュガーソングとビターステップには本当にびっくりしましたね...。
16-17のセレクトは、とにもかくにも「UNISON SQUARE GARDENのライブってこういう感じだよ」ってのを再確認させたいがためのものに見える。≪時代が変わってやることが変わった≫の象徴点でしょうかね。
どうでもいいけど白い壁に投げつけられるトマトがPatrick Vegee要素かもしれない…?

17.シュガーソングとビターステップ
天国と地獄アウトロでヘッドホン装着してシュガーソングとビターステップへ。
Aメロで相変わらず上手がベースの人に襲撃される光景を観て笑顔になるし、今回もまたドラムが左手で「空気」をひたすら叩く時間があって謎だった笑
相変わらずみんなに愛されてしまっている曲なので、演奏終了後の暖かすぎる拍手喝采の時間が良かった。斎藤さんの嬉しそうな顔も良かったわよ。
この日の会場、上の階はめちゃめちゃ揺れる設計だったのでここ2曲の縦揺れゾーン本当に酔いそうだった&このまま床抜けて死なないか怖かった笑
この曲の説得力ゆえ書くまでもないけど、ここに置かれた意味はInvisible Sensation「生きてほしい」と同様に「生きてく理由をそこに映し出せ」の意味の重さなんだろうなぁ。
18.101プロローグ
「ラスト!」から歌い出しへ。
歌い出し直前からベースパートに入るまでのベースおじさんの浸り顔も良かった(完全に「推し尊い~」ってなってる時のオタクのそれだった)
長い曲ゆえたくさん好きなところが出てくるのでざっくり書いていくと以下。
・1サビ冒頭ドラムが左足のキックと左手のシンバルくらいしか音出してないシンプル感。
・2B(だから嘯いてでも遊んでいたい)後の転調と「数え切れぬ星を通過してきたよ~」の重たい雰囲気。
・「雨が降ってもおでかけ よろしくね はじまりだよ」のロングトーンとそこからのラスボスギターソロ(「間奏来るぞ...」って身構えて完璧に決まった時のうれしさ)
・落ちサビアカペラ。言うまでもない。
・「世界は七色になる」照明、7本の照明が虹になるの良すぎる(七色の照明に弱すぎる人)
などなど。既に進化しまくってるけどツアーが終わるころにはもっと凄い領域までもっていくんだろうなという期待もやまない。
当たり前のように感じてしまうのでつい忘れがちだけど、シンプルにこの曲が最後に構えているのもこのツアーセトリの好きなところ。
完全に余談だけど七色照明の赤の部分が赤じゃなくてピンクなの面白かった、曲名の色付けがピンクなのはそのせい(笑)

Encore
MCざっくり
斎「去年の10月にアルバムを出して1年越しのツアーです。その間4本もツアーやって、知り合いのミュージシャンにそれを言ったら失笑されましたけど(笑)
そんな感じのことをやってきました。

みんな知らないかもしれないけど同じセットリストで周っているので、ライブを重ねることで曲への理解が高まっていくのがいいですね。
色々なご意見があるのはわかってますが、今日来てくれた人、それ以外の今はやめておくかって人がいつでもまた戻ってこれるようにできるだけ当たり前にライブをやっていこうと思っています。
また新曲を作ってライブをやるので神奈川でお会いしましょう!今日はありがとうございました!」
→ツアーを経て曲への理解が深まるのわかりすぎるし新曲作ってる時のワクワクを隠し切れない感じが良かった。OrOrの時のMCでカッコイイ新曲たくさん作ってますって言ってたの思い出した(MMMのこと発表できないけど言いたくて仕方ない感じ)

01.carazy birthday
「ではアンコールいきます!」でドラムの方向いたのにドラムのフード被り待ちの時間が発生してウケた。そしてフード被ったオンドラムス、過去最大にイカの見た目してた。

相変わらずはっちゃけちゃう曲。ギターソロはベースが上手前方へ突撃してイチャイチャ、そのお返しかアウトロ~オトノバのイントロはギターが下手前方に向かっていって弾いていて良かった。その間永遠にドラムはイカしてた(ダブルミーニング)
2サビ行く直前のギターのギュイ~~~ンってやつ(多分ピッキングクラッチ)好きだったのにいつの間にかやらなくなってて寂しい。
アンコール3曲通してみると、”大正解なんだか今日は大正解”→”楽しいを答え合わせ”→”間違ってないはずの未来へ向かう””花マルだね”の構図に見えてくる。
02.オトノバ中間試験
前述の通りの状態だったので「おしまい」はなくイントロへ。
相変わらず楽しいが過ぎる曲だし「いくらなんでも都合良すぎるからあんたなんかと踊れない」でみんな踊りまくってるの良すぎた。
制限タイムの謎振り付けもキレッキレ。あと前述のイカドラマー、ずっとイカ状態だったのに、春が来てぼくら(ヘッドホン)に備えるために「追試でございましょう」の一瞬ドラムが休みになるタイミングでスッとフード脱いでヒト状態に帰ってきてヘッドホン装着待ち体制になるの職人技でした。
初見の時はCatch up,latencyがセットリストにいないことを悟って心が終わってしまい、半分呆然としながら大好きなオトノバと春が来てぼくらを聴く謎感情だったのはこのツアーと切っても切れない思い出。なんとも消化しきれない感情だった。(ベジツアーだけに?) 
でも今はもうそこの哀しみとは向き合い切ったので、
この日は無限に掌返しして「オトノバも春が来てぼくらも楽しすぎて最高~~」ってなってた笑
03.春が来てぼくら
追試に対して”ちゃんとこの足が選んだ答だから”と満点花マルの回答をするトゥルーエンドっぷりが最高。
1サビ後ギターソロ弾いて、最後音伸ばすためにギター持ち上げながら左足でエフェクター踏んで2A行ったのカッコよかった。そのあと即右足で拍取ってるのも忙しなくてよかったね。
もう何回目かわからないけど「きっと暖かな風が吹く」が良い歌詞良いメロディー良い表情すぎて良かった。
そんなこんなで心が洗われるアンコールごちそうさまでした。

本当にこの曲をこの位置で1月に聴けるの人生のご褒美すぎて楽しみすぎるんですよね...(気が早い)
あとここまで読んでいただいたみなさん、次観にいく機会があればそれまでに3月のライオン16巻を読むことを強くオススメします!!!!

そんなこんなで100分弱での通常営業ライブが終了。
待ちに待ったアルバムツアーという存在も嬉しいし、それが順調に進んでいくことでバンドの物語がようやく次の方角へ駒を進められそうなのも嬉しい。
ツアーと楽曲制作がセットなのはもう歴史が証明しているのでね。はやく新曲たくさん聴きたいね~~~。

まだ1か月半あるけど2021年もお疲れ様でした。たくさんライブやってくれたおかげで秒で11月が来てましたね...。
NormalもSpringもビバラも半年前のことなの流石に時空歪みすぎてビビっちゃう。
Revivalツアーという概念には感謝してもしきれないし、下半期は新木場でのズーカラデルとハンブレッダーズとの対バン、ftA3など後輩バンドとドンパチやりあうのを観られたのも良かったな。新木場とZeppで最後にユニゾン観られたのも良かった(良かったおじさん)
2022年はftH8(再)とかftH8.5的な感じで対バンツアーのリベンジも叶ってほしいところ。
と、願望は尽きないけれど、ひとまずはPatrick Vegeeツアーの完走を願って結びとします!
ここまでお付き合いいただきありがとうございました!

 

Patrick Vegeeツアー セットリスト

01.Simple Simple Annecdote
02.Hatch I need
03.マーメイドスキャンダラス
04.Invisible Sensation

05.フライデイノベルス
06.カラクリカルカレ
07.Nihil Pip Viper
08.Dizzy Trickster

09.摂食ビジランテ
10.夜が揺れている
11.夏影テールライト
12.オーケストラを観にいこう
13.Phantom Joke

ドラムソロ~セッション
14.世界はファンシー
15.スロウカーヴは打てない(that made me crazy)
16.天国と地獄
17.シュガーソングとビターステップ
18.101回目のプロローグ

Encore
01.carazy birthday
02.オトノバ中間試験
03.春が来てぼくら

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超どうでもいいこのツアーの楽しみのひとつがこのポスターの存在。もはや隠れミッキーを探すのと同じテンションで楽しんでいます。
それでは。