今回は暇つぶし記事。
なんかブログを書こうと、なんとなく3年くらい前の初投稿の記事を読み返してみたら、セトリ予想というワードが一回もでてこなかったんですよ。
この頃もオリジナルのセットリスト考える遊びはけっこうやっていたんだけどね。
そこで、改めてセトリ予想そのものを語ってみようとかと思い記事を書き始めたという次第です。
引きこもり生活の暇つぶしに読んでいただけたら幸いです。
お品書き
- セトリ予想とは?
- なんでこんなことやってるの?
- よく使う概念やら法則性やら
- おわりに
- セトリ予想とは?
その名の通り。演奏曲の順番(セットリスト)を予想すること。
ライブというのは基本的にあらかじめ演奏曲から暗転やMCのタイミングというのが決まっているんです。
「自分ならこうするな」を突き詰めて、当たってても楽しいし、外れても楽しいという得しかない世界です。
- なんでこんなことやってるの?
ざっくり言えば「楽しいから、こういうのが好きだから」に尽きるんだけどそれを説明します。
僕の大好きなロックバンドUNISON SQUARE GARDENはその演奏曲の並べ方にストーリー性だったり法則性だったりを見出すことができるんですよ。
そして毎回予想もしないような展開(イントロのアレンジだったり、曲と曲を合体技のように組み合わせて演奏したりと)が仕組まれているところに魅力とか憧れを感じたわけです。
そういう凄い技を織り込みながら/もしくは織り込んだおかげか、ワンマンライブが1本の物語として味わえるのがUNISON SQUARE GARDENのワンマンの魅力の1つ。
もちろん曲が良い、演奏がすごい、パフォーマンスがド派手、顔がいいとかそういう類のカッコいいが盤石な前提条件として存在しているということがまず大事なんだけどもね。
で、上述したストーリー性だとか、法則性っていうところを踏まえて考えれば、自分でも"それっぽい"セットリストが組めるんじゃないかと思ったわけです。
存在するようで存在しない、"それっぽい"ものを創作するってオタクはみんな好きじゃないですか??pixivってサイトがあるように。
ということでこのセトリ予想もある種の二次創作だと思うんです。
プレイリスト作ってライブの妄想するだけなら自分でもできるじゃん!ってところから巡り巡ってこのブログを作るまでに至っています。
- よく使う概念やら法則性やら
セトリ予想の記事でよく使ってる概念・法則性を一度ここで整理しておこうと思います。書き手の認識と読み手の認識が違っていたらアレなので。
あと今後このブログ読んだ人の理解の助けになればという願いも込めて。
セクション
→項とか節とか部分とかを意味する言葉。そのままの意味で使ってます。
ライブって何曲か演奏して暗転して、その間にチューニングしたり給水したりしてるじゃないですか、僕は演奏~暗転までを1つのセクションとして捉えてます。
暗転の回数が少ないと演者に負担かかるし、多くても今度は観客側の集中力も削がれてしまうのでライブ作りを考える上ではかなり大事なところ。
ユニゾンに限って言えば大体1セクション3-5曲を組み合わせてライブを作っているなという印象。たまに2曲の時もあるけど。
余談だけど、バンドじゃないグループユニットのライブだと上手いことソロとかユニット曲を挟んで極力ライブが止まらないように仕掛けてありますよね。ソロ曲直後のグループ曲でいなくなったメンバーの代わりに他の人が歌唱パートカバーするやつめっちゃツボです。
セッション/アレンジ
「Dizzy Trickster~桜のあと(all quartets lead to the?)」from UNISON SQUARE GARDEN TOUR 2018 MODE MOOD MODE
動画開始~1分25秒あたりまでのことって言えば大体伝わるかな。
イントロ、アウトロをいじってCD音源にない音楽を浴びることができるのがライブの醍醐味よね。バンドのセンスがこれでもかと発揮されるポイントなので最高オブ最高。
ここまでは一般的にも通じそうな話だったけど、ここからはこのブログでしか伝わらないような話。
「2曲目枠/揺さぶり枠」
→ワンマンライブの2曲目もしくは2,3曲目にシングルやアルバムリード曲などのパワーのある曲を置くスタイルのこと。最近ではほぼ恒例になっている曲の使い方。
直近のライブで温存されていた曲や前のツアーでアンコール含めた終盤に起用された曲がこの枠に回ってくることが多いのが特徴。
なんかうまいことネーミングしたいけど収まりいい言葉ないかしら笑
(例)
➀Dr.Izzyツアー→3曲目場違いハミングバード
場違いハミングバードはDr.Izzyの前のツアーであるプログラムcontinuedツアーや武道館ワンマン、その前のCITSツアーでライブ終盤に演奏されていた。
②One roll, One romanceツアー→2曲目徹頭徹尾夜な夜なドライブ
そのDr.Izzyツアーで本編ラストとなる19曲目(稀に17曲目)で演奏されていた徹頭徹尾夜な夜なドライブが2曲目に起用される。
ちなみにこのツアーでは場違いハミングバードがセトリから外されている。
③MMMツアー→2曲目フルカラープログラム、3曲目シュガーソングとビターステップ
One rollツアーの前に行われていたftH6で終盤のセッションとセットで演奏されたフルカラープログラムが2曲目に置かれる。
シュガーソングとビターステップはプログラムcontinuedツアーで17、Dr.Izzyで16、One rollで17曲目とほぼ3年間ワンマンの終盤に演奏される曲になっていた。
↓MMMツアーは本当に凄いセトリなのでよかったらこちらもセットで。ストーリー性の意味はこっち読んでもらえれば伝わるはず。
また、例に倣って徹頭徹尾夜な夜なドライブはセトリから外れる。場違いハミングバードはこのツアーでワンマン復帰(?)を果たす。
と、リード曲やシングル曲といったいわゆるライブ鉄板曲は「終盤での演奏」と「序盤での演奏」と「セトリから外される」ところまでがワンセットになっている。
他にも天国と地獄やシャンデリア・ワルツ、桜のあとなんかも似たようなローテーションで演奏されている。過去のセトリ遡るの楽しいのでオススメです。
「数字繋ぎ」
→UNISON SQUARE GARDENというバンド、というかセトリおじさんの組むセットリストは数字を色々な要素と結び付けてくるパターンが多くある。
色々あるので思いつく限り列挙していく。思いだしたら追記もする。
➀演奏位置と曲が持つ数字の合わせ技
・CIDER ROADツアー:3曲目に3rdシングルcody beats(これはさっきの揺さぶり枠も兼ねてるはず)
・プログラムcontinuedツアー:6曲目に6thシングル流星のスコール(このツアーの翌年に6thアルバム発表があったのでその伏線?)
・プログラム15th:8曲目に8月、昼中の流れ星と飛行機雲、14曲目に14thシングル春が来てぼくら
②企画名、アルバム枚数との合わせ技
・CITSツアー:サイレンインザスパイ→オリオンをなぞる(5枚目→5thシングル&揺さぶり枠)
・ftH6:アンコールラストにアトラクションがはじまる(They say call it “No.6”)
・MMMツアー:Own Civilization(nano-mile met) →フルカラープログラム(7枚目→虹を作ってみよう(虹≒7色))
こうやって並べていくとセトリ作りも根幹がCIDER ROADツアーの時期にできて、それがブレず、かつ進化しながらここまで来ていることが伝わるだろうか。
「歌詞繋ぎ」
→曲によりけりなので例を挙げるのが難しいけど、歌詞を引用した繋ぎだったり、セトリ入りはけっこうあると思う。
➀武道館のアンコール:3 minutes replay→kid, I like quartet→フルカラープログラム
ブログでも何回か語ってる気がするけど本当にこの3曲は完全無欠の並び。
3 minutes replay→kid, I like quartetは3rdアルバムの再現。
歌詞を繋いでいるのはkid, I like quartet→フルカラープログラム。
「まっとうな(まともな?)プログラム can you see?」によってフルカラープログラムに結びつくという仕掛けになっている。
3(分)+4(カルテット)=7(虹)って解釈してるんだけど本当に綺麗すぎませんか...?
②One roll, One romanceツアー→MODE MOOD MODE発表
何が凄いってこれOne roll, One romanceツアーのアンコールラストがシャンデリア・ワルツで、MODE MOOD MODEの特設サイトに書かれた一言がシャンデリア・ワルツの歌詞を引用して
「わからずやには見えない魔法をもう一度」だったことですよ。
ツアーの時にはどう足掻いてもわからない仕掛けもあるという例で、先のリリース予定まで見越してセットリストが組まれていると証明された一件だった。かなわねえ。
あと根拠に乏しいけど、グッズのテーマやモチーフを深読みしていくというのもある。
が、毎回毎回セトリと結びつけられるわけじゃないので難しい。
とりあえずちゃんと説明できそうなのはこれくらいかな。
あとはもうフィーリングで楽しそうな流れを妄想してます。
↓グッズを深読みしたパターン。
ドラムソロという概念
スーパードラマーであるオンドラムスタカオスズキのドラムソロ。もはや語ることもないけどちょっとだけ。
基本的には終盤に差し掛かるタイミングで起爆剤的な役割だが、前回のB面ツアーでは中盤に配置されて曲と曲の繋ぎ役を担った。
毎回同じ役割に見えてちょっとずつ違うのが楽しい。どの位置に持ってくるか読めるようで読めないのではやく次のワンマンを体験したいわね…。
ワンマン見たことない人はこの動画で手数の多さをあじわってください。
生で見ると「うわ!なんかよくわかんねえけどめっちゃ音鳴ってる!やば!」みたいな語彙力になります。
SESSIONS by STORAMA 2020 feat. SUZUKI TAKAO(UNISON SQUARE GARDEN)PV
鈴木貴雄[UNISON SQUARE GARDEN]ドラム・ソロ動画|リズム&ドラム・マガジン2018年4月号連動
- おわりに
基本当たらないものだけど、偶然か必然か、予想が当たるとその曲やツアーに対する思い入れが爆上がりするので最高です。(OrOrノンフィクションコンパスとBsSsリトルタイムストップのこと)
予想の過程で過去のセトリの意図に気が付けたり、改めて歌詞に惹きこまれたりするのも一興。歪な解釈しても責任は問われないらしいのでね。
なんとなく始めた遊びだったけどガッツリ趣味になってしまったし、ブログに色々書いたことを面白がってもらえるのはめちゃめちゃ嬉しいです。リアクションくれる皆さまいつもありがとうございます!
ということで今回はこんなところかな。
本当は8thアルバムの妄想で記事を上げたかったんだけど、上手くまとまらなかったので一旦あきらめてこの記事を書きあげました。
単純に妄想で構成考えるのが難しいのと、次こういう曲が聴きたいっていうのを言語化するのがめちゃめちゃ難しかったのよね。
というかこの社会状況が続くようだとCDも満足に出せなくなってしまうのかね。勘弁してくれマジで…。
めちゃめちゃ大変な状況になってしまったけど、やるべきことやって頑張って生きましょう。
ということで、最後に先日卓上整理した時にふざけて撮った写真を載せて終わります。
バイバイ!