つばめも

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存在しないセットリスト~Patrick Vegee Tour編~

みなさんこんにちは。ツバメです。

 

さてさて、楽しくて仕方ない季節がまたしてもやってきましたね!
8thアルバムのリリースから1年の時を経て始まるPatrick Vegeeツアー。
待ちに望んだツアーの正体を想像して、来る日に備えるべく、今回も好き勝手いろいろ書いていきます。

 

ということでさっそく構成どん!

UNISON SQUARE GARDEN Tour2021-2022 「Patrick Vegee」

01.Dizzy Trickster
02.Hatch I need
03.シャンデリア・ワルツ
04.kid, I like quartet

05.夏影テールライト
06.ワールドワイド・スーパーガール
07.スロウカーヴは打てない(that made me crazy)
08.マーメイドスキャンダラス
09.Phantom Joke

10.摂食ビジランテ
11.何かが変わりそう
12.弥生町ロンリープラネット
13.春が来てぼくら

~ドラムソロ・セッション~
14.Nihil Pip Viper
15.世界はファンシー
16.マスターボリューム
17.Catch up, latency
18.101回目のプロローグ

encore
01.Simple Simple Annecdote
02.23:25

 

どうですかね?
ここからは1曲ごとに語っていきます。

 

01.Dizzy Trickster
「なんかグチャっとしてるんだよな」と謳われた8thアルバムPatrick Vegee。
リリースから1年越しのツアーの1曲目を、「ぐちゃぐちゃのままの希望そのままにして僕を笑う」「1年経ったらとうに昇華 そんな軽口はむずりかゆいから毒づくなんて意地が悪い」と歌い上げるこの曲を1曲目とした。

アルバムツアーには毎回前作主人公枠的な感じで直前のアルバムのキラーチューンが登場しがちなのも踏まえて、このツアーはDizzy Tricksterに何かを感じている。
(※MMMツアー:mix juiceのいうとおり,Dr.Izzyツアー:桜のあと/天国と地獄,CITSツアー:to the CIDER ROAD/シャンデリア・ワルツなどなど)

02.Hatch I need
「みんなの予想通りにはいかないよ」的な発言を鵜呑みにしてアルバムの1曲目をセットリストの1曲目に置かない捻くれ配置にした。
5thアルバムとそのツアーのサイレンインザスパイのイメージ。
加えて、枚数コールが挟まる曲は毎回2曲目までに入ってきたので今回もそこに倣ってこの位置としてみた。

03.シャンデリア・ワルツ
ワンマンライブの2,3曲目にバンドの看板曲をいきなりぶつけてきて自己紹介代わりとするライブスタンスは今回も変わらないはずなのでこれも模倣。
過去のワンマンライブを振り返ると、この枠は大抵前のワンマンライブで終盤で演奏した曲を使って「いきなりそれやっちゃうの!?」みたいな空気感を出す役割を担っている。(※Normal:オリオンをなぞる,MMM:シュガーソングとビターステップ,OrOr:徹頭徹尾夜な夜なドライブなど)
そしてそれを2021年に置き換えて考えると、2度のリバイバルツアーで終盤で演奏していた曲、シャンデリア・ワルツがピタリとハマるように思えてくるのだ。(舞洲で2曲目だったとはいえ)
場違いハミングバードなど他にも候補がないわけではないが、101回目のプロローグ「約束は小さくてもいいから」「魔法が解けるその日まで」に呼応するシャンデリア・ワルツ(だからこそ今大事な約束をしよう/わからずやには見えない魔法をかえたよ)が一番このツアーにフィットするようなしないような...。

04.kid, I like quartet
「食べられなくても、食べに行く」を回収すべくこの位置に「オブラートに包んだら食べられておしまい」のkid, I like quartetを置いてみた。

リバイバルツアーで演奏してた曲が並んでて絶妙にムズムズするけど、夏影テールライトとの「光と影」のリンク、夜桜→夏影の季節の巡りができるので個人的にはアリ。

05.夏影テールライト
意外と使いどころがわからない曲。
中盤の聴かせどころ(Normal:流星のスコール,MMMツアー:オーケストラを観にいこうの位置)に置くにはややテンポ速いし、その直前ゾーンは(筆者の脳内的に)この曲が入る隙間がないし、かといってぶち上げゾーンに入るようなタイプでもない。となると消去法的にこの5曲目のミドルテンポ曲置きやすい枠に収まるのかなという気がした。
イメージ的にはNormalのメッセンジャーフロム全世界とかBSSSのflat songとかとか。
Phantom Jokeとの繋ぎは去年のLive(on the)SEATやその他のライブでも披露済みのため、このツアーではやらなそうな雰囲気を感じている。

06.ワールドワイド・スーパーガール
夏影テールライトという夏が香るラブソングから「麦わら帽子がやたらと似合うんだが笑わない彼女は」と歌詞的に物語が続いているように見えるワールドワイド・スーパーガールの繋ぎ。
夏影の締め方とワールドワイド・スーパーガールの始まり方がハイハットとスプラッシュ使った繊細な雰囲気で共通しているのもこの2曲を並べるに至った要因。
「(興味が)あるのは明日の天気だけよ」も101回目のプロローグ「雨が降ってもお出かけ」に繋がる(101回目のプロローグはどこからでも歌詞を繋げられるので何とでも言える...)

これは考察でも何でもないけどサビのウサギさんポーズ(誰のとは言わない)、このツアーでやったらジャケ写のウサギ回収してるっぽく見えて面白そう。笑

07.スロウカーヴは打てない(that made me crazy)
「今世紀最大のってあおってる割にはちっとも」から「今世紀は既に終わったも同然だ!/新世紀は既に僕らを待っていた!」の歌詞繋ぎ。陽気な曲調も相まって良い繋ぎになりそうな気がする。

スロウカーヴはNormalツアーで終盤ブロックの方にいたので今回は前半部分のいいところに飾られるような気がしている。
あとCatch up,latencyとの繋ぎはなんとなくお預けな気がしている。(5thシューゲイザースピーカー→桜のあとみたいにいつか何の脈絡もなく演奏しそう)
「自由に~」のMCからこの曲に繋がるのも「っぽい」けど、色んなバランスを見てここに置いた。

08.マーメイドスキャンダラス
その色んなバランスの一つがこの曲との繋ぎ。CD音源のスロウカーヴは打てない→マーメイドスキャンダラスがあまりにも気持ちよく繋がるし、実現できそうなタイプの繋がり方だったので。(あまりにも感覚的)
これは副産物だけど「8」曲目の「マーメイド」スキャンダラスということで「8枚目」を回収という構図にもできる(こじつけ)

09.Phantom Joke
マーメイドスキャンダラスから2カウントでPhantom Jokeへ。鬼手数マイナーキーコンボで歌う人も楽器弾く人も悲鳴を上げそうな並び。(全員じゃん)
歌詞的には「マーメイドの嘘が本当になってしまう前に夜を駆けなくちゃ」「嘘にまみれきって蜃気楼/I’ll never catch bad fake」的な並び(無理やり)

これまでPhantom Jokeはありとあらゆるところで演奏しているから外されてもおかしくないけど、このツアーまではセットリストに入れて曲とバンドを鍛える役割を担っていく気がしている。

こんな感じで、2個目のセクションはアルバム曲ふんだんに使った構成になった。
ここのマイナーキーの暗い雰囲気引き摺って摂食ビジランテに持っていくのとか含めて「っぽい」並びになっているような気がする。

10.摂食ビジランテ
少し暗転を挟んで始まるイメージ。
今まで手数になかったタイプの曲(短い/マイナーキー/ローテンポ)なので、どういう流れで飛び出すのかいまいちイメージが掴み難い。が、なんとなく3つ目のセクションの頭のが1番フィットしてるような気がする

アルバム帯の「食べられないなら残しなよ」やツアーキャッチコピーの「食べられなくても、食べに行く」を回収する役割だと思われるので何かしら特殊演出が入るのかもしれない。

11.何かが変わりそう
(夏影テールライト/Phantom Joke)」「パズル(101回目のプロローグ)」「(弥生町ロンリープラネット/101回目のプロローグ)」「孤独(弥生町ロンリープラネット)」などアルバム曲と共通項となる歌詞が多く含まれているので、今回のツアーで暗躍する曲になる気がしている。

ここまでの暗めの雰囲気を急には壊さないけど、徐々にポップな方に戻していく絶妙な流れになってるのが筆者好み。(それはそう)
繋がり方的には夏影テールライト→何かが変わりそうがとても良かったからそれも聴きたいんだけどね...。

12.弥生町ロンリープラネット
何かが変わりそう「孤独が寂しくなっちゃて/1人だけど独りじゃない」から「ぼくらはお互いに孤独な惑星だから」へ流れる構成。歌詞的には逆の方がロマンあるけど、曲の流れ的にはこっちの方が好きなので(わがまま)
この曲と春が来てぼくらを並べようとすると、他のバラードやミドル曲が入れられなかったので実際どう調理してくれるのかとても楽しみ。

13.春が来てぼくら
なんだかんだ、ここだけは純粋に並べてほしいというお気持ちを表明させていただきたく...ということで。(日本語の崩壊)
色々なパターンを考えたけど、Patrick Vegeeというアルバムが組まれた原点がこの2曲と101回目のプロローグだと思うので、そこはライブでも譲らずシンプルにそのまま持ってきてほしいな。
あとから振り返った時に、Patrick Vegeeツアーは春が来てぼくらとCatch up,latencyと101回目のプロローグのツアーだったね...と感傷に浸れたら花マル。

~ドラムソロ・セッション~
14.Nihil Pip Viper

公式ツイート等に「新曲披露!」とあれだけ大々的に書いているので、必ず本編のどこかに入ってくるはず。(哲学?的にアンコールを前提としたセットリストは絶対組まないはずなので)
その仮定の上でなら、なんだかんだ一番目立つこの位置に来るのが一番収まりが良い気がする。まだ聴いたことないので適当なことしか言えないけど。笑
10/6ライブ前追記:聴きました!予想の遥か上を飛び越えていくポップさにやられちゃった!
世界はファンシーなどと似たように、これまで使ってきた言葉を交えて新しい扉を開けていくタイプの曲で、オタク的なニヤニヤが止まらなかったわね。狙ってやってるんだろうけど、そんなことは重々承知の上で「そろそろ本当に語彙が尽きたの??」って笑ってた。
アウトロの終わり方も色々な繋ぎを作れそうでめちゃめちゃ楽しみ。絶叫カウントが入るタイプ(場違いハミングバード/世界はファンシー/オリオンをなぞる)、ボーカル歌い出しスタートの曲(Invisible Sensation/マーメイドスキャンダラス/桜のあと)、その他イントロブチ上げ曲(23:25/シャンデリア・ワルツetc.)全部気持ちよく繋がりそうなのズル!

15.世界はファンシー
(おそらくドカドカ激しい雰囲気のNihil Pip Viperのアウトロから)絶叫4カウントでスタートのイメージ。
アルバムのリードトラックなので終盤で輝くような気がしている。
Catch up,latencyと101回目のプロローグでラストをドポップに飾る妄想なので、そこに至る過程はゴツゴツした曲を添えた。

16.マスターボリューム
「fancy is lonley」の裏でイントロのギターが始まるオンラインライブの世界はファンシー→オトノバ中間試験の模倣犯。ここギタボピンスポになってほしい(勝手に演出まで考え始めるオタク)
こじつけのオンパレードだが、1A「混沌の一言じゃ全てを片付けられないだろう」は「混沌≒グチャっと」に置き換えられる気がする。
2B「そんなこと言っちゃって一人では生きらんないくせに」も何かが変わりそう~弥生町ロンリープラネット「孤独」の部分に引っ掛けられるし、ラスサビの「何が正しくて何が間違っているのか〜」も春が来てぼくら「間違ってないはずの未来へ向かう」やCatch up,latency「敬具、結んでくれ 僕たちが正しくなくても」に繋がる気がする。

いや、繋ぎの良さと文脈の良さが表裏一体になってるセットリスト作るの難しすぎ!実際は何の曲繋ぐのかとても楽しみなところ。

10/6ライブ前追記:公式ブログに書かれたのでようやく大っぴらに書ける話。もともと雑誌のインタビューで1曲目構想が語られていて、その構想も伏線にしてしまえという計らいでマスターボリュームを引っ張ってきたという経緯でした(後出しジャンケンごめん)
まぁあの書かれ方だと演奏しなそうだけど笑

17.Catch up, latency
とにもかくにもCatch up, latency→101回目のプロローグで感情を八つ裂きにしてほしいので...(8枚目だけに?)
入り方はロータム1発入れてイントロに入るMMME式のCatch up,latencyがまた聴きたい。

そして何より、ワンマンライブの最終盤を「敬具、結んでくれ」で飾ってほしい。
時節柄ライブが減っていて仕方ない部分もあったが、2020年以降は全然演奏されていないのでこのツアーでの"反撃"に期待しまくってる曲(ちょっと過剰)

18.101回目のプロローグ
ここはアルバムの構成通り、最後に101回目のプロローグが待ち構えているものだと信じている。
Patrick Vegeeというアルバムは「なんかグチャっとしてるんだよな」ではなく、純情な思いの丈を乗せた101回目のプロローグのために意図的に「グチャっとさせたアルバムだと思っているので。
そういう意味で、Catch up, latencyの「純粋さは隠すだけ損だ」から繋がってほしいなと密かに願っている。

encore
今年のライブを色々観て、アンコール1曲は短くて寂しいし、でも3曲だと若干長いかな~ってうっすら感じたりしたので2曲にしてみた。(いっぱい曲聴けて嬉しいっていうのはまた別の感情だし、リバイバルツアーのアンコールの組み方が今と違うからっていうのも大きな要因だから複雑で結論付けられないけどね)
ちなみにこのアンコールに1曲足すなら夢が覚めたら(at that river)を頭に入れたい。

01.Simple Simple Annecdote
アルバムツアーのアンコールはアルバム曲しっかり振り分けがちなので、Patrick Vegeeの中から一番この位置で演奏しているところが想像しやすいこの曲にした(要するに直感)
明日を生きる活力になるタイプの曲なのでアンコールで聴いて心身ともに浄化されたい。

02.23:25
最後は101回目のプロローグ「世界は七色になる!」を引きずって、ステージを七色に変えて世界へ帰る23:25を選んだ。
七色ならフルカラープログラムじゃないの?ともなるけど、101回目のプロローグとフルカラープログラムが共存するセットリストは20周年まで取っておいてほしいという謎感情を優先して今回はセットリストに入れなかった。(自分でも説明できない謎感情)

他にもPatrick Vegee曲との関連で言うと「千に一つの確立で幻(夏影テールライト/Phantom Joke)」)「光と影あべこべになって(夏影テールライト)」「少しあっては雨降らし(101回目のプロローグ)」などが共通点かも。特に「光と影」みたいな対立する言葉は「清濁/陰陽/静動」というグッズ紹介のコピーに出てきた部分に引っかかるので何かありそう(結論出ず)

23:25大好きマンとしてはそろそろ終盤でブチかまされる全知全能無敵モードの23:25と邂逅したいので何卒...。

 

ということで以上の全20曲構成!
持ち曲という名の選択肢が増えすぎて本当に難しかったね~。
同期使わない予定だったとも言っていたけど、それは多分2021年の7月にアルバムを出してた世界線の話だと勝手に思っているので同期曲は普通に入れた。
久々にちゃんと全国回るツアーだし、キャッチコピー的に”甘くて苦くて目が回りそうです”のシュガーソングとビターステップもどこかに入りそうだな~とか、他にもまだまだ無限にパターンが存在するので、実際どうなるかとても楽しみ。

ツアーを120%楽しむために、自分なりに作品の持つメッセージや見えざる意図を深読みした上で、当日を迎えてより打ちのめされようという準備体操としてのブログでした。-完-


ちなみに1年前はこんなド長文ブログを書いています。(約1万字)

tsubamenote.hatenablog.com

今読むと「いやそれは考えすぎだろ~」とか「言いたいことまとまってなくない?」みたいなツッコミどころもありますが部分部分で未だに面白いと思える所はあったのでここまでお付き合いいただいた皆々様にはハマるような気がします。

てことで今回はこの辺で。
来年1月まで続く長丁場のツアーなので皆さま心身ともに健康にその日を迎えましょう。栄養満点のライブが待っているのでね。
念念念のため書くけど、ツアーが始まったらこのブログに書いたことが当たってようが外れてようがそれ自体がネタバレと化すかもなので、色々とご留意ください。(たぶん杞憂)(ツアー中はふせったー使おう運動)

最後までお読みいただきありがとうございました!