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ライブレポート 赤い公園 SHOKA TOUR 2020 “THE PARK” ~0日目~

みなさんこんにちはこんばんは。そしてはじめましての方ははじめまして。

普段は某ユニゾンスクエアなんとかのことをメインにブログを書いているのですが、今回は赤い公園のオンラインライブについて語っていきます。

筆者の感性にブッ刺さる最高に良いライブを見せてもらったので、その感動を言語化していきます。

赤い公園見るのは今回が初めてだったので色々至らぬ点はあると思いますが、温かい目で見守ってください(ぴえんの顔文字)

 

赤い公園 SHOKA TOUR 2020 “THE PARK” ~0日目~

セットリスト

 

SE~開演

21時きっかりにスタート。地下のライブハウスへ降りていくという体験を社会的にお預け喰らってるのでこの時点で嬉しかった。ドリンクチケット渡したいわ~ってなった。(笑)

ドリンクを受け取ってフロアへ進んでいくと、ステージに設置されているスクリーンから、OPEN(配信開始)時に流れていたBGMが聞こえてきて、ライブ本編へと繋がっていく。なかなか洒落た演出だったし、なによりライブハウスでのライブ体験に主眼を置いた映像制作が最高。(あのBGMっていつも使ってるSEなんですか?)

01.ソナチネ

Mutantから始まるのかなと思っていたところを裏切るソナチネでの幕開け、最高でした。

石野さんの伸びのある歌声と3人の力強い演奏にくぎ付けになってしまった。

4人がそれぞれの音を大事に大事に出しているのが画面越しにも伝わってきて良かったな。もうライブ終盤なのかと勘違いしそうになるくらいに風格の漂うアクトだった。

「きっときっと私たちは大丈夫」というような温もりのある歌詞とそれに合わせた温かくて雄大な音の色付けが最高。

02.Mutant

1曲目聴かせるタイプの曲置いて、2曲目にアルバムの1曲目を持ってきてアルバムの世界に連れ込むタイプのセットリスト、最高ですよね。

台詞交じりのボーカリングがあざとい!ちゃんと魅力を使いこなしてて良い超えて恐ろしい。(笑)

「特別になりたかっただけなんだよ」にエコーをかけて響かすように締めながら、4カウントで次の曲への展開がよかった。

03.絶対的な関係~アウトロアレンジ

旧体制での曲が聴けると思っていなかったのでめちゃくちゃ嬉しかった。特に絶対的な関係とNOW ON AIRを狂ったように聴いてた時期があったのでここで一気にヒートアップした。

曲のトーン的にも1-2曲目でホップステップと来て、この曲のイントロで一気にジャンプした感じ。

そしてCD音源では「私たちだけの秘密」で切れるところを、もう一度イントロの演奏を挟みながら気が付いた時には絶対零度へなだれ込んでいるというスペシャルアレンジが本当に良かった。画面の前で顔ヤバくしながら「(繋ぎ)ヤバいヤバい」連呼してた。

こういう曲と曲のシームレス繋ぎ、そしてそのための原曲アレンジを聴けるのが性癖レベルで好きなのでここで一気に赤い公園にハートを掴まれた。

04.絶対零度

力強いイントロからAメロ「天と地を裏返してやれ」みたいな勢いで蹴り込んでで来るのにBメロで「息を吸って吐くことが奇跡なんだとしても」みたい優しい歌詞が出てくるバランスが絶妙。コーラスも凝ってて好き。

「当たり前の毎日が贅沢だと学んでも」なんて今の世の中ぶっ刺さりだよね。

あとラスサビ行く前のロングトーンとその裏のカウントが大好き。ラスサビのドラムの追い込みも良かったよね。

個人的に絶対的な関係→絶対零度がこのライブのハイライト。何度でも聴き返したいので円盤化か音源化して頂きたいところ...。

 

05.Beautiful

暗転が短いしMCもなく次の曲に行ったのでびっくりした。赤い公園のスタイルがイマイチつかみ切れてなかった中で、絶対的な関係→絶対零度の繋ぎと、このBeautiful~交信のセクションの進め方で一気に心を掴まれた。1時間の中で最大限の音楽をぶつけてくるセットリストが最高だった。

Beautifulはめちゃめちゃかわいくて楽しい曲だしベースの藤本さんがとにかく楽しそうでよかった。(全曲楽しそうだったけど笑)

アウトロはベースとドラムの音を残しながら津野さんがギターからピアノへ。こういう細かいところで音を止めずにライブの流れを作っていくのも好きなのでよかったな。

06.KILT OF MANTRA

ポップでかわいい曲なのに、3人になってしまった時に書いたという背景を聞いてから、筆者の中で一気に泣き曲になった曲。

アルバムの中でトリ前に置かれていたので、おいしいところに置きそうだなと思っていたが、意外と序盤での演奏だった。

ドラム×ベース×ピアノの編成になって際立つのはリズム隊の力強さ。特にメロディーラインを支えるベースがめちゃくちゃ良かった。

07.交信

ピアノと掛け合い式のコーラスが印象的な曲。

でもこの日のライブで一番良かったのは石野さんの力強さと妖艶さの融合したステージング。「THE華のあるボーカル」って感じで美しかった。

あの左右からの振り返りと共に歌う振りがかわいかったな。

旧体制の曲も自然に織り込んで来るのだから、ずっと彼女たちを見守っていた人たちも嬉しかっただろうな。

08.Yo-Ho

ドラム起点に「Yo-Ho」と曲名コールしてスタート。多彩なジャンルの曲をうまくまとめ上げる構成がお見事だし、どの曲も演奏力という土台がガッチリ固まってるから本当に楽しかった。

暗転後ドラムの4つ打ちキックだけが響き渡り次の曲へ。こういう「え?次なにくるの??」みたいなワクワクする時間、最高ですよね。

09.消えない

暗転中に再び津野さんがギターに戻り、キックが止まったところでカッティングのリフに入る。

バチくそイケてますよねこのカッティング。ギターソロもバッチバチに決まっていて爽快だった。津野米咲 is GOD...

1分前までしっとり聴かせる曲を演奏していたバンドと同じとは思えない目まぐるしい展開に振り回されるのが楽しかった。

演奏終了後はドラムで繋ぎつつ、ベースでジャンキーのリフを弾いて次の曲へ。細かいけどこういう仕掛けが最高に好き。

10.ジャンキー

今まではギターのリフに目(耳)が行ってたけど、ライブで聴くとベースラインの変態さが凄いことに気が付いた。リズム隊超強い。

4人ともノリノリで、特に石野さんのアクションがよかった。あれだけアクティブに歌ってもトーンにブレがないのが凄い。

11.最後の花

一瞬の暗転を挟み、まだまだキラーチューンで畳みかける。四つ打ち曲が続き、ヒートアップし続ける構成が楽しかった。

ここへきても石野さんのボーカルの力強さは衰え知らずどころか勢いを増していくように映った。とにかく美しさと力強さがハイレベルで共存してるボーカリングが最高。

12.夜の公園

筆者がTHE PARKで1番好きで、2020年上半期鬼リピートした曲。文字だけでこれだけ情緒的で儚くて美しい世界が創れるのが本当に凄い。

シンセ等の同期アリで聴きたかったが、バンドサウンドだけでも十二分の濃密さだった。

柵に腰掛けて歌う石野さんの画はもう美の極み。それも絵画とか彫刻的な美。このままMVにして全世界に知らしめるべきです…。ブランコに結びつけての演出だったのかな。

「私じゃだめですか」なんてあざとい歌詞歌わせるのダメすぎる(オタク特有のバカでか感情)

歌詞もサウンドもどれを取っても好きなんだけど筆者がベース出身なのでやはりベースラインの良さに肩入れしてしまう。中でも落ちサビのベースラインがドツボ。

以前この記事でも語ってるけど、この曲の登場人物は同性どうしであってほしいなって思ってるんですけどわかってもらえますかね?公式解釈だと男女感の友情と恋愛感情のすれ違いみたいな感じになってるけど。

 参考↓

tsubamenote.hatenablog.com

 

13.Chiffon girl feat. Pecori

前半の魅せ場はコーラスワークの美しさ。Pecoriさんパートをアレンジで埋めていくのも良かった。

後半は何といってもPecoriさんご本人登場。ちょっと4人の中に入っていくには場違い感すごくてシュールで笑ってしまったけど熱いアクト最高でした。

 

14.新曲(オレンジ)

暗転から「新曲やります」と一言だけ残してスタート。ここへ来てもMCしないのが意外(最高)だった。

ロックバンド全開のサウンドとポップで爽快なメロディーラインにちょっと切ない歌詞を載せるという筆者のストライクゾーンを狙いすましたかのように付いてくる曲だった。一聴目で即好きになれた。

大サビの転調も良かったしライブ向きな曲だなという印象(特にライブ終盤)。

そして1日でもはやく音源を手にしたいな~という気持ちだった。

15.凛々爛々

「凛々爛々~~~~~~~~~~~」とライブのラストスパートを匂わせる高らかな曲名コール共に曲に入っていった。

メンバー紹介とソロ回しも入っていて良かったな。

フロアまで駆使したやりたい放題のアクトで最高だった。カメラの使い方を分かりきってる落ちサビの石野理子さん最高だったね~~。

大団円感を残し、最後の曲のカウントへ。

16.Yumeutsutsu

ダメ押しの一撃はTHE PARKのラストを飾っているyumeutsutsu。

イントロのED突入感が凄かった。

この曲もパワフルなドラムとメロディーラインの周りを駆け回るようにうごめくベースが最高。もちろんギターもキレッキレでカッコいい。

「そこのけguys 私は行くよ」「予感を信じて 私を信じて」と前を向く今のバンドの決意とも取れる歌詞の応酬で締めくくる構図が美しすぎる。

まさに「美しい圧巻の近未来」の到来を予感させ、「絶景の新世界」を映し出した瞬間だったのではないだろうか。

ほとんど休憩を挟まず1時間ぶっ通しでのアクトでも16曲目まで勢いは増す一方で、このバンドにまだまだポテンシャルがあることを思い知らされた。

1時間でこんな密度の濃い満点のライブを見せてもらえるとは…という畏怖の念と純粋な楽しさが混ざり合う最高の後味でした。4人の楽しくて仕方ない感じが伝わってくる表情が、アクションが素敵だったな。

赤い公園、最高にカッコいいライブだった!

 

~総括的な~

初めて赤い公園のライブを見たが、予想以上にパワフルで純然たるロックバンドだなという印象を受けた。やはりシンプルに音楽だけが鳴っていれば、自然とライブは成立するんだなと感動した。

某スクエアガーデンにドはまりして築き上げてきた筆者のストライクゾーンにバンバン剛速球を投げ込まれている感のあるライブでめちゃくちゃ楽しかった。

MC削ってライブ時間すべて演奏に充てるところ、セットリストのストーリー性(流れ)や、曲と曲の「間」の時間の使い方に神経を注いで切れ目のないライブを作っていること、

そしてなによりステージング含めハイレベルな演奏で圧倒的に楽しいこと。

十二分に楽しませていただきました。ぜひまたライブ見てみたいし、はやく次のライブが見てみたい。曙とか紺に花もはやく聴きたいな。

新体制1発目のアルバムを引っ提げたツアーの1本目は時代に適応した形での発進となったが、きっとバンドとしても手ごたえがあったことだろう。

曲に応じて自在に色を変える”赤い公園”。次はどんな色でその景色を彩ってくれるのだろうか。この日のライブで完全にハートを掴まれてしまったので、逃さず見届けていきたい。

SHOKA TOUR 2020 “THE PARK”~0日目~が1日目を迎えられるよう祈っております。

 

それでは今回はこの辺で。お読みいただきありがとうございました。

 

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