つばめも

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【ライブレポート!】Base Ball Bear Tour「LIVE IN LIVE~ I HUB YOU(Take)2~」

みなさんこんにちは。ツバメです。

今回はBase Ball Bear主催の対バンツアーでUNISON SQUARE GARDENとの対バンライブについて。あまりにも良いライブすぎたのでざっくりさらっと感想を残しておきます。
同世代な2組だけど、意外にもこの組み合わせでの対バンは初らしいですね。
叶わなかった2020年の対バンのリベンジアクトとしてのメッセージが節々に込められていたように感じた。

UNISON SQUARE GARDEN

01.サイレンインザスパ
青一色絵の具の照明から一転して赤一色につつまれてのイントロだった。
「あ~そうだよね、今日そういう日よね!」感満載のゴリゴリな幕開けで、対バン特有の緊張感とか全部吹っ飛ばす感じで気持ちよかったな。
02.10% roll, 10% romance
カポ1の曲を繋げて流れるように2カウントからスタート。
2階席から観ていたので、エンジン全開のBPMにフロアがやや置いていかれ気味だったのがよく見えて面白かった。
2サビの”もう一度やってみよう”が一度流れてしまった過去の対バンに向けての言葉に見えて良かったよね(っていう話をftH8のセットリストブログに書こうとしてたのにここで出てきちゃったやつ)
03.オリオンをなぞる
10%締めて一瞬の間を置いてイントロへ。照明が落ちたほんの数秒の間にカポが外されている早業にちょっと笑った。
この流れだとオリオンをなぞるですらゆとりあるテンポに聴こえるのがウケるよね。
アウトロのギタージャカジャカタイムで斎藤さんがステージ前方に出てきたりしてたので、「珍しいな~」と思っていたら突然ピアノの音が鳴り響き…。
04.mix juiceいうとおり
「ウオォ~~!」と天を仰いでしまうタイプの不意打ちmix juiceのいうとおり。本当にズルかったな...。
ありとあらゆる状況を包み込んでしまう”今日までの感情が明日を作るから イライラも後悔もまるごとミックスジュース”相変わらず良い歌詞すぎたな...。
去年の新木場での対バンのセットリストの組み方もそうだったけど、4曲かけてロックからポップに橋渡しする感じが性癖。(しかも今回はドポップ)
あと1Aあたりでスタッフ呼んで水飲ませてもらってたドラムには笑った。

演奏終了後はギタボとベースが給水。ドラムはドラムを叩き続けてセッションへ。
05.フィクションフリーククライシス
ドラムの上に「べ~ん、ベベッベッ(スラップ)」みたいなベースとフィクションフリーククライシスのリフみたいなギターが順々に乗っかってフィクションフリーククライシスへ。
ここから3曲アウェーなのお構いなしにひたすら我が道を突っ走っていく選曲だったのが良かった。「アウェーの対バン」だからこそ改めてわかるUNISON SQUARE GARDENの軸のブレなさが伝わって最高でしたね…。
大サビの開ける感じは照明も相まって相変わらず好き。なんだかMMMの頃思い出すセットリストだよね。
”どうか幸せなご加護がありますように~(以下略)”いい歌詞ですよね。
06.シューゲイザースピーカー
たまには素直にInvisible Sensationに繋ぐかな?と思ったらさらにコアな曲路線に舵を切っててウケた(最高)
繋げて聴くとフィクションフリーククライシスの音数の多さとシューゲイザースピーカー1Aの音数の少なさのギャップが鮮明で良かったよね。
筆者の中ではBase Ball Bearってかなり「生(と死)」を背負ってるバンドだと思っているので、この曲がここで演奏された意味がダイレクトに響いたな。
07.世界はファンシー
4カウントからイントロへ。ツアーを経ての進化が凄まじく、キレッキレな演奏で良かった。2A「ロックンロール」の巻き舌が過去最高のパンチ力で笑ったよね。
落ちサビ行く手前の点滅演出は派手すぎてウケた。
08.シュガーソングビターステップ
もはや曲に対する感想じゃないけど、イントロのドラム入る前に同期のタイミング図ってちょっとスネア鳴らすやつ好き。
さっきまで置いていかれてたフロアが全員ハッピーエンド迎えるカタルシスが良。いつも通りのすばらしさだったので特記することなし!
09.フルカラープログラム
「ラスト!」からこの曲のドラムが鳴ってまた天を仰いでしまった。確実に人の命を救う音がしていたフルカラープログラムだった。
サビで一気に七色のフルカラー照明になるのズルすぎてですね~~~~~~~。
あとギターソロ入る時ギター高く掲げながら上手に向かっていったのカッコよかった。
落ちサビはリバイバルCIDER ROADツアーでやっていたようなデクレッシェンドとクレッシェンドを使いこなすやつ。「ラストに飾られるフルカラープログラム」を生で目撃してしたのが武道館以来だったので感情の端から端までが弾け飛ぶような満たされ方をしてしまったな。
最後は斎藤さんが「次はBase Ball Bearです!」と残して退場。色褪せない圧巻のステージングだった。

UNISON SQUARE GARDEN セットリスト

01.サイレンインザスパ
02.10% roll, 10% romance
03.オリオンをなぞる
04.mix juiceのいうとおり

05.フィクションフリーククライシス
06.シューゲイザースピーカー
07.世界はファンシー
08.シュガーソングとビターステップ
09.フルカラープログラム

Base Ball Bear
01.17才
ベボベを初めて観たので「あ、知ってる曲!やさしいセットリストでうれし~」ってなってた。笑
ニゾンでも同じことが言えるけど、昔の曲が色褪せず最新のバンドのスタンスとセットリストに溶け込むのって簡単なようでめちゃめちゃ凄いし嬉しいよね。

02.DIARY KEY
最新アルバムの1曲目。17才との流れで聴くと趣きを感じる。
これも「やさしいセットリストでうれし~~」ってなった。
小出さんが津野さんのギター使ってるの見てちょっと泣いちゃったな。

03.ポラリス
UNISON SQUARE GARDENを褒め殺すMCからイントロへ。ユニゾンのスタンスをリスペクトしつつ、ちゃんと自分たちの演奏力で勝ちに来る余裕の構えがズルだったな。
そして関根嬢のボーカルがめちゃくちゃ好き。あとステージ中央でベースソロ弾いてガッツポーズしてたのかわいすぎませんでしたか????
04.不思議な夜
「うわ~ベボベだ~~」ってならざるを得ないギターのキラキラ感とリズム隊のリズミカルさが楽しかった。同じスリーピースロックバンドでも音数に対するこだわりの違いみたいなものが垣間見えて、そういうものを空気から感じられる対バンって楽しいよね。まさに不思議な夜(?)
05.shot hair
こちらもベボベきってのアンセム
心地いいメロディーとほのぼのMCでひたすら心が満たされるライブが続いててほんとに満たされたな~(この辺だいぶ記憶がかすれている)

06.プールサイダー
爽やかポップでたのしかった。ベボベ、今も昔も永遠に夏が似合うバンドであり続けているの実はめちゃくちゃすごいよな...。

07.Tabibito In The Dark
”踊れ 踊れ 何もかも忘れて”のサビが印象的。「ライブって本当にこれだけのことだよな~」とか考えながら揺れてたな。

08.十字架 YOU and I
「こういうの見たかった~~~」というようなカッティング曲。MCでユニゾンの曲の音数の多さ、カロリーの高さに恐れおののいていたけど、ベボベだってリズム隊とギターの交わりとか複雑だしめちゃくちゃロックンロールしてるよね。
09.The Cut
ギターかけたままハンドマイクでラップが始まってびっくりしたしカッコよすぎた。ベースがズルすぎるたね。「これが”グルーヴ感”ってやつですか??」ってなるような痺れるリズム隊だった。
次もう一回聴きたい度で言ったらこれがナンバーワンだったな。
10.ドラマチック
ベボベらしい曲で始まったライブが、様々な手札を見せた末にもう一回ベボベらしい曲に回帰してくるの、”ドラマチック”ですよね(?)
白い照明と明るいメロディーラインで、楽しいのにちょっと泣けちゃう感じが本当に良かった。満点すぎるライブ体験だったな。

Encore
MC
小出さん「スポーツでいうところのユニフォーム交換的な、リスペクトを込めてアレンジしました。でも斎藤くんと僕とじゃキーの打点が違うから、キーは変えてコードの美味しいところだけいただきつつ、ガチのアレンジです。」
UNISON SQUARE GARDEN!トリビュートアルバムとか出すなら読んでくれよ!(上手バックステージに向かって叫ぶ)」
これ以外にもたくさんUNISON SQUARE GARDENを褒めていてニヤニヤが止まらなかったな。小出さんの褒め言葉の数々から、小出さん自身がめちゃくちゃ音楽好きで好きでどうしようもない感じが滲み出ちゃってるのも愛おしかった。
「生きてて良かった~」って嬉しそうに言っててこっちまで幸せになっちゃったよね。
01.ライドオンタイム/UNISON SQUARE GARDEN cover
「ライドオンタイム/UNISON SQUARE GARDEN」らしい高速四つ打ち感は薄れ、ミドルテンポの歌モノっぽさが増したアレンジになっていてめちゃくちゃ良かった。
ここでもやっぱり関根さんのコーラス最高だったな~。
最後のライドオンタイム連呼するところのアレンジも好みだったし全部好きだったので一刻も早く音源化よろしくお願いします~~~~~~~~

02.祭りのあと
最後もライブアンセムでぶち上げの〆。最後までカッコよかったな。
永遠に心地いいメロディーと音楽愛が降り注いでくるライブで本当にいい時間だった。

Base Ball Bear セットリスト
01.17才
02.DIARY KEY
03.ポラリス
04.不思議な夜
05.short hair
06.プールサイダー
07.Tabibito In The Dark
08.十字架 YOU and I
09.The Cut
10.ドラマチック
Encore
01.ライドオンタイム/UNISON SQUARE GARDEN cover
02.祭りのあと

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小出さんが口に出していたこともあって、文字の通り「生きてて良かった~~~~」なっちゃうタイプの良いライブだった。
多分何年経っても「あの日のライブ良かったよな」って思い出す日が定期的に来てしまう、そんな夜だった気がする。どこまでも楽しいと幸せに埋め尽くされていたな~。

そしてこの対バンをライブハウスで浴びられたのも良かったな。(Zepp Hanedaのなんもないとこにライブハウスある感じめちゃくちゃ新木場みあった)(褒めの意です)
多分ミュージシャンはこういう夜があるから音楽を続けているんだろうし、それを目撃するために足を運んだ我々もこういう夜があるからライブに行き続けるんだろうなぁ。
だから、音楽は今日も........ってことで今回は結びとします。

お読みいただきありがとうございました!