つばめも

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好きなアルバム、好きな曲。~2021年下半期~

みなさんこんにちは。ツバメです。

半期ごとに書いてるこのシリーズも4本目。
今回もアルバム10選+EP5選+下半期楽曲10選の形式で下半期好きだった音楽を大総括していきま~す。
(各項目紹介順が後ろの作品ほど筆者への刺さり度が強いものになってます)

アルバム10選(アルバム名/アーティスト名)

Tasty/kiki vivi lily

Tasty

Tasty

  • kiki vivi lily
  • J-Pop
  • ¥1833

音楽のジャンルで言うとR&Bとかヒップホップ的なところに括られるのかね?(詳しくない)
かわいげな声とおしとやかな曲調が好みで下半期よく聴いてた作品。金曜夜とか土日とかの「休み」を実感する時間帯に流すとめちゃめちゃ染み渡るのでおすすめ。
お気に入り曲は「Lazy」「手を触れたら」「whiskey」
がっつり追っかけてるわけではないけどkiki vivi lilyは今年CMタイアップ取ってたりかなり躍進の年だった印象。
ガム マウスバリアのCM用オリジナルソング?がめちゃ好みなメロディーでテレビから流れてきた一瞬で耳に引っかかったのが印象的↓


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DIARY KEY/base ball bear

Diary Key

Diary Key

シンプルにいいアルバム。曲のバリエーションが豊富なのに1枚のアルバムに聴きやすいサイズ感ですんなり落とし込まれているのは流石すぎ。
お気に入り曲は「A HPPY NEW YEAR」
関根さんの声、良いですよね...。
それと「SYUUU」「海へ」「ドライブ」あたりの曲に含まれる”別れ”や”生きている”のニュアンスに赤い公園への含みも感じられたのもやられたポイント。
ロックバンド背負ってる小出祐介さん、かっこよすぎるんですよ(赤い公園の解散ライブを思い出しながら)
このバンドに限った話ではないけど、2021年下半期はあれから1年経ってあの時の感情とかそれに関連するあれこれが音楽として結実したかのような曲が多くあって良かったよね(HOPE/KANA-BOON、グッドバイ,言わなきゃ/パスピエ、ドラマティックピース!!/DIALOGUE+ など)

伝説の夜を君と/a flood of circle

相変わらずだけど毎回しっかり相変わらずのちょっと上を超えてくるあたりが最高オブサークル。
ポップとロックの交代浴みたいな構成が続くかと思ったところでテンペスト」→「白状」→「R.A.D.I.O」と畳み掛ける部分が最高すぎ。
ここがピークではあるけど後ろに残る2曲も負けじと存在感があって最高。結局トータル全部いいなってなるタイプのアルバム。
お気に入りは北極星のメロディー」「セイントエルモ」「白状」「R.A.D.I.O」

Still Still Star/星街すいせい

Still Still Stellar

Still Still Stellar

  • 星街すいせい
  • J-Pop
  • ¥2444

Vtuber星街すいせいのアルバム(V方面に疎すぎてこういう書き方しかできないの本当にごめんなさいって感じ)
とにかく強烈にポップなアルバムだった。どこを切り取っても強いメロディーが流れている上にアルバムの世界観の統一性(Steller Stellarに始まりStarry Jetに回収されていく感じ?)が好き。
お気に入り曲は「Bluerose」「comet」「Starry Jet」

骨格/黒子首

Kokkaque

Kokkaque

  • 黒子首
  • J-Pop
  • ¥2241

今年初めて知ったバンド(斎藤宏介さんのキンプレにて)。
1stアルバムが1stアルバムのクオリティじゃなくてドン引きしました。曲の良さはもちろん、序盤中盤終盤それぞれまとまりの良さがあって本当に凄かった。
運よく目撃できたfun time ACCIDENT3でのライブも印象的(あなうめと静かな唄が本当に良かった)
お気に入り曲は「チーム子ども」「magnet gum」「マーメイド」「あなうめ」
余談だけど先日メンバー3人がXIIXのライブを観に来ていたようなので、来年はぜひXIIX黒子首のツーマンが実現してほしいところ。

KOE/佐藤千亜妃

Koe

Koe

きのこ帝国Vo.だった佐藤千亜妃さんのアルバム。これまたポップで聴き応え抜群の名盤でした。
1曲目からポップにぶち抜いてくるタイプの曲に任せるタイプのアルバムは基本全部好きになってしまう。とにかく冒頭から最後まで一貫して良かったアルバム。
お気に入り曲は「Who am I」「カタワレ」「転がるビー玉」「リナリアあたり。

夜にしがみついて、朝で溶かして/クリープハイプ

クリープハイプにとっては3年ぶりのアルバム。前作に続き、相変わらずブレないクリープハイプ感が最高な1枚。
1~3曲目の新曲3連発のパワーが凄まじいし、「しょうもな」「一生に一度愛してるよ」などのアッパーチューンが並ぶゾーンも好き。
既存曲が立て続けになるゾーンもシンプルに曲の良さで勝ってる感があって好き。
好きな曲は「一生に一度愛してるよ」「ナイトオンザプラネット」
「一生に一度愛してるよ」の過去曲の洒落た引き出し方が憎たらしいよね。

DIALOGUE+1/DIALOGUE+

DIALOGUE+1

DIALOGUE+1

  • DIALOGUE+
  • アニメ
  • ¥2139

ポップ大爆発なアルバム。良い曲(好みの曲)が良い順番で流れてくるアルバムは良いアルバムなんだなと思いました(それはそう)
DIALOGUE+に関してはアルバムとアルバムツアーでニッチすぎる話をしたブログがあるので詳細はそちらにて~~。
とにかく暴力的なポップさで「行ける所まで行ってやろう」みたいな全力疾走感が好き。
ちなみにお気に入りは「謎解きはキスのあとで」

ギター/ハンブレッダーズ

ギター

ギター

  • ハンブレッダーズ
  • J-Pop
  • ¥2546

圧倒的ド名盤。ハンブレッダーズの音楽に潜んでる「音楽に救われてる感」とその上に積み重なる「自分たちが音楽をやることへの使命感」のようなものがこれでもかと詰め込まれた熱量の高い一枚だった。
新曲群も良いし、「COLORS」「ワールドイズマイン」「ライブハウス」で会おうぜの既存曲の化け方楽しめる構成で良かった。(特にスローモーション〜COLORSの三位一体感)
M1再生からM14ライブハウスで会おうぜに至る55分間の音楽体験に救われてしまうし、<音楽を聴く→ライブに行きたくなる>という導線づくりが完璧すぎて好き。
M1”うるさい歌が終わるまでは向かうとこ敵なしだぜ”
M2”錆びついたギターでぶっ壊すもう全部全部全部”
M3"名前も顔もない人の心ない言葉は歪んだギターでかき消すよ"
序盤3曲が持ってるフレーズの尖り具合が好き。このアルバムを通じて初めてロックバンドに救われる人、あの頃を救われた経験を思い出す人がたくさんいるんじゃないだろうか(筆者とその周辺にいる皆さまはほぼ後者)
アルバム曲でのお気に入りは「ギター」「BGMになるなよ」「STILL DREAMING」「アイソレーション

ニュイ/パスピエ

ニュイ

ニュイ

12月にリリースされるパスピエのアルバムにやられて1年が結ばれるの完全に2020年のデジャヴですよね(?)
コンスタントリリースしてきたデジタルシングルがアルバムの流れの中で一層イキイキしてるのが好き。曲順的な化け方顕著なのは「アンダスタンディング」「影立ちぬ」「グッドバイ」「言わなきゃ」あたり(多い)
「言わなきゃ」の特大名曲感が堪らないですよね。

俯瞰して観ても前作「synonym」のポップ一直線とは別方向に尖りを極めていて、相変わらず振り幅の広さが凄い。
音楽の技術な巧さがとんてもないレベルな上にバンド本体のコントロールの巧さもハイレベルで、総括すると「パスピエ、音楽がうまいな」になる。
アルバム曲でのお気に入りは「深海前夜」「雨燕」

 

アルバムはざっとこんな感じ!
まだまだ続きます、お次はEP編。

 

EP5選(アルバム名/アーティスト名)

HADASHi NO STEP/LiSA

HADASHi NO STEP - EP

HADASHi NO STEP - EP

  • LiSA
  • J-Pop
  • ¥1019

軽快な表題曲「HADASHi NO STEP」を筆頭に「rapid lady ハレーション」「た、い、せ、つ Pile up」の3曲をLiSA×田淵智也のタッグで堪能できる1枚。
1番刺さったのはやっぱり「rapid lady ハレーション」
タイトル通りのrapid life シンドローム系統の疾走感には「待ってました!」の一言だった。近年なかなかお目にかかれなかった王道オブ王道のLiSA×田淵智也×堀江晶太曲という感じで、イメージ通りの最高さだった。(余談ですがこの曲のギターめっちゃふわふわ時間じゃないですか?)

水色の街について/帰りの会

今回の初めまして枠。フォロワーがオススメしていたので聴いてみたらドンピシャ好みのメロディーラインに歌声にサウンドでウオォ!ってなりました(雑)
イチオシは1曲目の「アフタースクール」次点で7曲目の「みずいろのまち」
帰りの会」というワードから響く懐かしさとキラキラしたサウンドがとにかく眩しくて最高でした。タイトル通りの水色っぽい青さがあるバンドでこれからが楽しみ。

まほろアスタリスク/≠ME

まほろばアスタリスク

まほろばアスタリスク

  • ≠ME
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

もうひとつ初めまして枠。「え、あやふわアスタリスク?(DIALOGUE+)」みたいなノリで再生ボタン押したらドドドド名曲で圧倒されました。
キャッチーの権化のようなすべてのメロディーラインが最高すぎましたね。
指原さんが作詞してる曲を初めて聴いたんですが、スケールの大きさと絶妙な温度感の噛み合い方が好みでした。1サビ手前の”感情は秋を急ぐ”の作詞田淵智也感が好きです(形容方法がおかしい)
表題曲以外も良く、4曲目の「誰もいない夜の森で一本の木が倒れたら音はするか?」も好きな曲でした。

GIFT ROCKS/a flood of circle

今年結成15周年を迎えたa flood of circleのミニアルバム。
なんといっても1曲目「まだ世界は君のもの」がカッコよすぎで最高だった。
2サビの「そして風は西へ向かう太陽に沿いながら~ 」のメロの乗り方好きすぎます。
文字に起こしてみるとそんな物凄い意味を含んだフレーズではないけど、それでもこれがカッコよく聴こえるのはすごいよね。あと作詞の彼は相変わらず方角を盛り込むのがお好きですよね〜と笑


www.youtube.com
これの6分ごろから「世界は君のもの」→「まだ世界は君のもの」の大アンセムコンボが堪能できるので是非。
それ以外の曲ではのコバルトブルーの親和性が高すぎて良かった。カバーもアコースティックもなんでもござれな佐々木亮介さん流石でしたね...。

津野米咲 demo collection/赤い公園

配信なし、ついでに初回盤の在庫もないらしい。いや、みんなに聴いてほしすぎるんですが…!!!
赤い公園の解散ライブの映像作品に、初回特典として4曲入りのミニアルバム的な感じでこの作品が収録されています。
M1「オーベイベー!」は消えない、凛々爛々系統の明るいギターロック。二度と聴けないと思っていた「赤い公園の新曲」が耳に飛び込んでくる感動にこれ以上の言葉はいらないですよね。ライブで聴きたすぎ。
M2「MUSK」はJ-pop感満載のメロディーラインが好き。「久しぶりだね 夢じゃないよね」とか「嬉しくって笑っちゃうよね どうして涙が出るんだろう もう一度出逢えたような」ってフレーズが入ってるのズル以外の何物でもないね...。そんな意図で編まれた言葉じゃないはずなのに。
M3「さらけだす」は打ち込みのサウンドが基調になっているバラード。近しい雰囲気なのはYo-Hoあたりだろうか。相変わらず赤い公園の音楽性の広さを再確認できる曲だった。
そんな幅広い曲たちをなんでも歌いこなせちゃう石野理子さん、いつまででも待っているのでいつかまたステージで歌ってほしいな...。
M4「EDEN」は群を抜いて凄い曲だった。引き込まれるようなフェードインからギターロック全開のイントロ、伸びやかなBメロと変則的なサビへ温度差や転調の数々等々、情報量の多さが最高ポイント。
Bメロの「夕日の窓 ごはんの匂い 愛はいつもあたたかな手のひら」の暖かさが好きすぎて好きすぎて...。
文字に起こすだけでも温かいのにあのメロディー合わせるとさらに温かくて好き。

余談ですが最近秋山黄色のバックで藤本ひかりさんがベース弾いたそうで...。バンドが止まってもどこかで音楽続けててほしいなって思ってたからめちゃくちゃ嬉しかったよね。2022年1回はその体制のライブが観てみたいな~~~。

 

楽曲10選(アルバム名/アーティスト名)
こちらも下へ行くほど刺さり度高め。ここまでに触れてきた曲は一言であっさり済ませちゃいます。御容赦あれ。

boy/King Gnu

BOY

BOY

アニメ「王様ランキング」のOP。
King Gnuって何でもできる凄いバンドなんだなと改めて感じさせられる強いポップさだった。爽やかだけど物語に寄り添った泥臭さもあって、そんな多方面にキラキラした曲をこのバンドが歌ったらもう誰も勝てないじゃんみたいな。笑
物語補正が入るという意味では王様ランキングの2話とのシンパシーが最高。
カップリングに収録されている「F.O.O.L」のKing Gnu120%感も良かった。

特者生存ワンダラダー!!/天音かなた

特者生存ワンダラダー!!

特者生存ワンダラダー!!

  • 天音かなた
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

「作詞作曲田淵智也~~~」って感じの作詞作曲田淵智也曲。もうちょっと具体的にするとキメの入れ方、サビへの持っていき方とサビのストレート感、2ABふざけがち、落ちサビのベースの手癖てんこ盛り感等々...。
こちらもV方向に疎すぎて天音かなたさんが何者なのか未だによくわかってないけどいい曲。
サビ折り返す手前の”すぐ諦めちゃうから あー!”が101回目のプロローグのサビ折り返す手前の”描き表せなァ~いから”に似てるなって聴くたびに思うんだけど皆さんどうですか?

BGMになるなよ/ハンブレッダーズ

BGMになるなよ

BGMになるなよ

  • ハンブレッダーズ
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

いつの間にか書いてある歌詞全部好きになれちゃうタイプの曲。
「絶対にこれを聴いてるお前を救ってやるからな」みたいな歌詞全般の思想の強さとその方向性、これをハンブレッダーズが歌う意義に撃ち抜かれてしまう。
1B「言い訳探し 雨上がり 種明かしを待ってたり」の語感も好きだしそこから続く「逆接の接続詞ばかり吐き出したって大丈夫」とかいうえん曲的な表現(≒回りくどさ)が好き。

あなうめ/黒子首

あなうめ

あなうめ

  • 黒子首
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

バンドが続く限りずっとこの曲歌っていてほしいなって思っちゃうくらい好きなやつ(このシリーズは他にシャンデリア・ワルツ、ユースレス・シンフォニー、ライブハウスで会おうぜなどがあります)
余談だけど堀胃さんのmix juiceのいうとおりのカバー最高すぎたので次回トリビュートアルバムよろしくお願いします(?)

A HAPPY NEW YEAR/Base Ball Bear

A HAPPY NEW YEAR

A HAPPY NEW YEAR

これから先数年くらいは年末~正月にかけて聴く曲の定番になっちゃいそうなくらい好き。でも新年とか関係なくいつでも聴きたくタイプのメロと歌が良い。ぜひ今のうちに!

まだ世界は君のもの/a flood of circle

まだ世界は君のもの

まだ世界は君のもの

カッコよくて好き(純粋無垢) 2サビが好き(2回目)
フラッドのアレンジ力がすごいのはもちろんのこととして、なんだかんだでロックバンドの曲書いてるバンドマン田淵智也が一番好きみたいなところはあるよなって。
でもそろそろ本業でもこういうど真ん中王道ロックバンド曲やってよ~~~んになる。(何様?)

Starry Jet/星街すいせい

Starry Jet

Starry Jet

  • 星街すいせい
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

速い軽い明るいの3拍子揃った最高ポップで好き。アルバム内でのラスボス的なポジションにいる補正もあるけどとにかく強い曲だな~という印象。
音数も歌詞も詰め込み気味なのも好きだし、星を歌う無敵のキラキラ感がたまらない。
1B"Midnight tunes ココチイイ 選りすぐりの音楽たちを"と2B"Midnight pain 綺麗だね 君の生き方が綺麗なんだ" の雰囲気が好き。
あと「2サビに...いかない!」なのも好き。笑
最後のサビ後半の”どこまでも Starry Starry Jet~~”の王道進行でど真ん中突っ切っていくのも凄く良い。

EDEN/赤い公園
サブスクなし!曲についてはEP編で語ったので割愛!
いつか色んな条件がそろった時に石野理子さんに歌ってほしいし、その場に居合わせたいなぁ。

謎解きはキスのあとで/DIALOGUE+

謎解きはキスのあとで

謎解きはキスのあとで

  • DIALOGUE+
  • アニメ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

粒揃いのアルバムDIALOGUE+1の中でも頭ひとつ抜けて好き。
イントロ、サビのハッピー感、1曲の中で物語が完結する歌詞のドラマ性や”迷宮入り確定ロマンス””事実も小説も飛び越えよう”の語感。(あとDIALOGUE+の中だと宮原さんの歌い方と歌声が一番好きなのでトータルでボーナスタイムみたいなとこ)
ワンマンツアーでのセッション~謎解きはキスのあとで、本当に本当に良かったのでいつか是非また聴きたいところ。あれは本当に今年一番いいセッションだったかもしれない。

言わなきゃ/パスピエ

言わなきゃ

言わなきゃ

儚さとか憂鬱さが土台になっていながらメロディーラインは明るいアンバランスさとそれを歌いこなせる大胡田さんとパスピエの化け方が最高。
歌詞含めて絶望と希望の温度感すごく好き。大胡田さんが歌詞に合わせて自在に歌声を操っててすごい。
既存曲だと「名前のない鳥」とかを彷彿とさせる歌モノ感。曲単体でもいいのにアルバムの曲順で化けるところまで最高だったので下半期1位です!!!!

 

オマケ
上半期に書いた記事と合わせて年間30選も作ってみました(全曲語る気力はないorどこかで喋ってるので割愛!)(ところどころジャケ写取り込んでなくてごめんなさい)

30〜21位

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20〜11位

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10〜1位

f:id:tsubamenote:20211229180331j:imageということで以上、ツバメの2021年音楽事情でした!

オマケのオマケ
下半期特に思い出に残ったライブはRevival Tour CIDER ROAD全部(全部?)と7月6日の新木場STUDIO COASTでのハンブレッダーズ、ズーカラデル、UNISON SQUARE GARDENのスリーマンかしらね~~。
来年もたくさんライブに行きたいよ~~~~。


そんなこんなで、いつもこんなところまでお付き合いいただいてる皆様、今年もありがとうございました~~~~!

来年も好きな音楽中心にちょこまかブログ書いていくつもりなので何卒よろしくお願いいたします!(目標月1更新)

そんな感じに年の瀬の挨拶も完璧に決まったのでこの辺で締めます。

お読みいただきありがとうございました。

 

上半期のやつはこれ

tsubamenote.hatenablog.com

DIALOGUE+はこれ

tsubamenote.hatenablog.com

tsubamenote.hatenablog.com

 

【ライブレポート!】DIALOGUE+ LIVE TOUR2021 DIALOGUE+1

みなさんこんにちは。ツバメです。

今回はDIALOGUE+のライブレポートなるものを書いていきます。
DIALOGUE+、ちょこちょこ映像では観ていたけど生での目撃は初めてでした。
てなわけで、アルバムの感想書いた時みたいな”1周目”視点がつよいかもです。
8人とバンドを見ようとするとどう足掻いても目も耳も身体も足りないのでだいぶ稚拙な雰囲気になってますが、ご容赦ください。

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声優ライブ(アイドルライブ?)特有の謎の「うわ~オタクたくさんいる~...」って感じの空気感を久々に味わいながら入場&開演。

01.かいかいせんげん
「OPの映像からSincere Graceに行くんだろうな~」という雰囲気を華麗にかわしていくセットリスト構成が憎たらしくなる1曲目。
メンバーは2人ごとにステージ中央から登場。ビビットな衣装と照明の華やかさがよかったよね。
筆者この曲を知らなかったので「なんか知らん曲はじまった?!」って感じで楽しんでました、今までざっくりしか追ってなかったのでね…。
のちのSincere Graceの使い方を見てると、このツアーで伝えたいのはアルバムの骨子である「Sincere Grace~透明できれい」より、「~Sincere Graceに至る今まで~透明できれい」みたいなことなのかなぁ~ともなったよね。Sincere Graceの大事さがよくわかるセットリストだった。
02.夏の花火
ようこそ~~みたいな流れでイントロへ。この日通して永遠にバンドの音(特にシンセ)が爆音オブ爆音で良かった。(身のためにも耳栓必須って書いちゃうレベルで音がデカかった)
火花が弾け飛ぶ派手めな演出が大正解なのも良かった。
歌の面でいうと終盤の「君とまた会う時には続きから始められるかな」の村上さん宮原さんの声量でブチ抜けていく感じのとこが一番好き。
もうみんな知ってるから書く必要ないだろうけど稗田さんの歌、つよすぎ。
冒頭の雰囲気だけでいうとBee Side Sea Sideのリトルタイムストップ~セク×カラ×シソンズールに近いかも(フォロワー5人にしか伝わらない感想シリーズ)

・ここで暗転。今日はよろしくお願いしますみたいなMC(完全にうろ覚え)から3曲目。
03.ドラマティックピース!!
純情、轟きがち...。
この日通して本当に本当に守屋享香さんが圧倒してました。マジでMVP。
映像だけだと視点が固定される分、得られるものも限られてしまうので、この発見があっただけでも来て良かったなって思えた(映像があるのは大変ありがたいけどね、自分の目で観るって大事)
あとギターソロも良かった。かわいい女の子たち観に来てるのに都度都度かっこいいバンドマンに視線奪われるのマジでなに?
赤い照明に包まれるドラマティックピース!!の”小粋でいたいじゃん” 、『みたか津野ちゃん。叶ったぞ。』になりましたね...(某小生...がよく喋るやつ2021年8月より)
04.
リニアブルーを聴きながらみたいな冒頭のドカドカドラムからイントロへ。ハイハットのキメが楽しすぎて良かった。マジでいい曲。
前の曲が暗めで激しい照明だったのもあってか、サビで会場が明るくなった時の支配力がすごかった。
この曲でも「限界突破地点まで~」とか「形成大逆転さえ~」の守屋さんのぶち抜き方が良かったよね。エースの人じゃんこれ、ってなるやつ。
いくらなんでもキャリアと持ち札の数が違いすぎるので、あんまりPの本業バンドのセットリストと重ね合わせるのもアレだけど、カップリング普通にやってくれるの嬉しいよね。
05.I my me mind
流れるようにフォーメーションが2人×4列のアレに変わって歌い出しへ。マジでいい曲。
一番良かったのは1サビ直前のシュガーソングとビターステップみたいなドラムのとこでドラムがピンスポになるところ。オンドラムスヒロユキスズキ、本当にカッコよかった。(バンドマンに視線を奪われる定期)
ここの3曲のセクションは飯塚さんの鬼気迫るステージングも良かった。
音源だと飯塚さん緒方さんの声の対照性みたいなものがよくわかるんだけど、ライブだと逆に緒方さん飯塚さんに負けじと声が突き刺さってくる感じに聞こえて良かった。いい意味でのギャップで良かったな。

06.イントロアレンジアイガッテ♡ランテ
暗転+給水タイムをベースのイントロアレンジで繋いでアイガッテ♡ランテへ。
繋ぎ部分のベースの音がめちゃめちゃBIG MUFF(エフェクターの名前)だな~と思っていたら終演後Ba二村さんがツイッターに上げてたエフェクターボードにBIG MUFFがあって答え合わせできたのが地味によかった。
…何も伝わってない皆さんすみません。YouTubeとかで「ベース BIG MUFF」って入れて出てくる動画見ると「あ~~」ってなるかもしれません。(?)
肝心の曲は視界の情報量が多すぎて笑った。
アルバムの感想書いた時に「ピテカントロプスの生い立ち難し~」のところの振りがジワるって書いたけどあの振り1番にもあるんですね、知らなかった。
案の定も案の定だけど、"wake up one more time!"鷹村さんのゾーンに入ってる感が良かったよね。
前3曲がストレートにぶん殴ってくるタイプの曲(言い方)だったので、一回空気感をリセットする変化球タイプの曲を投げてくるのがめちゃめちゃPのセットリスト感あった。(UNISON SQUARE GARDENでいうとモロにフィクションフリーククライシスの役割)
07.あやふわアスタリスク
アイガッテ♡ランテから流れるようにフォーメーションが変わって歌い出しへ。この曲がこういう飛び出し方するの意外だったな。
音源以上にバンドサウンド(主にドラムとシンセ)がガツガツ前に出てくる感じで良かった。
特に良かったのは落ちサビの村上さん、他の曲でもそうだけどこういう感情の色付けがめちゃめちゃお上手。
でもなんだかんだ最終的に「歯がゆいまま夜になって~」の宮原さんの爆発で全部持って行っちゃうのズル。

08.セッション~謎解きはキスのあとで
メンバーが捌けるとリズム隊のセッションへ。ライブ中に音が途切れる時間が最小限になるよう各所にセッション詰め込む凝り方(隙間恐怖症?)がやっぱり好き。
初見でも「お?もしかして?」となるセッションの匂わせ感も好き、光輝くようなギターの音が入って確信に至り、傘を持った8人が再登場して完全神曲へ。
1サビの宮原さんが若干苦しそうで、やっぱ歌うのむずかしい曲なんだろうなって思ったけどDメロ以降怒涛の盛り返しでカタルシスが良かった。”雨も上がった”で傘下ろすのいいよね。あとやっぱり彼女の歌い方、めちゃ櫻井翔さん(本当に伝わらない感想)
一方それもあってか内山さんは安定感あって良かった。この二人の声の相性抜群すぎて一生聴いてたい曲。

・ここでMC。新衣装です~~最後までよろしくお願いします~~みたいなやつ(完全にうろ覚え)

09.プライベイト
シャボン玉演出がめちゃくちゃマッチしててよかった。
みんな大好きスラップベースが案の定よかった。あとやっぱりパスピエ大胡田さんの書く詞の独特のワードチョイスと押韻がツボだなと再確認。
曲調的にここから聴かせる系のセクション始まるのかな~と思っていたら全然真逆の方向に飛びさって笑ったよね。
10.ガガピーガガ
スクリーンに謎の映像が映し出され鷹村さんの「新曲やります。ガガピーガガ」から謎のイントロへ。
謎のイントロだったのに始まってみると「初めて聴くのになんか知ってる曲来た」みたいな謎の感覚に包まれてウケた。
Nihil Pip Viperとか特者生存ワンダラダーみたいな"2021年の曲"感が強かったも?(初めて聴く曲なのにキメの位置を第六感で察知するなどした)
稗田さん鷹村さん宮原さんのメインボーカルは多分8人の中でも図抜けて声量デカい人上から3人なので、案の定の筆者好み。
スクリーンに抜かれた鷹村さんが相変わらずゾーンに入ってたのと大サビで全部搔っ攫っていく稗田さん強すぎでした。
(でもはじめてだったので普通にDomestic Force!!も聴きたかった、Domestic Force!!のあとに出てくる「Ya Yaこの世に未練無し そんな人生など砂漠のごとし」よすぎない?)
11.20xx年MUEの光
ガガピーガガのガチャガチャポップ感から繋がるので親和性高かった。
相も変わらず守屋さん強かったですね...。村上さんポテンシャルの高さが存分に出てて良かった。後ろの6人の気楽に楽しんでる感も併せて楽しかった。
そして音源のイメージ通りドラムが凄すぎる曲だった。
12.おもいでしりとり
イントロのピアノが折り返してくるタイプのアレンジからスタート(フラフラでやってたやつと一緒?)
いい曲ですよね...(今まで映像で見てきた光景とイメージが一致しすぎていたせいかあんまりにパフォーマンスの記憶が消えててごめんなさい)
どっちかというとこの曲自体の配置のしかた、セットリストの組み方に意味と意義を感じられて良かったの方が強いかも(セットリストオタク)
本業バンドでもこの位置(最後のセクション行く手前の中ボス的な場所)に目玉曲置いたりしがちなので(MODE MOOD MODEツアーのオーケストラを観にいこうとかBee Sideツアーのスノウリバースとか)

この後の流れを踏まえて改めて振り返ると、この位置で”星に願いを できるだけ愛を”と歌うことにも意味があるんでしょうね。

~今が好き~(特殊演出)
星座の映像とと共に語りが入って8人の「今が好き」
いわゆる”声優イベント”っぽい声の魅せ場+次の曲への伏線とこのツアーの意義の明示みたいな仕掛けだった。
”星”がこれでもかとピックアップされてるのは色々な意味で意図がわかりやすすぎてニチャった。このユニットの文脈はやっぱり作詞田淵智也で成立してるんだなというのを再認識させられる繋がりだったのかも。
13.Sincere Grace
"星空と見間違うような綺麗な連鎖" "この今が宝物だってこと" "つまりここはゴールじゃないってこと"
この曲の流れと位置で聴くとまた一段と染み込む味わいがあった。DIALOGUE+1というアルバムのツアーセットリストの中核にこの曲がいる”大事にされてる感”めちゃめちゃ好き。
8人で円を描くように時計回りに回っていく振りと白い衣装(バレエみあった)と白い照明が印象的。ステージは明るい方が観やすくていい(それはそう) 
あと”感情曲線は大丈夫さ ちゃんと上を向いた”のとこ歌い方好き(鷹村さん宮原さんであってる?)
14.人生イージー?
アルバムの1-2曲目が引用された繋ぎ。この明け透けさはいっそ潔くて好き。
フロアの沸き上がり方見てても「待ち望まれてる曲だったんだな」ってのがよく分かったのが良かった。
この曲の稗田さん飯塚さんの八面六臂の活躍っぷり好き。
15.大冒険をよろしく
人生イージーの流れをさらに加速させるように爆速曲へ。テンションに任せて記憶なくしがち。
ここでもバックバンドが爆上がりしてて微笑ましかった(おじさんたちに視線を奪われる定期)
16.花咲く僕らのアンサーを
ここも流れるようにイントロへ。爆音で響くイントロがもたらす多幸感、特大の花丸でした…。
ここまでライブが進んだらこの曲はやらないのかなぁと思って脳の外側に放り出してたので、久々に不意をつかれてボッコボコにされる感覚を味わえて最高だった。
花咲く僕らのアンサーを、いい曲すぎる…。
曲自体もそうだし、終盤で出てきて全部が全部をハッピーエンドにしてくれる感じ、めちゃめちゃ「君の瞳に恋してない」でよかった。でもこの「予想外のタイミングで好きな曲が突然飛び出してくる感覚」でいうと似てる体験はOne roll, One romanceのツアーで誰かが忘れているかもしれない僕らに大事な001のことが飛び出してきた時のそれかも。どっちもいい曲〜。(UNISON SQUARE GARDENのライブは行った方がいいらしいですよ)
17.透明できれい
ピアノによるイントロアレンジから歌い出しへ。
冒頭〜のバラード感とサビの激しさが対照的で見てて面白かった(相変わらず目が足りないから感想がうすい)
当然のように1回で全てを観ることは不可能なのでいつかまたこの曲を観にいきたいよね。
そしてシンプルに13〜18曲目を歌って踊り切るスタミナと集中力がすげぇ〜って感じでした。この曲歌って踊るの大変そう~。
あとアウトロのピアノの音の残し方が好きだった。(harmonized finaleっぽかった)
18.はじめてのかくめい!
最後はアルバム同様この曲。この曲入る前の隙間のタイミングで感極まる(?)飯塚さんに歩み寄って背中をさすってた村上さんが良かったですね...。
ツアー前にライブ構成を自分なりに妄想してる時点では「透明できれいでライブが締め括られる」っていうイメージだったんだけど、いざ観てみるとやっぱり最後にもう一枚明るく突き抜ける曲がいた方が"DIALOGUE+っぽい"なという謎感情になった。
最後のブロックのハイカロリーでボリューム満点な感じも”今”の集大成感あるよね。

Encore

MCざっくり
内山さん「私にとって音楽は"やらなきゃいけないもの"でした。でもメンバーのみんなやスタッフの皆さんと日々を過ごすうちにどんどん音楽が好きになって、私にとっての"かくめい"が起きたんです」(本当にざっくり書いてるだけなので詳細は各自調べてね)
→この時の内山さんのDIALOGUE+背負ってる感と7人から託されてる感すごかった、あとセットリストの一部みたいな歌詞とリンクするMC好き。
01.好きだよ、好き。
キー下でイントロ弾いていつの間にか流れこんでくるイントロアレンジが良かった。
背後のスクリーンにはMVが映し出される演出。上述の内山さんのMCとひっくるめて、「これまで~今現在」がハッキリと映し出されていて良かった。
筆者、基本的に曲中にスクリーンへ映す映像ってその日のライブだけで良くない?派なんだけどこれだけは本当に「正解の演出だな」となりました。
余談だけど、いつも観てるロックバンドはほぼほぼアンコールでセッションやらないから余計にびっくりした。そしてアンコール2曲って構成、簡潔かつ充実してて最高。
02.ダイヤローグ+インビテーション!
稗田さん「トウキョ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~」
↑ラブソングは突然に の「イェ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~?」
という冗談はさておき圧巻のロングトーンでしたね...。すごすぎて爆笑しちゃうやつ。
最後はフォーメーションを解いて8人がステージを広々と使って歌うスタイル。上機嫌に客席を見渡す8人の表情が良かったね。
アンコールラスト特有の解放感とこの曲の騒がしさ(誉めてる)が最高だった。
最後ステージから捌けるまでの時間に客席の黄色を指さしていく稗田さんのあの雰囲気、ちょっとUNISON SQUARE GARDENのベースの人の退場の仕方が重なって笑った(フォロワー5人にしか伝わらない感想シリーズ)
と、そんな感じで90分に渡る全20曲のライブが終了。シンプルに良いライブ、良いセットリストで楽しかった。
他にもまだまだ書きたいことはあれども、なんだかんだで「また観にきたいな」と思えたのも良かった。2022年の楽しみが増えてしまったね~。

セットリスト

01.かいかいせんげん
02.夏の花火と君と青

03.ドラマティックピース!!
04.シュガーロケット
05.I my me mind

06.アイガッテ♡ランテ
07.あやふわアスタリスク
08.セッション~謎解きはキスのあとで

09.プライベイト
10.ガガピーガガ
11.20xx年MUEの光
12.おもいでしりとり

13.Sincere Grace
14.人生イージー?
15.大冒険をよろしく
16.花咲く僕らのアンサーを
17.透明できれい
18.はじめてのかくめい!

Encore
01.好きだよ、好き。
02.ダイヤローグ+インビテーション!

 

ここまでお読みいただきありがとうございました!

おまけ

※完全に余談(なぜかPatrick Vegeeツアーの話を少しだけします、ツアー本体のネタバレではないけど婉曲的なネタバレではあるのでご注意あれ)

序盤アルバムツアーっぽいセットリストじゃないのに中盤から軌道が変わってアルバムツアーっぽくなるの、本業で本来やろうとしてたアイデアの転用なのかなと思ったり思わなかったり。(マスターボリュームで始まって、最後のセクションにHatch I need~マーメイドスキャンダラスがいて、結局101回目のプロローグで終わってる...みたいな?)←これが書きたかっただけ。お付き合いいただきありがとうございました(?)

【ライブレポート!】UNISON SQUARE GARDEN LIVE TOUR 2021-2022 Patrick Vegee @2021/11/11カルッツ川崎公演

みなさんこんにちは。ツバメです。

タイトル通り川崎公演の感想をドバドバ書く回。
僭越ながら3本目だったので初見の時の感想より複数回目の視点がつよめです、当然ながら公演内容についてもバンバンネタバレする回なのでご容赦あれ(いろいろあって前2本はブログ書けなかったのでね)

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Normalツアーに始まり、RevivalツアーSpring Spring Spring/CIDER ROAD、その間のオンラインライブやfun time ACCIDENT3を経て2021年も既に終盤。ワンマンライブを観るのも年内はこれで最後なので、今年も1年お疲れ様でしたのテンションも入れて書いていこうかなと。

ということで「食べられなくても、食べに行く」を引っ提げて東西南北を駆けずり回るツアーを1曲1曲噛み砕いていきます。

SE.絵の具
いつも通りのSEといつも通りのタイミングで入場。1曲目始まって明るくなってからわかったけどオンドラムス氏の衣装が洒落た白パーカーにアップデートされてましたね。
ベースの人は野菜T、ギタボの人は赤黒のシャツスタイルでした。

01.Simple Simple Annecdote
”全部嫌になったなんで簡単に言うなよ 全部が何かってことに気づいてないだけ 信号は変わる 星は生まれるから今日はなんとかなるぜモードでいいや”
とギター1本で弾き語るアレンジからスタート。
このアレンジはいつの間にか常套手段と化したもので、2019年のツアーBSSSのI wanna believe、夜を行くを皮切りに、オンラインライブのmix juiceのいうとおり、NormalツアーのPhantom Joke、Revival Springツアーでのシュプレヒコール~世界が終わる前に~など今年は特に頻発のアレンジ。

歌詞、テンポ感などの要素が1曲目に似合っている上に「アルバムツアー」かつ「一筋縄ではいかないセットリスト」という二項対立の落としどころ感もあるし、最近のセットリストおじさんのマインドの透け方的にも「わかる~」なセレクトだった。
あと1か月経ってなんかすでにラスサビあたりのドラムがアレンジ変わっていた気がする、いわゆる「音を食わせる(半拍ずらす的な)」アレンジになっていたようないなかったような…?
02.Hatch I need
「ようこそ!」
と流れるようにベースのイントロへ。
両サイドからスモークがモックモクに焚かれオンドラムスタカオスズキインスモーク(?)になるのが好きすぎる。
2Bから歌い方の遊びがガンガンに効いててよかった。ギター弾かないところは両手グルングルンでしたね。
たしかこの曲の落ちサビの照明が完全に人参カラーで笑った記憶。
03.マーメイドスキャンダラス
流れるように「I need ”Hatchマーメ”イドの...」と切り込んだ。
この日は上の方から観ていたので斎藤さんの手元足元の忙しさをひたすら追っていた。
歌からリフに入るタイミングのエフェクターの踏み変え、サビ折り返し部分<耳鳴りがしそうなんだよ/微塵も感じないんだよ>の細かすぎるコードチェンジ等々相変わらすごい。
間奏部分のマーメイドを連想するような海の底っぽいブルーの照明も好き。みんな大好き2Bの爆ドラムももちろん大好きです。
アルバム曲かつ、この1年やり続けてた曲というわけでもないのに安定感抜群でなので絶対に「ツアーでしかやらないアルバム曲」の箱に入れてほしくないのです、何卒...
あれだけ「みんなの思い通りにはいかない」みたいな前触れが出ていたツアーだったのでまさかこの枚数コール繋ぎがそのまま素直に飛び出してくるとは思わないよね。1周回って裏の裏は表案件(そしてこのツアーこれが何回か続く笑)
04.Invisible Sensation
さらに流れを殺すことなく”高らかな”歌い出しに飛び込んでいく仕掛け。待ってましたとばかりに白いピンスポがギタボを捉える瞬間が好き。
マーメイドスキャンダラスに引き続きギタボ始まりの曲が並ぶになる構成は意外とレアな気がする。
気が付けばこの曲もリリースから4年。リニアブルーや桜のあと等々に匹敵する、色褪せない輝きを保ち続けるタイプのシングルに育った感があって笑顔になっちゃう。
セットリストに置かれた理由はやはり「生きてほしい」のメッセージだろうか。この辺りは2020年モードの延長線に存在している2021年のPatrick Vegeeツアー感が強い。時代が変わってセットリストの組み方も言葉の響き方も変わるのが音楽の面白ポイント。

MCざっくり
斎「Patrick Vegeeツアーへようこそ。UNISON SQUARE GARDENです。
最後まで楽しんでいってください!」
この時点でちょっと声がかすれてたような感じがして不安がよぎったけど、歌が始まると不安は彼方に吹き飛ばされたので安心した。
MC後カポ2のチューニングを確かめるようにアルペジオ弾いて次の曲へ。
05.フライデイノベルス
MCを挟んでアルバムツアーを待ち焦がれた思いが重なるかのように”Friday 君を待ってる時間...”の歌い出しへ。歌い出しと落ちサビのロータムが気持ち良すぎだし、2サビ入りのグリッサンド(ベースの弦ブンッてスライドするやつ)がいつ聴いても好き(低音大好き芸人)
MCで「Patrick Vegeeツアー」の名前を出しておいて、そこから始まるセクションに1曲もアルバム曲がないの本当に歪んでて良い。
”君を待ってる時間”をこの位置で歌うことに意味があるんだろうというのは大前提として、”うさぎさん”もこのツアーに似合ってしまうフレーズの一つなのがウケる。
時間が経ってセットリストを解読していくにつれて、最後の曲へ向けて”今日も今日とて1ページ目””曲がり角見覚えのある足音”と新しいページへの伏線を張っている意図があるのかなぁなんて思ったりした。
あと、オンラインライブと同じ使い方はしばらくやらないんだろうなって勝手に思ってたけど、全然そんなことなかったね。
06.カラクカルカレ
フライデイノベルスの最後の音を残しながらカポを剝ぎ取りつつ、エフェクターを踏んで歪んだ音へ。この音が移ろう瞬間とても好き。青白赤のガンギマリ照明も最高だったわね。
このバンドの持ち曲としては珍しく、ベースのコーラスがないので常にあっちこっちへお散歩状態なのが良。2Bドラム盛りこみがちなの大好きだし、2サビドラムと向き合ってベケベケ弾いてるとこも大好き。
ステージ上後方にあるライトが7本だったのを見て「世界は七色になるやつ!?」になったのオタクすぎた。
選曲の由来は”めちゃくちゃ”≒”ぐちゃっと”的な?あるいは”君を待ってる時間”→”かなりの時間忘れてたが なんか完全に疼きだした”とか?
フライデイノベルスに引き続きこの曲も昨年の配信ライブと似たような使い方。後ろに最新曲が来る流れの雰囲気も込みでftHOそっくりよね。

07.Nihil Pip Viper
「新曲!」からイントロのギターへ。イントロのバッキングに合わせてガチャガチャ感満載のポップなライトが回転して点滅していくのが印象的。
Bメロ(愛嬌ダンスすら~)のチャカチャカしたギターに合わせて刻まれるドラムのリムショット(?)が良かった。涼しい顔でこの音数操ってるの本当にすごい。
前もツイッターに書いたけど「等身大のlife gose onででっかく生きようぜ make me hazy この際」の流れ好き。
「久々に無責任な曲が出せる」の言葉があったように、セットリストに置ける立ち位置的にもかなり気軽なポジションにいるのが特徴か。前後どちらも色んな繋ぎができそうなので、今後どういう使い方していくのかとても楽しみ。
08.Dizzy Trickster
ハイハット4カウントから流れるようにイントロへ。
白いライトに包まれるスリーピースロックバンドUNISON SQUARE GARDENが鳴らすDizzy Trickster、完全にモノクロでロックンロールを説明してて大好き。個人的にはここがこのツアーセトリで一番好きなところ。
曲が進むにつれてオンドラムスタカオスズキの表情がどんどんエモーショナルに色付いていって本当に良かった。
最後は「サンキュー!」で締めて暗転。
選曲の由来は”ぐちゃぐちゃのまんまの希望”≒”なんかグチャっとしてるんだよな”や1年越しのツアーでこそ意味が重くなる”席はちゃんと空けておくから””1年経ったらとうに昇華...そんな軽口は(以下略)”といったところではないか。前々から期待しまくりな曲だったので本当に本当にこの曲聴けて良かった。
次の曲とは「上手に準備された/万人が煽るユートピア」の繋ぎかしら。

09.摂食ビジランテ
暗転を挟んで暗闇からギターリフが鳴る感じの入り。
激しい赤の照明とフラッシュが鮮烈な残像になる演出がインパクト大の演出だった。
Revival CIDER ROADツアーのカウンターアイデンティティのような逆光気味のライティングで曲の妖しげな雰囲気が倍増していて良かった。
上の階の客席だと光の点滅加減などが鮮やかに観られて良かった。上方からの定点カメラだけでMV一本いけませんか?
10.夜が揺れている
摂食ビジランテの残した重たげな雰囲気をそのまま引きずり込んで入る歌い出しの「ハァーー」がとても好き。
青や水色と、寒色系のライトが揺らいでいるのが洒落てて好き。2番に入ると色が抜けて白に変化するのもこの日初めて気が付いた面白ポイント。
MMMEの頃も凄かったけど、今の歌の表現力とドラム力で演奏する夜が揺れているの分厚さは圧巻のもの。
最近の曲だと、こういうどうしようもないくらい暗いテンションでミドルテンポの曲が全然出てこなくなっちゃったから、いつかまた作ってほしいなぁとも思った。
サラッとMMMEって書いたけど本当に静謐甘美秋暮抒情→夜が揺れていると雰囲気一緒でみんなびっくりしたよね?そうでもない?
MMMツアーと⇔MMMEツアーの対称性とMODE MOOD MODE⇔Patrick Vegeeの対称性を考えたら似たような構成になるのも一理あるかなとも思うけど、シンプルに雰囲気で繋がってるような気もするし真の意図は測りかねるところ。

11.夏影テールライト
前2曲の雰囲気をそのまま生かすように静かめのカウントからイントロへ。
切なげなオレンジがかった照明と夜っぽい紫が印象的。最初の部分のオレンジ照明が5分後のスターダスト感すごかった(伝わらない)
相変わらずサビのコーラスが美。でもコーラスがある分サビのギター絞られがちなのがちょっと寂しい。
前の曲で”夏の花火と君が嫌いだよ”とか言いつつ”君の声を聴いて始まるこの季節を好きでいたい”と繋がるツンデレ繋ぎ(このあとさらに情緒不安定になる)
12.オーケストラを観にいこう
暗転からライブ用の特殊イントロが始まり、このツアー1番のビックリ箱ゾーンの12-13曲目へ。
2018,19年のMMM,MMMEツアーの情景がそのまま蘇るかのようなオレンジバックの照明演出だった。どの部分か忘れたけどミントグリーンっぽい色で照らされてたのも好き。

一番良かったのはラスサビのドラムアレンジ。「この心の高鳴りに~」あたりはスネアの音を弱めたり抜いたりしつつ「嘘なんかありっこないけど」で徐々に爆発させていくクレッシェンドのドラマティック感が最高。
あと毎回2サビのベースが解放弦になるところ(大合唱で~)でベースの人がバンザイしてて笑っちゃうし、落ちサビの3人がスポットライト当たる場面で一人だけ枠外に飛び出して天井と交信してて笑顔になっちゃう。
このツアー二度目の「MMME!?」ポイント(?)
”この季節を好きでいたい”と夏影を引きずって夏(30度を超えた日曜)曲であるオーケストラへ。この心の高鳴りに”嘘”なんかありっこないけど と青春ラブコメなストーリーを展開するかと思いきや、ここから繋がる曲は嘘にまみれきる情緒不安定仕様。
13.Phantom Joke
壮大なオーケストラの暗転〆の余韻を残す暇を与えずにPhantom Jokeのイントロへ突っ込んでいった。何回聴いても拍手にイントロのカウントがかき消されてシンバルの音が1個しか聞こえてこないのウケるし、セトリおじさんこういうの好きそ~~ってなる繋ぎだった。(初見爆笑した)

最初に見た時はギターソロの背景の照明が1発目のオンラインライブの時のような荒ぶり方していたけどいつの間にか無くなってた。
代わりに落ちサビの演出がめちゃめちゃ進化していて、
今まで「ギター頭上ピンスポ→ドラム頭上ピンスポ→下手から照らす」の流れだったのが、「ギターベースそれぞれの前から光が当たって背面に3人の影が写されるスタイル」になっていた。めっちゃめちゃ良かったのでぜひそのうちお写真で上がってほしい。
締めくくりは3人がそれぞれの楽器をガシャガシャ鳴らして余韻多めのスタイル。最後の一音がキメになるタイプの曲でこういう締め方するのなかなかレアな気がする。
情緒不安定歌詞リレー(?)のアンカー。2020-2021年のUNISON SQUARE GARDENが戦った曲の代表として、「ここまでの曲になったぞ」と意地で魅せつけるかのようなPhantom Jokeの使い方だった。
短いライブでドラムの叩き方が強くなるっぽいって話をこのブログで今年3回くらい書いてるけど、このツアーもそれらと同じような強度に感じてよかった。
どうでもいいけど今年たくさん聴いたからドラム叩けないのにドラムのフレーズ歌えそうなくらいめちゃめちゃ頭に染み込んでしまった。笑

ドラムソロ~セッション~
Phantom Joke後の暗転を終えるとタイトルコールなしでいつの間にかドラムソロへ。ヌルっとドラムソロが始まるのに説得力満点のソロでいつの間にか夢中になって見入っちゃうのが良い。
相変わらずのド迫力ド手数だけど、今回はスティック叩く空白があるせいか、いつも以上に物語性があるような展開になってるような気がした。

ヌルっと2人が合流して始まるセッションはHatch I needのイントロで踏んでる空間系のエフェクトがかかったベースのソロと、こちらも空間系のエフェクトがギュインギュインにかかってるピロピロギターソロ。ベースソロのエフェクトはHatch I needの時より強めに感じたんだけど、どっかのタイミングでエフェクターいじってるのかね?
終盤2や5などドラムの指揮に呼応してその分のキメが入る謎にスリリングな部分があって楽しい。カウントされる数字はおそらくランダムっぽい。

最後はタイトルコール「世界はファンシー ワンツースリーフォッ!!!!」でスティック4カウント。
14.世界ファンシー
いつの間にか進化していたカウントが本当に良かった。
暗いステージに怪しげな照明、Bメロからはまたしてもスモークがモクモクで隠れるオンドラムスが良かった。
BPMの積み上げ方も相当なもので本当に忙しない曲だった。「きっと単純に終わり迎えたら~」直後のギターのとこが一番大変そう。
2Aはギタボ接近イベント(?)タイムなのでこの日も大接近してた。
最後は「fancy is lonely」の裏でカウントが始まり次の曲へ。
15.スロウカーヴは打てない(that made me crazy)
Normalツアーと同様フロアが明るくなって思い思いのノリ方してるフロアが晒されるのが好きすぎる定期。
イントロのベースがバズーカっぽくなったのこの曲だったっけね?
毎回アレンジが変わるギター部分は場違いハミングバードのソロっぽいギターのピロピロでよかった。
曲の使い方的にはNormalツアーと全く同じだったのがビックリ。これまでのワンマンで同じ曲を同じ使い方(曲順)で被せてくるのってなかなかレアですよね。場違いとかシュガーソング辺りの曲でなら何度かあったけど。
16.天国地獄
お馴染みのロータムからギターリフの流れへ。フェスやイベント、単発のワンマンなんかでは頻繁に演奏されているこの曲だけどワンマンツアーで固定曲になるのはプログラムcontinued以来らしい、マジで?(Dr.IzzyとOne rollで日替わり枠だったりしたけどね)
それも相まってのことか、歓声なんて聴こえないのに会場の「キター!」感が伝播してきて良かった。相変わらずベースの人の足上げとステップが健在で笑顔になった。
初見時「絶対Catch up,latencyに素直に繋がらないんだろうな、でも何に繋ぐんだろうな」の逡巡を蹴破ってきた天国と地獄→シュガーソングとビターステップには本当にびっくりしましたね...。
16-17のセレクトは、とにもかくにも「UNISON SQUARE GARDENのライブってこういう感じだよ」ってのを再確認させたいがためのものに見える。≪時代が変わってやることが変わった≫の象徴点でしょうかね。
どうでもいいけど白い壁に投げつけられるトマトがPatrick Vegee要素かもしれない…?

17.シュガーソングとビターステップ
天国と地獄アウトロでヘッドホン装着してシュガーソングとビターステップへ。
Aメロで相変わらず上手がベースの人に襲撃される光景を観て笑顔になるし、今回もまたドラムが左手で「空気」をひたすら叩く時間があって謎だった笑
相変わらずみんなに愛されてしまっている曲なので、演奏終了後の暖かすぎる拍手喝采の時間が良かった。斎藤さんの嬉しそうな顔も良かったわよ。
この日の会場、上の階はめちゃめちゃ揺れる設計だったのでここ2曲の縦揺れゾーン本当に酔いそうだった&このまま床抜けて死なないか怖かった笑
この曲の説得力ゆえ書くまでもないけど、ここに置かれた意味はInvisible Sensation「生きてほしい」と同様に「生きてく理由をそこに映し出せ」の意味の重さなんだろうなぁ。
18.101プロローグ
「ラスト!」から歌い出しへ。
歌い出し直前からベースパートに入るまでのベースおじさんの浸り顔も良かった(完全に「推し尊い~」ってなってる時のオタクのそれだった)
長い曲ゆえたくさん好きなところが出てくるのでざっくり書いていくと以下。
・1サビ冒頭ドラムが左足のキックと左手のシンバルくらいしか音出してないシンプル感。
・2B(だから嘯いてでも遊んでいたい)後の転調と「数え切れぬ星を通過してきたよ~」の重たい雰囲気。
・「雨が降ってもおでかけ よろしくね はじまりだよ」のロングトーンとそこからのラスボスギターソロ(「間奏来るぞ...」って身構えて完璧に決まった時のうれしさ)
・落ちサビアカペラ。言うまでもない。
・「世界は七色になる」照明、7本の照明が虹になるの良すぎる(七色の照明に弱すぎる人)
などなど。既に進化しまくってるけどツアーが終わるころにはもっと凄い領域までもっていくんだろうなという期待もやまない。
当たり前のように感じてしまうのでつい忘れがちだけど、シンプルにこの曲が最後に構えているのもこのツアーセトリの好きなところ。
完全に余談だけど七色照明の赤の部分が赤じゃなくてピンクなの面白かった、曲名の色付けがピンクなのはそのせい(笑)

Encore
MCざっくり
斎「去年の10月にアルバムを出して1年越しのツアーです。その間4本もツアーやって、知り合いのミュージシャンにそれを言ったら失笑されましたけど(笑)
そんな感じのことをやってきました。

みんな知らないかもしれないけど同じセットリストで周っているので、ライブを重ねることで曲への理解が高まっていくのがいいですね。
色々なご意見があるのはわかってますが、今日来てくれた人、それ以外の今はやめておくかって人がいつでもまた戻ってこれるようにできるだけ当たり前にライブをやっていこうと思っています。
また新曲を作ってライブをやるので神奈川でお会いしましょう!今日はありがとうございました!」
→ツアーを経て曲への理解が深まるのわかりすぎるし新曲作ってる時のワクワクを隠し切れない感じが良かった。OrOrの時のMCでカッコイイ新曲たくさん作ってますって言ってたの思い出した(MMMのこと発表できないけど言いたくて仕方ない感じ)

01.carazy birthday
「ではアンコールいきます!」でドラムの方向いたのにドラムのフード被り待ちの時間が発生してウケた。そしてフード被ったオンドラムス、過去最大にイカの見た目してた。

相変わらずはっちゃけちゃう曲。ギターソロはベースが上手前方へ突撃してイチャイチャ、そのお返しかアウトロ~オトノバのイントロはギターが下手前方に向かっていって弾いていて良かった。その間永遠にドラムはイカしてた(ダブルミーニング)
2サビ行く直前のギターのギュイ~~~ンってやつ(多分ピッキングクラッチ)好きだったのにいつの間にかやらなくなってて寂しい。
アンコール3曲通してみると、”大正解なんだか今日は大正解”→”楽しいを答え合わせ”→”間違ってないはずの未来へ向かう””花マルだね”の構図に見えてくる。
02.オトノバ中間試験
前述の通りの状態だったので「おしまい」はなくイントロへ。
相変わらず楽しいが過ぎる曲だし「いくらなんでも都合良すぎるからあんたなんかと踊れない」でみんな踊りまくってるの良すぎた。
制限タイムの謎振り付けもキレッキレ。あと前述のイカドラマー、ずっとイカ状態だったのに、春が来てぼくら(ヘッドホン)に備えるために「追試でございましょう」の一瞬ドラムが休みになるタイミングでスッとフード脱いでヒト状態に帰ってきてヘッドホン装着待ち体制になるの職人技でした。
初見の時はCatch up,latencyがセットリストにいないことを悟って心が終わってしまい、半分呆然としながら大好きなオトノバと春が来てぼくらを聴く謎感情だったのはこのツアーと切っても切れない思い出。なんとも消化しきれない感情だった。(ベジツアーだけに?) 
でも今はもうそこの哀しみとは向き合い切ったので、
この日は無限に掌返しして「オトノバも春が来てぼくらも楽しすぎて最高~~」ってなってた笑
03.春が来てぼくら
追試に対して”ちゃんとこの足が選んだ答だから”と満点花マルの回答をするトゥルーエンドっぷりが最高。
1サビ後ギターソロ弾いて、最後音伸ばすためにギター持ち上げながら左足でエフェクター踏んで2A行ったのカッコよかった。そのあと即右足で拍取ってるのも忙しなくてよかったね。
もう何回目かわからないけど「きっと暖かな風が吹く」が良い歌詞良いメロディー良い表情すぎて良かった。
そんなこんなで心が洗われるアンコールごちそうさまでした。

本当にこの曲をこの位置で1月に聴けるの人生のご褒美すぎて楽しみすぎるんですよね...(気が早い)
あとここまで読んでいただいたみなさん、次観にいく機会があればそれまでに3月のライオン16巻を読むことを強くオススメします!!!!

そんなこんなで100分弱での通常営業ライブが終了。
待ちに待ったアルバムツアーという存在も嬉しいし、それが順調に進んでいくことでバンドの物語がようやく次の方角へ駒を進められそうなのも嬉しい。
ツアーと楽曲制作がセットなのはもう歴史が証明しているのでね。はやく新曲たくさん聴きたいね~~~。

まだ1か月半あるけど2021年もお疲れ様でした。たくさんライブやってくれたおかげで秒で11月が来てましたね...。
NormalもSpringもビバラも半年前のことなの流石に時空歪みすぎてビビっちゃう。
Revivalツアーという概念には感謝してもしきれないし、下半期は新木場でのズーカラデルとハンブレッダーズとの対バン、ftA3など後輩バンドとドンパチやりあうのを観られたのも良かったな。新木場とZeppで最後にユニゾン観られたのも良かった(良かったおじさん)
2022年はftH8(再)とかftH8.5的な感じで対バンツアーのリベンジも叶ってほしいところ。
と、願望は尽きないけれど、ひとまずはPatrick Vegeeツアーの完走を願って結びとします!
ここまでお付き合いいただきありがとうございました!

 

Patrick Vegeeツアー セットリスト

01.Simple Simple Annecdote
02.Hatch I need
03.マーメイドスキャンダラス
04.Invisible Sensation

05.フライデイノベルス
06.カラクリカルカレ
07.Nihil Pip Viper
08.Dizzy Trickster

09.摂食ビジランテ
10.夜が揺れている
11.夏影テールライト
12.オーケストラを観にいこう
13.Phantom Joke

ドラムソロ~セッション
14.世界はファンシー
15.スロウカーヴは打てない(that made me crazy)
16.天国と地獄
17.シュガーソングとビターステップ
18.101回目のプロローグ

Encore
01.carazy birthday
02.オトノバ中間試験
03.春が来てぼくら

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超どうでもいいこのツアーの楽しみのひとつがこのポスターの存在。もはや隠れミッキーを探すのと同じテンションで楽しんでいます。
それでは。

存在しないセットリスト~Patrick Vegee Tour編~

みなさんこんにちは。ツバメです。

 

さてさて、楽しくて仕方ない季節がまたしてもやってきましたね!
8thアルバムのリリースから1年の時を経て始まるPatrick Vegeeツアー。
待ちに望んだツアーの正体を想像して、来る日に備えるべく、今回も好き勝手いろいろ書いていきます。

 

ということでさっそく構成どん!

UNISON SQUARE GARDEN Tour2021-2022 「Patrick Vegee」

01.Dizzy Trickster
02.Hatch I need
03.シャンデリア・ワルツ
04.kid, I like quartet

05.夏影テールライト
06.ワールドワイド・スーパーガール
07.スロウカーヴは打てない(that made me crazy)
08.マーメイドスキャンダラス
09.Phantom Joke

10.摂食ビジランテ
11.何かが変わりそう
12.弥生町ロンリープラネット
13.春が来てぼくら

~ドラムソロ・セッション~
14.Nihil Pip Viper
15.世界はファンシー
16.マスターボリューム
17.Catch up, latency
18.101回目のプロローグ

encore
01.Simple Simple Annecdote
02.23:25

 

どうですかね?
ここからは1曲ごとに語っていきます。

 

01.Dizzy Trickster
「なんかグチャっとしてるんだよな」と謳われた8thアルバムPatrick Vegee。
リリースから1年越しのツアーの1曲目を、「ぐちゃぐちゃのままの希望そのままにして僕を笑う」「1年経ったらとうに昇華 そんな軽口はむずりかゆいから毒づくなんて意地が悪い」と歌い上げるこの曲を1曲目とした。

アルバムツアーには毎回前作主人公枠的な感じで直前のアルバムのキラーチューンが登場しがちなのも踏まえて、このツアーはDizzy Tricksterに何かを感じている。
(※MMMツアー:mix juiceのいうとおり,Dr.Izzyツアー:桜のあと/天国と地獄,CITSツアー:to the CIDER ROAD/シャンデリア・ワルツなどなど)

02.Hatch I need
「みんなの予想通りにはいかないよ」的な発言を鵜呑みにしてアルバムの1曲目をセットリストの1曲目に置かない捻くれ配置にした。
5thアルバムとそのツアーのサイレンインザスパイのイメージ。
加えて、枚数コールが挟まる曲は毎回2曲目までに入ってきたので今回もそこに倣ってこの位置としてみた。

03.シャンデリア・ワルツ
ワンマンライブの2,3曲目にバンドの看板曲をいきなりぶつけてきて自己紹介代わりとするライブスタンスは今回も変わらないはずなのでこれも模倣。
過去のワンマンライブを振り返ると、この枠は大抵前のワンマンライブで終盤で演奏した曲を使って「いきなりそれやっちゃうの!?」みたいな空気感を出す役割を担っている。(※Normal:オリオンをなぞる,MMM:シュガーソングとビターステップ,OrOr:徹頭徹尾夜な夜なドライブなど)
そしてそれを2021年に置き換えて考えると、2度のリバイバルツアーで終盤で演奏していた曲、シャンデリア・ワルツがピタリとハマるように思えてくるのだ。(舞洲で2曲目だったとはいえ)
場違いハミングバードなど他にも候補がないわけではないが、101回目のプロローグ「約束は小さくてもいいから」「魔法が解けるその日まで」に呼応するシャンデリア・ワルツ(だからこそ今大事な約束をしよう/わからずやには見えない魔法をかえたよ)が一番このツアーにフィットするようなしないような...。

04.kid, I like quartet
「食べられなくても、食べに行く」を回収すべくこの位置に「オブラートに包んだら食べられておしまい」のkid, I like quartetを置いてみた。

リバイバルツアーで演奏してた曲が並んでて絶妙にムズムズするけど、夏影テールライトとの「光と影」のリンク、夜桜→夏影の季節の巡りができるので個人的にはアリ。

05.夏影テールライト
意外と使いどころがわからない曲。
中盤の聴かせどころ(Normal:流星のスコール,MMMツアー:オーケストラを観にいこうの位置)に置くにはややテンポ速いし、その直前ゾーンは(筆者の脳内的に)この曲が入る隙間がないし、かといってぶち上げゾーンに入るようなタイプでもない。となると消去法的にこの5曲目のミドルテンポ曲置きやすい枠に収まるのかなという気がした。
イメージ的にはNormalのメッセンジャーフロム全世界とかBSSSのflat songとかとか。
Phantom Jokeとの繋ぎは去年のLive(on the)SEATやその他のライブでも披露済みのため、このツアーではやらなそうな雰囲気を感じている。

06.ワールドワイド・スーパーガール
夏影テールライトという夏が香るラブソングから「麦わら帽子がやたらと似合うんだが笑わない彼女は」と歌詞的に物語が続いているように見えるワールドワイド・スーパーガールの繋ぎ。
夏影の締め方とワールドワイド・スーパーガールの始まり方がハイハットとスプラッシュ使った繊細な雰囲気で共通しているのもこの2曲を並べるに至った要因。
「(興味が)あるのは明日の天気だけよ」も101回目のプロローグ「雨が降ってもお出かけ」に繋がる(101回目のプロローグはどこからでも歌詞を繋げられるので何とでも言える...)

これは考察でも何でもないけどサビのウサギさんポーズ(誰のとは言わない)、このツアーでやったらジャケ写のウサギ回収してるっぽく見えて面白そう。笑

07.スロウカーヴは打てない(that made me crazy)
「今世紀最大のってあおってる割にはちっとも」から「今世紀は既に終わったも同然だ!/新世紀は既に僕らを待っていた!」の歌詞繋ぎ。陽気な曲調も相まって良い繋ぎになりそうな気がする。

スロウカーヴはNormalツアーで終盤ブロックの方にいたので今回は前半部分のいいところに飾られるような気がしている。
あとCatch up,latencyとの繋ぎはなんとなくお預けな気がしている。(5thシューゲイザースピーカー→桜のあとみたいにいつか何の脈絡もなく演奏しそう)
「自由に~」のMCからこの曲に繋がるのも「っぽい」けど、色んなバランスを見てここに置いた。

08.マーメイドスキャンダラス
その色んなバランスの一つがこの曲との繋ぎ。CD音源のスロウカーヴは打てない→マーメイドスキャンダラスがあまりにも気持ちよく繋がるし、実現できそうなタイプの繋がり方だったので。(あまりにも感覚的)
これは副産物だけど「8」曲目の「マーメイド」スキャンダラスということで「8枚目」を回収という構図にもできる(こじつけ)

09.Phantom Joke
マーメイドスキャンダラスから2カウントでPhantom Jokeへ。鬼手数マイナーキーコンボで歌う人も楽器弾く人も悲鳴を上げそうな並び。(全員じゃん)
歌詞的には「マーメイドの嘘が本当になってしまう前に夜を駆けなくちゃ」「嘘にまみれきって蜃気楼/I’ll never catch bad fake」的な並び(無理やり)

これまでPhantom Jokeはありとあらゆるところで演奏しているから外されてもおかしくないけど、このツアーまではセットリストに入れて曲とバンドを鍛える役割を担っていく気がしている。

こんな感じで、2個目のセクションはアルバム曲ふんだんに使った構成になった。
ここのマイナーキーの暗い雰囲気引き摺って摂食ビジランテに持っていくのとか含めて「っぽい」並びになっているような気がする。

10.摂食ビジランテ
少し暗転を挟んで始まるイメージ。
今まで手数になかったタイプの曲(短い/マイナーキー/ローテンポ)なので、どういう流れで飛び出すのかいまいちイメージが掴み難い。が、なんとなく3つ目のセクションの頭のが1番フィットしてるような気がする

アルバム帯の「食べられないなら残しなよ」やツアーキャッチコピーの「食べられなくても、食べに行く」を回収する役割だと思われるので何かしら特殊演出が入るのかもしれない。

11.何かが変わりそう
(夏影テールライト/Phantom Joke)」「パズル(101回目のプロローグ)」「(弥生町ロンリープラネット/101回目のプロローグ)」「孤独(弥生町ロンリープラネット)」などアルバム曲と共通項となる歌詞が多く含まれているので、今回のツアーで暗躍する曲になる気がしている。

ここまでの暗めの雰囲気を急には壊さないけど、徐々にポップな方に戻していく絶妙な流れになってるのが筆者好み。(それはそう)
繋がり方的には夏影テールライト→何かが変わりそうがとても良かったからそれも聴きたいんだけどね...。

12.弥生町ロンリープラネット
何かが変わりそう「孤独が寂しくなっちゃて/1人だけど独りじゃない」から「ぼくらはお互いに孤独な惑星だから」へ流れる構成。歌詞的には逆の方がロマンあるけど、曲の流れ的にはこっちの方が好きなので(わがまま)
この曲と春が来てぼくらを並べようとすると、他のバラードやミドル曲が入れられなかったので実際どう調理してくれるのかとても楽しみ。

13.春が来てぼくら
なんだかんだ、ここだけは純粋に並べてほしいというお気持ちを表明させていただきたく...ということで。(日本語の崩壊)
色々なパターンを考えたけど、Patrick Vegeeというアルバムが組まれた原点がこの2曲と101回目のプロローグだと思うので、そこはライブでも譲らずシンプルにそのまま持ってきてほしいな。
あとから振り返った時に、Patrick Vegeeツアーは春が来てぼくらとCatch up,latencyと101回目のプロローグのツアーだったね...と感傷に浸れたら花マル。

~ドラムソロ・セッション~
14.Nihil Pip Viper

公式ツイート等に「新曲披露!」とあれだけ大々的に書いているので、必ず本編のどこかに入ってくるはず。(哲学?的にアンコールを前提としたセットリストは絶対組まないはずなので)
その仮定の上でなら、なんだかんだ一番目立つこの位置に来るのが一番収まりが良い気がする。まだ聴いたことないので適当なことしか言えないけど。笑
10/6ライブ前追記:聴きました!予想の遥か上を飛び越えていくポップさにやられちゃった!
世界はファンシーなどと似たように、これまで使ってきた言葉を交えて新しい扉を開けていくタイプの曲で、オタク的なニヤニヤが止まらなかったわね。狙ってやってるんだろうけど、そんなことは重々承知の上で「そろそろ本当に語彙が尽きたの??」って笑ってた。
アウトロの終わり方も色々な繋ぎを作れそうでめちゃめちゃ楽しみ。絶叫カウントが入るタイプ(場違いハミングバード/世界はファンシー/オリオンをなぞる)、ボーカル歌い出しスタートの曲(Invisible Sensation/マーメイドスキャンダラス/桜のあと)、その他イントロブチ上げ曲(23:25/シャンデリア・ワルツetc.)全部気持ちよく繋がりそうなのズル!

15.世界はファンシー
(おそらくドカドカ激しい雰囲気のNihil Pip Viperのアウトロから)絶叫4カウントでスタートのイメージ。
アルバムのリードトラックなので終盤で輝くような気がしている。
Catch up,latencyと101回目のプロローグでラストをドポップに飾る妄想なので、そこに至る過程はゴツゴツした曲を添えた。

16.マスターボリューム
「fancy is lonley」の裏でイントロのギターが始まるオンラインライブの世界はファンシー→オトノバ中間試験の模倣犯。ここギタボピンスポになってほしい(勝手に演出まで考え始めるオタク)
こじつけのオンパレードだが、1A「混沌の一言じゃ全てを片付けられないだろう」は「混沌≒グチャっと」に置き換えられる気がする。
2B「そんなこと言っちゃって一人では生きらんないくせに」も何かが変わりそう~弥生町ロンリープラネット「孤独」の部分に引っ掛けられるし、ラスサビの「何が正しくて何が間違っているのか〜」も春が来てぼくら「間違ってないはずの未来へ向かう」やCatch up,latency「敬具、結んでくれ 僕たちが正しくなくても」に繋がる気がする。

いや、繋ぎの良さと文脈の良さが表裏一体になってるセットリスト作るの難しすぎ!実際は何の曲繋ぐのかとても楽しみなところ。

10/6ライブ前追記:公式ブログに書かれたのでようやく大っぴらに書ける話。もともと雑誌のインタビューで1曲目構想が語られていて、その構想も伏線にしてしまえという計らいでマスターボリュームを引っ張ってきたという経緯でした(後出しジャンケンごめん)
まぁあの書かれ方だと演奏しなそうだけど笑

17.Catch up, latency
とにもかくにもCatch up, latency→101回目のプロローグで感情を八つ裂きにしてほしいので...(8枚目だけに?)
入り方はロータム1発入れてイントロに入るMMME式のCatch up,latencyがまた聴きたい。

そして何より、ワンマンライブの最終盤を「敬具、結んでくれ」で飾ってほしい。
時節柄ライブが減っていて仕方ない部分もあったが、2020年以降は全然演奏されていないのでこのツアーでの"反撃"に期待しまくってる曲(ちょっと過剰)

18.101回目のプロローグ
ここはアルバムの構成通り、最後に101回目のプロローグが待ち構えているものだと信じている。
Patrick Vegeeというアルバムは「なんかグチャっとしてるんだよな」ではなく、純情な思いの丈を乗せた101回目のプロローグのために意図的に「グチャっとさせたアルバムだと思っているので。
そういう意味で、Catch up, latencyの「純粋さは隠すだけ損だ」から繋がってほしいなと密かに願っている。

encore
今年のライブを色々観て、アンコール1曲は短くて寂しいし、でも3曲だと若干長いかな~ってうっすら感じたりしたので2曲にしてみた。(いっぱい曲聴けて嬉しいっていうのはまた別の感情だし、リバイバルツアーのアンコールの組み方が今と違うからっていうのも大きな要因だから複雑で結論付けられないけどね)
ちなみにこのアンコールに1曲足すなら夢が覚めたら(at that river)を頭に入れたい。

01.Simple Simple Annecdote
アルバムツアーのアンコールはアルバム曲しっかり振り分けがちなので、Patrick Vegeeの中から一番この位置で演奏しているところが想像しやすいこの曲にした(要するに直感)
明日を生きる活力になるタイプの曲なのでアンコールで聴いて心身ともに浄化されたい。

02.23:25
最後は101回目のプロローグ「世界は七色になる!」を引きずって、ステージを七色に変えて世界へ帰る23:25を選んだ。
七色ならフルカラープログラムじゃないの?ともなるけど、101回目のプロローグとフルカラープログラムが共存するセットリストは20周年まで取っておいてほしいという謎感情を優先して今回はセットリストに入れなかった。(自分でも説明できない謎感情)

他にもPatrick Vegee曲との関連で言うと「千に一つの確立で幻(夏影テールライト/Phantom Joke)」)「光と影あべこべになって(夏影テールライト)」「少しあっては雨降らし(101回目のプロローグ)」などが共通点かも。特に「光と影」みたいな対立する言葉は「清濁/陰陽/静動」というグッズ紹介のコピーに出てきた部分に引っかかるので何かありそう(結論出ず)

23:25大好きマンとしてはそろそろ終盤でブチかまされる全知全能無敵モードの23:25と邂逅したいので何卒...。

 

ということで以上の全20曲構成!
持ち曲という名の選択肢が増えすぎて本当に難しかったね~。
同期使わない予定だったとも言っていたけど、それは多分2021年の7月にアルバムを出してた世界線の話だと勝手に思っているので同期曲は普通に入れた。
久々にちゃんと全国回るツアーだし、キャッチコピー的に”甘くて苦くて目が回りそうです”のシュガーソングとビターステップもどこかに入りそうだな~とか、他にもまだまだ無限にパターンが存在するので、実際どうなるかとても楽しみ。

ツアーを120%楽しむために、自分なりに作品の持つメッセージや見えざる意図を深読みした上で、当日を迎えてより打ちのめされようという準備体操としてのブログでした。-完-


ちなみに1年前はこんなド長文ブログを書いています。(約1万字)

tsubamenote.hatenablog.com

今読むと「いやそれは考えすぎだろ~」とか「言いたいことまとまってなくない?」みたいなツッコミどころもありますが部分部分で未だに面白いと思える所はあったのでここまでお付き合いいただいた皆々様にはハマるような気がします。

てことで今回はこの辺で。
来年1月まで続く長丁場のツアーなので皆さま心身ともに健康にその日を迎えましょう。栄養満点のライブが待っているのでね。
念念念のため書くけど、ツアーが始まったらこのブログに書いたことが当たってようが外れてようがそれ自体がネタバレと化すかもなので、色々とご留意ください。(たぶん杞憂)(ツアー中はふせったー使おう運動)

最後までお読みいただきありがとうございました!

【ディスクレビュー】DIALOGUE+1/DIALOGUE

みなさんこんにちは。ツバメです。

今回はDIALOGUE+の1stアルバムDIALOGUE+1について語り散らかしていきます。

今までPの彼とそのバンドについては数え切れないほど語ってきましたが、彼女たちのことを文章にしていくのは今回が初めてなので、諸々どうかお手柔らかにお願いします。
”1週目”の感想が書けるのは今だけだとも思うので、浅〜いこと書いててもニコニコ見守っててくださいね…。
普段から筆者のブログをご贔屓いただいている皆々様にはご明察の通りかと思いますが、筆者はまだこのユニットをUNISON SQUARE GARDENというフィルターを通して見ている部分が大半なのでそこらへんはお察しください...。
裏を返せばまだUNISON SQUARE GARDENを知らない人には「こんな歪な見方があるのか」と変な方面に視野を広げるきっかけになっちゃうかもしれません。

てことで書き始めていきます。

 

DIALOGUE+1

01.Sincere Grace
徐々に近づく鼓動のようなサウンドとカウントダウンが物語の導入を呼び込む曲。
Sincere(誠実な)+Grace(優美)と純白なフレーズが並んだタイトルに倣うような純度の高い歌詞が魅力的。
「この今が宝物だってこと」だけど、「ここはゴールじゃないってこと」というグループとしての現在位置の明示とその先へ向けた決意表明が高らかに歌い上げられる構図になっている。
「浮かび上がる最終目的はまだ内緒だ」など1stアルバムの1曲目だからこそ映えるような余白のある言葉が愛おしくなる。
最初のツアーでは1曲目で観たいけど、いつか本編ラストで歌ってほしい曲。感情ぐちゃぐちゃにされたい。

≪一番好きなところ≫2サビ鷹村さん「わかるかな」のピンポイントに刺しに来る感じがとても好き。
これは作詞の面での話だけど、本業バンドにもよく出てくる「わかる/わからない」系統の言葉の差し込み方ツボです。春が来てぼくらやらシャンデリア・ワルツやら23:25やら(ニュアンス1番近いのだと23:25の"わかんねぇかな"な気がする)(いきなり伝わらない話)
【作詞作曲:田淵智也 編曲:eba】

02.人生イージー?
元気いっぱいの2ndシングル曲。1曲目との流れで聴くからこそ1コーラス目の「今に挑め!」が輝きを増していて好き。「君の時代だ」の意味も作詞者→歌い手へのベクトルで聴こえてくる。
アルバム1-2曲目の滑らかな繋ぎはPの本業バンドに耳が鳴れている人たちにとってお馴染みもお馴染みの構成。相変わらず貫かれるアルバム哲学はここまでくると意地でしかなくて好き。

≪一番好きなところ≫Dメロ「上手くやらなきゃ 上手く笑わなきゃ~」で流れを持っていく飯塚さん
基本的に筆者は芯のある強い声の人みんな好きになっちゃうんですが、このグループだと稗田さん宮原さん飯塚さんが上に突き抜ける系の声のトーンで、それに当てはまるような気がしています。
ツボに入っているのはその3人だけど、他の5人の声も別のベクトル好きです。
内山さん緒方さん守屋さんの3人は混ざるだけで存在を認識できる声の個性強さが良いですよね。前者3名の「上に突き抜ける」に対する「横に広げる」的な感覚で、DIALOGUE+を<声優アーティストユニット>と位置付けるためのアイデンティティ的な存在に感じています。
村上さん鷹村さんの声はそのどちらの特徴も持ち合わせているハイブリッドなタイプのように位置付けています。
もうちょっと細分化すると村上さんは横に広げる寄りの上に伸びる系、鷹村さんは上に伸びる系の横に広がる系だなという感覚です。(ややこしいけどこの2人は特に秘めたる何かを感じているということです)
…この声の聴き分け感覚の話が一番書きたかったんだけど伝わってるこれ?(センターボーカルのペアリングや各曲の歌い分けなど、ざっくりでもこういう声質を踏まえて聴くと意図が見えるような気がするので楽しいです、グループユニット音楽の沼はパート分けにあり…)
【作詞作曲:田淵智也 編曲:田中秀和(MONACA)】

03.ドラマティックピース!!
クレジットに度肝を抜かされたフジファブリック曲。
フジファブリック感満載の曲調に”小粋”でいたいじゃん?」「凛として爛々としてといった、どことなく赤い影が咲いている歌詞が魅力的。ギターソロも最高最高。
タイトルも1stEP収録の「Domestick Force!!」に紐づけられているように見えるし、P談義を拝聴したところ、やはりこれらは意図的なようで感情が揺さぶられてしまった。
そんな2つのバンドの要素を併せ持つ曲の結びに「生きたい!生きてやりたい!生きてやったって舌出したい」って書くの本当にズルすぎてね...。
そういう側面をクローズアップしてしまいがちなのでなかなか曲本体を純粋に耳に入れるのが難しくて内心複雑だけれど、そういう文脈を背負っていろんなきっかけの種を蒔けるのこのグループの強さであるのは間違いないはず。

それと歌詞の面でもうひとつ書きたかったのは「リモートじゃ不十分でしょ?」のところ。こういう世相的なものをそのまま映すようなタイムリーなワードを使うのは、逆に本業にはあまりない一面なように見えて珍しく感じた。(外部活動だと「ガッ※※の結婚」とかあるけど(?))

≪一番好きなところ≫癖にならざるを得ないBメロ。もっと言うと「イツイカナルイツイカナル話」の下ハモ。よく聴くと1オクターブ下の声入ってるっぽいですよね?!これ誰が歌ってるんですか?!聴き間違えだったらこの2,3行はなにもなかったことにしてください!!
【作詞作曲:田淵智也 編曲:フジファブリック

04.謎解きはキスのあとで
あまりにもポップであまりにも良すぎて...。ドラマティックピース!!からのハイテンションな流れも相まって序盤のピークポイントを迎える曲。
迷宮入り確定ロマンスの語感の良さといいキャッチーなメロディといい、J-POPで育ってきた我々日本人たちに刺さらないはずがなくないですか?(言いすぎ?)
内山さん宮原さん共々、華やかでポップなラブソングが似合いすぎてしまうのも勝ってますよね(なにに?)

アルバムの構成面で言うと、このアルバム冒頭4曲で一つ目のピークに持っていくスタイルは完全に最近のUNISON SQUARE GARDENのアルバムのそれ。多分このブログにたどり着く皆さまはそんなとこもニヤニヤしてるはず(?)
シンプルに煌びやかなメロディの強さが売りの曲なので4曲目という位置もちょうどいい塩梅に聴こえてくる。
この曲から漂う「明確に重なる記憶がないのにノスタルジーを感じるJ-POP感」がなにに由来してるのか気になって考えていたんだけど、アイドル音楽はもちろんPAFFYとかJUDY AND MARYとかの音楽とかがそれなのかなぁなんてふわっと感じたりした。単に昔チラッと耳にいれたポップソングって意味だから他にもいろいろありそう。
あと本当に余談だけどライブでメインボーカルの2人が持ってる傘、完全に神宮球場ライトスタンドでよく見かけるアレじゃんとなって笑った。(筆者のハンドルネームはそのチームに由来しています)

≪一番好きなところ≫Bメロ「こんなはずじゃなかったのに「のに」で半音下げて悲壮感が出るところ。ここで音と歌詞に伴って感情が一緒に不安になるからこそサビの多幸感が倍増しているように響いて最高になれちゃうんですよねきっと。
【作詞:竹内サティフォ 作曲:ONIGAWARA 編曲ONIGAWARA、伊藤翼】

05.プライベイト
シティポップチックな浮揚感とキラキラ感が際立つ1曲。
一連の流れで聴くと、エッジの効いたスラップメインのサウンドが心地よく響き、アルバムの空気感がリセットされたことをふわりと実感する配置になっている。
ここまでの4曲とまた違うアプローチの曲なので、アルバムの奥行の深さみたいなものが出ているように感じる。
「汗をかいたグラ」「トローでかき回」「西日の差テラで」みたいな韻の踏み方と音の乗せ方が巧妙で好き。

≪1番好きなところ≫2回目のBメロ「ひとりの時間があって~」守屋さん。この曲に限らず彼女だけ頭一つ抜けて圧倒的にアイドルしてる感あって「良~」となっちゃう。
【作詞:大胡田なつき 作曲編曲:睦月周平

06.あやふわアスタリスク
まだ手札にローテンポの曲が少ないグループの中では貴重なミドルテンポのナンバー。
プライベイトとの流れだからこそ、ふわっとしたサウンドがすんなり耳に入ってくる完があって良い。またしても曲順の妙。
歌詞の文脈でもうひとつ加筆すると「僕らの現在地」を問うこの曲が真ん中に配置されているのも良いところ。(どこまでが仕組まれたものでどこからが偶然の作用なのかわからないけど)

そして、筆者のようにUNISON SQUARE GARDENを入り口としてDIALOGUE+に入っている人だと「作詞作曲田淵智也」の文字列に1番ピンと来ないのがこの曲だと思う。
そういう引き出しもあったのか!ともなるし、歪んだ視点から見ればちょっとXIIXに影響受けた?ともなる音の引き算が目立って新鮮な楽しさがあった。
引き算基盤でありつつ、最終的には宮原さん稗田さんの畳みかけに繋がる構成も好き。

≪一番好きなところ≫「笑った 迷った 泣いた わかった」緒方さん
緒方さんの声の特徴と曲の雰囲気が一番マッチしててシンプルにとても好き。
【作詞作曲:田淵智也 編曲:広川恵一(MONACA)】

07.夏の花火と君と青
現在地を問うあやふわアスタリスクから一気に世界が開けたような良い繋ぎが好き。
「夏」も「花火」も「君」も”わかる”んだけど、「青」を持ってくるセンスがとてつもなくツボ。キラキラ全開のポップサウンドと少女漫画感溢れる歌詞の展開のかみ合わせもベタな良さを感じた。
速い曲なのにフリも細かく速い感じで「大変そう〜楽しそう〜」と観ています(ダンスを言語化する力0)
歌って踊るのが大変なのはもちろんだけど、これだけ忙しない歌い分けを管理するPAの方々も大変なんだろうなとか思ったりもする。

≪一番好きなところ≫ベタだけど1サビ手前の稗田さん「…私、変じゃないかな?」
この曲に限らずハイパー美声で見どころ掻っ攫っていくの最強ですよね。真っすぐに耳に入ってくる上に独特の残響を感じて好き。
筆者、アイドルに関する引き出しが嵐しかないので恐縮なんですが、こういうところから稗田さんに大野智さんの幻影を感じます...。圧倒的な歌の支柱感、あとグループ間での背丈的にも(?)
【作詞:本間翔太、田淵智也 作曲:瀬名航 編曲:瀬名航、伊藤翼】

08.I my me mind
跳ねあがる四つ打ちがとにかく楽しいし、それでいて曖昧でスケールの大きい歌詞が呼び込む切なさとのバランスが心地よい。緒方さんの包容力ある感じの声と飯塚さんの鋭い声のバランスが絶妙で明るいのに泣ける系の曲。
「きっとちゃんと地球は回っているから 明日晴れにしておくれ I my me~」のメロディライン好きすぎちゃう。
UNISON SQUARE GARDENのinstant EGOISTっぽいなぁって思いながら聴いてたら、45秒ごろの1サビの入りが完全にシュガーソングとビターステップの動きで思わず声が出た。
サウンドUNISON SQUARE GARDENならフレーズはパスピエ(それはそう)
「アウトからインサイド」「メタフィクション→フィクション→ハクション」の言葉遊びは流石の大胡田さんの節。
アッパーチューンだからかプライベイトやトークトークトーク!よりも一層パスピエ節が強く出ている曲な気がする。

≪一番好きなところ≫ラスサビ飯塚さん「決定権はこの手で握っているんです」
人生イージーの項などでも書いたように、最後を搔っ攫っていくタイプの強い声の使い方が最高。ボーカルディレクションしてる人と好みが合ってるんだろうな?
余談もいいところだけどUNISON SQUARE GARDENにカバーしてほしいランキング1位がこの曲(2位がおもいでしりとり)

【作詞:大胡田なつき 作曲:広川恵一(MONACA)、田淵智也 編曲:広川恵一(MONACA)】

09.アイガッテ♡ランテ
音、歌詞、動き、どれを取っても「わけわからん感」のオンパレードで楽しさ満点だった。”どうせ一聴じゃ読み解けないから”的な開き直りのシンパシーすら感じた。
Pの本業バンドの方では10年以上前から頻出フレーズの「点と線」が友情出演(?)してる歌詞が好き。
「おやすみ」で締まるI my me mindからMVが鐘の音で目覚めるシーンから始まる「アイガッテ♡ランテ」へ繋がる歌詞繋ぎ(?)にも見えて良かった。(ここ完全にDr.Izzyのアトラクションがはじまる「目が覚める鼓動が聴こえたなら徹底的に揺らして」→MVが朝目覚めるところから始まるシュガーソングとビターステップと同じ構図)(間奏のアイガッテ♡ランテ連呼してるとこもシュガーソングっぽい)
ラスサビ前の「wake up one more time!」もアルバムの流れで聴くとその繋がりを感じるし、この曲の全体的な「わけわからん感」が部分部分で解像度が上がっていく感じがして楽しい。が、結局のところこの曲は「わけわからん」を笑って楽しむ曲な気がする。
詩曲歌ダンスMV全てが組み合わさって謎の化学反応を起こしてるのが面白すぎるし、ライブでどう転がって進化していくのかが今から楽しみ。
≪一番好きなところ≫鷹村さんピテカントロプスの生い立ち難しい」とそこの謎ダンス(MVだと一瞬しか映らないのが余計クセになる。1分35秒ごろ)


www.youtube.com
「ロックとブルースと油物が好き」最初に見たとき本当に声を上げて爆笑しました。

【作詞:田淵智也 作曲:田中秀和(MONACA)】

10.おもいでしりとり
完全にUNISON SQUARE GARDENのアルバムに迷い込んだ錯覚に陥るアイガッテ♡ランテ→おもいでしりとりの繋がり。おもいでしりとり本当にいい曲。
具体名出すとスロウカーヴは打てない→Catch up,latency、フィクションフリーククライシス→Invisible Sensationのノリのそれ。
厳密には調べてないけど恐らくCatch up,latencyとコード進行が近しいのでサビなんかは特に雰囲気が似てて好き。(これUNISON SQUARE GARDENのブログだっけ?)(このブログを目にしている皆さんには十中八九必要ない言葉だけどUNISON SQUARE GARDENの文脈からDIALOGUE+を観るのはめちゃめちゃ面白いのでおすすめです)

以前にもブログに書いたが、「しりとり」によって言葉を繋いで駆け抜けていくこの曲は、古くから彼のスタンスである"語彙がないから複合技"(アイラブニージュー/UNISON SQUARE GARDEN)の総決算的ポジションにいるように感じる。
アルバムの構成面で見てもやはり「既存曲を既存曲として聴かせない」意図を感じる構築が最高だし、それをグループの看板曲でもあるおもいでしりとりに仕掛けるというところも意地を感じて良い。

「今、季節はまるで天秤のように」「壊れないで ふたつのバランスだけは」「今、季節は変わろうとして この天秤は次のバランス探す」と巡っていく歌詞の築き方、隠し切れない田淵智也感にあふれてて好きです。あとあの天秤の振りも好き。

≪一番好きなところ≫1サビ「手を繋ぎたい」宮原さん
本当にこのパワフルさと可憐さを両立した声が最高すぎて…。
【作詞作曲:田淵智也 編曲:睦月周平

11.20xxMUEの光
おもいでしりとりと透明できれいの間にこれ挟んでひっちゃかめっちゃかにする構成が好きすぎて好きすぎて。UNISON SQUARE GARDENCIDER ROADにおける「crazy birthday」みたいな。とにかくドラムの手数がエグくて好き。

シンセ×高速BPM×各フレーズあざとかわいく遊びたおす村上さん守屋さんのおかげで一見楽しいに全振りした曲に見えるんだけど、要所要所とんでもない歌詞で刺しに来る曲で1曲で満たされるものが多いのが最高ポイント。
「世界はいつも正しくて 自分はずっと間違えて 認めてやっと進めるよ これまでの時間決して無駄じゃない」とか「人と同じだって人と違ったって君は君の未知へ!」みたいな歌詞最高すぎて…。身体がテンポ感処理できた瞬間から泣き曲に進化してしまった。
そして完全に余談ですが、先日フラッと観にいった「フリー・ガイ」という映画が完全にこの曲とマッチしてる作品でした...オタクにおすすめです(オタク特有のなぞこじつけ)(誰かのわかりを得たい)

≪一番好きなところ≫2サビ手前かわいい全振りの何!?からの固定観念RIP 若気の至りとかいう最強最強歌詞。語感も言ってることも強すぎて凄すぎて。
四字熟語×アルファベット3文字のフォーマット、面白いし楽しいしで最高。愚公移山DNA」とか「勇猛邁進ING」が落ちサビでいきなり出てく胸アツ感も好き。


www.youtube.com
奇跡的バランスと玉石混淆RGBの演出好きすぎるので貼っちゃう
【作詞:やしきん 作曲:田淵智也 編曲:やしきん】

12.透明できれい
DIALOGUE+1という物語のクライマックスを迎える曲。
アルバムの帯に掲げられた「どうしようもないくらい好きになってね」が2サビから登場している。(2サビまで待たせて出てくる構図は10% roll, 10% romance帯"4年後もどうせ君が好き" や君の瞳に恋してないのタイトル回収を思い出してニヤけてしまう。)
しかし、アルバム帯はある種のミスリード役となっており「どうしようもないくらい好きになってね」と受け手に丸投げするのではなく「違う、僕たちがさせなきゃ」「大丈夫、僕たちがさせるから」という自覚(?)を示す言葉のための舞台装置的な役割になっているように見える。
もうひとつ憎いのは「僕らだけが見える僕らだけの夢を」「君と僕らでさ 作ろうよ未来を」という「君(単数)」「僕ら(複数)」という言葉の使い方。ここから先はうまく言語化できないので各自汲み取っていただきたいのだけど、憎たらしくなるタイプの良さがあるよね。(君と僕らで革命しましょに繋がっているのもロマンス感じる)

楽曲構成的にはAメロ「ステージはこうして新しくなる」で締めくくるのがとても好き。
2Aのフレーズとの相互関係もそうだし、こういう壮大な曲の締めにAメロが来る切なさと明るさのバランス感(まだまだ先に続いていくものがあるのを見せてくれるような感じ)みたいなものがツボなので...。
兎にも角にも締めくくりに相応しい壮大な名曲だった。

≪一番好きなところ≫鷹村さんの1A「だけどなんにも返せてないよな」の「かせてないよな」の掠れた感じの音の当て方。感情表現として最高だし、声優という表現者としての歌い方が前面に出てて好き。他にも大サビ手前の内山さん守屋さんのとことか無限に好きなところ出てくるけど一番はそこだったな。
それにしても、本業ロックバンドで「どうせなら、この際なら虹を作ってみよう・モノクロでは説明できない完全無欠のロックンロールを/フルカラープログラム」「また違う色混ぜてまた違う未来をつくろう/春が来てぼくら」と色をつけることと生きる道を彩ることをイコールで結んでいたかのような人が「透明できれいでそしてあったかい」というクリアな言葉を紡いでいるの、ありとあらゆる感情が刺激されて本当に好き。
とまで書いて閃いてしまったんだけど、「どうしようもないくらい今が好きだよ」の『今』が『透明できれいでそしてあったかい』なのだとしたら、それは今後七色あるいは人数にかけて八色に満たされたりするんですかね?そんなオタク的視座を隠し持ちながら今後もDIALOGUE+の音楽の行方を追いかけてみたい。
【作詞:田淵智也 作曲:瀬名航 編曲:伊藤翼】

13.はじめてのかくめい!2021
れぼるじゃーん(感情)
「また息をした」という言葉からブレスを挟んで繋がるはじめてのかくめい、音を聴いても歌詞を読んでも見事な繋ぎでやられてしまった。
「ステージはこうして新しくなる」と言わんばかりに新しくなったはじめてのかくめい!が始まるのもどうしようもなくズルかった。おもいでしりとりの項にも書いたように「既存曲を既存曲として聴かせない」ひとかけらの真新しさをもたらせる仕掛けで、最後まで手が込んだ構成が貫かれていた。

デビュー曲の再録というある種の奥の手的存在をファーストアルバムで惜しみなく出してくることや、1曲目の「この今が宝物だってこと」にはじまり12曲目の「どうしようもないくらい今が好きだよ」と結ばれる構成からは、もはや執着心に近い『今』への感情を感じた。

オリジナル版と比べると声の活力を中心に各サウンドがより研ぎ澄まされたかのような印象を受けた。次は2031ver.が聴きたい(気が早い)

≪一番好きなところ≫Dメロ「だけどやんなきゃ未来は来やしないんだ↑」で頭一つ抜けたキーになるところ。ハイテンポに急かされてるのもあってか、感情を昂らせるような空気感がこの一瞬でブワっと広がってツボ。
【作詞作曲:田淵智也 編曲:伊藤翼】

 

≪結び≫
ひたすらポップに駆け抜ける13曲50分だった。
「聴いてしまった」感満載の圧倒的なボリューム感と聴きやすさの二軸が揃っているアルバム構成が本当に圧巻。
8人とそのチームがこれまで歩んできた道と今踏みしめている現在地、そしてそこからおぼろげに輝かしい未来像までも見えてくるような素敵なアルバムだった。
そんな美しく圧巻の1枚を点として、どんな方向へ線を伸ばしていくのか楽しみでしかたない。

DIALOGUE+1/DIALOGUE+

01.Sincere Grace
02.人生イージー?
03.ドラマティックピース!!
04.謎解きはキスのあとで
05.プライベイト
06.あやふわアスタリスク
07.夏の花火と君と青
08.I my me mind
09.アイガッテ♡ランテ
10.おもいでしりとり
11.20XXMUEの光
12.透明できれい
13.はじめてのかくめい!2021

お読みいただきありがとうございました!

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条件反射で帯を隠して写真撮るオタク

 

 

自分で見返してちょっと引いてます、本当によく喋ってますね…。
まだ書きたいことはいくつかあったのですが、まとまらない話が多かったのでまた別の機会にでも書こうと思います。

最後に余談ですが、写真からお察しください(チェキ)
筆者は大昔水曜日の某A&G Next Generation Lady Go!!!!!をめちゃめちゃ聴いてメール送ったりイベント行ったりしていたオタクなので...。そんな盤外の文脈も繋がってしまうんですよね、オタクなので...(この話いったい何人に正確に伝わってるんだ?)
ということで余談にまでお付き合いいただきありがとうございました。

【ライブレポート!】fun time ACCIDENT3 2021/09/10 Zepp Tokyo

みなさんこんにちは。ツバメです。

今回はfun time ACCIDENT3の感想をドバドバ書いていきます。

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恐らくこれで最後のZepp Tokyo
あのトヨタショールーム抜けて観覧車の真横の洞窟に吸い込まれていく人間になるの、毎回楽しかったなぁ。

 

黒子首

斎藤さんのラジオで紹介された「チーム子ども」からアルバム「骨格」を聴き、なんじゃこの凄いバンドは!となっていた黒子首。
音源とライブにどんなギャップがあるのか、ないのか、どんな人たちなのか探り探りに心を躍らせていた。

01.Champon
アコースティックギターをメインにムーディなメロディに浸れるChampon
完全アウェーの空間であったはずなのに、1音1音がライブハウスを引き締める雰囲気を醸し出し続けていて最高だった。
堀胃さんの歌がオーラにまみれていて終始聴き入ってしまったね。

02.Driver
四つ打ちのダンサブルなビートとスラップの効いたベースに身体を動かざずにはいられないDriver
ミラーボールも相まってとても良い光景に浸れた。ベースのみとさん、めちゃめちゃかっこよかったなぁ~。

03.チーム子ども
ドラム田中さんの挨拶とカウントから曲へ。田中さん終始表情が良かったな。
3分に満たない短い時間の中で圧倒的に良いメロディに打ちのめされる感覚だった。
ラスサビのドラムのタメが好き。
”いっせーのせでひっくり返そうぜ”が好きすぎて脳から離れなくなっちゃって困っています。

04.熱帯夜
若干の暗転を置いてかわいげなイントロへ。なんというか時間の使い方に余裕が溢れていてライブ巧者な感じがガンガンに伝わってくるセットリストの組み方だった。
「熱帯夜」って個人的には鬱陶しいイメージの言葉なのに、それを冠にした曲にこれだけ清涼な音が積まれているのなかなか狂気的だなとも思う。

05.エンドレスロール
「エンドレスロール」と一言置いてスタート。と思いきや一回曲に入れなくてリスタートになっていたように見えた。ステージの緊張感がリアルに伝播してくる感じにゾクゾクしてしまった。

この曲もサビのメロディラインがドツボで最高になってた。「エンドレスロール」ってタイトルなのに唐突に曲が終わるのも裏切られる感あって好き。そういう狙いなのかな。

06.あなうめ
黒子首で一番楽しみにしていた曲。
直前の堀胃さんの「今日来てくれたあなたへ、敬意を表したいと思います」というようなMCから繋がる”小さな日々に大きな感謝を いつの日かあなうめは必ず”なんだよな...。
キーボード、ギターと各楽器隊に魅せ場が来るのも集大成感あって良かった。10年後もライブでやっていてほしいシリーズだな。

07.静かな唄
あなうめで素直に終わらないのが良かった。
リズム隊筆頭に激情的になって音を鳴らすメンバーの皆さんが本当に良い姿で...。
最後の最後で観ている人たちに残したものが余りにも大きかったアクトだったと思う。
これも一種のライブハウスの魔法に類するものなのだろう。

黒子首 セットリスト
01.Champon
02.Driver
03.チーム子ども
04.熱帯夜
05.エンドレスロール
06.あなうめ
07.静かな唄

 

日食なつこ

こちらは対バンアーティスト発表になるまで聴いたことなかったアーティスト。こちらも今年リリースの「アンチ・フリーズ」がとても良いアルバムで一気に惹きこまれてしまったアーティスト。
MVがどの曲も物凄い作り込み方で、筆者は予習がてら観たエピゴウネのMVに打ちのめされてしまったので聴けるのを楽しみにしていた。

01.真夏のダイナソー
まず良かったのはZepp Tokyoのステージのど真ん中にピアノ1台がドカンと置かれているステージ構成。こんな風景を観るのも、ピアノで弾き語るタイプのアーティストのライブを観るのも初めてだったけど、とてもいい景色だった。
観客は座る人立つ人好き好きという感じなのも自由な空間が体現されてる感があってよかったな。(前の人が立ったから立たざるを得なくなったみたいなのはあるかもですが...)

「恐らく今年最後の真夏日...(以下うろ覚えで書けず)」と、曲へ入る前の語りから雰囲気を作っていくスタイルで、あとはピアノと歌がただただ響き渡る圧倒的なステージングなのが本当に良かった。
歌とピアノの音の中にペダル踏む音や、リズム取るための床を踏みしめるタップ音がちょくちょく混じってくるのも心地良かった。

02.空中裁判
こちらは初めて聴いた曲。でも初めて聴く曲じゃないくらいに楽しさがあったのはサビの開けるメロディの良さのせいだろう。
冒頭2曲で既に会場を掌握してピアノ引き倒してる感がかっこよすぎたな。

あとから音源で復習してみたらマラカスの音が入っていてるっぽくて面白かった。

03.なだれ
入りの指パッチンが軽快すぎてめちゃくちゃクールだった。あんなスマートに指鳴らしてピアノ弾き始めるのズルくない?
「皆さんの足元が凍り付かないように、しっかり前に進めるように」的なニュアンスの語りが入っていたが、そこから「アンチ・フリーズ」収録の「なだれ」の”凍る不安も搔っ攫って”に繋がる仕掛けになっていて面白い。
普段MCしないバンドしか見てない分、「曲中のフレーズが姿を変えてMCの言葉になって現れる現象」みたいなのが黒子首に引き続き起きていて良かった。(最近はMCしないバンドも普通に最低限のMCはしているけどね笑)

04.99鬼夜行
シリアス目な空気感を引き出す語りとピアノが本当にかっこよかったな。
さっきまでポップだった空気感が一変しているのも肌に染み込むし、シンプルなステージ構成の分ひとつひとつの音に宿された説得力がとてつもなかった。

05.エピゴウネ
エッジの効いた歌詞のパワーと力強いピアノに引力を感じるエピゴウネ。
”情熱だけで生き残れたらどいつもこいつもヒーローだよ”
”容易くないから追う価値がある 背伸び程度で届く空ではない”
物凄い歌詞すぎてひたすら圧倒されていた。聴きたかった曲が聴けて嬉しかったな。

06. ダンツァーレ
「今日このライブがあるのは皆さんが様々な約束を守ってくれたから。ミュージシャンはみなさんに助けられています。あなた自身に大きな拍手を!」という言葉に招かれるように温かい拍手に包まれたZepp Tokyoをそのまま曲に持ち込んでいく作り方が見事だった。
跳ばずにはいられないメロディとリズムに抗えるわけもなく、ひたすら楽しさに包まれた空間だったな。

07. 水流のロック
「まだまだ流れていこう!水流のロック!」と曲名と掛け合わせて流れるように次の曲へコマを進めたのが良かった。
ギターの音もベースの音もドラムの音もないステージにも確かにロックンロールが存在していたの、本当に凄かったな。

08.音楽のすゝめ
「バカなぼくらでまた会おう」的な感じの締めくくりの言葉を残して曲へ。(言葉うろ覚えです)
ステージ後方のバックライトが強く眩い光を放って神々しさにやられた。
九か条あるすゝめの中でも九つ目の「即ち、音楽これ人の心 絶やしちゃいけない人の命そのものなんだよ」がどうしても良いんだよなぁ。

音楽が好きで好きでどうしようもない感じが、立ち居振る舞いそして奏でる音からひしひしと伝わってきて胸が締め付けられるようで心温まる満点の時間だった。

日食なつこ セットリスト
01.真夏のダイナソー

02.空中裁判
03.なだれ
04.99鬼夜行
05.エピゴウネ
06. ダンツァーレ
07. 水流のロック
08.音楽のすゝめ

 

UNISON SQUARE GARDEN

ステージに見慣れた機材が続々と運び込まれてくる時間の緊張感、本当に良いなぁと思いながら座していた。
ドラムの配置が最後までなかなか決らなかったのか、最後の最後までスタッフが奔走していたのが印象的。ドラマーの拘り、相当強いんだろうなぁなどといらぬ妄想をしながら待っていた。

SE.絵の具
この日の装いはDr.白セットアップ、Ba.黒0078T、Gt.Vo.黒襷掛けシャツ。
いつの間にか2021年スタイルとして定着した装いと共に事件の幕が開いた。

01.エアリアルエイリアン 
1ミリも予期していない1曲目だった。6thアルバムの1曲目に「聴くアルバム間違えたと思われるくらい揺さぶりをかけたかった」と投入された曲で、この日もその意図をなぞるように、存分にセットリストおじさんの掌で転がされてしまった。

テンポは音源よりやや落としていたように見えた。
Aメロのギターの空間系のエフェクトが音源以上にギュインギュイン前に出てくる感じで良かったな。

歌詞読み返して気が付いたけど、アクシデント(事件)に対しての”加害者” ”被害者”等のフレーズがここに配置された由縁だろうか。
ライブでの披露は7月のオンラインライブ以来。それより前の有観客ライブだと19年のftH7のSKY-HIとの対バン以来。振り返ってみるとあの日も不意に訪れたDr.Izzyリバイバルデーだった。

02.MIDNIGHT JUNGLE
「あ、今日そういうバチバチする日?」なオーラを全開に放つシームレスでドカンと決まる繋ぎだった。痺れたね~。
曲調は天と地ほど離れているけどエアリアルエイリアンと照明の系統が近かったのがおどろおどろしいさを一層引き出していて良かった。
よくよく歌詞を見ていくとこちらも”容疑者の検証が始まる”と事件にこじつけられそうなワードが入っている。

大元を辿るとDr.Izzyツアーで未音源化の新曲として顔を出した曲なので、ここだけ勝手にリバイバルツアーDr.Izzyだった。(?)
こちらは昨年のLive (in the) HOUSE2以来の披露。生での披露は19年9月のロックのほそ道以来。
03.Phantom Joke
「あっ”そういう日”だ了解!」となるような立て続けのバチバチモード。
その難易度の高さからNormalツアーまでは何かと見守り気味に観ていたPhantom Jokeだけれど、あれから半年ですっかり懸念材料は淘汰されたようにみえた。

歌詞を”事件”と紐づけるとするなら”合わせる辻褄を探せ”とか ”善々悪々も審議不能になる”とか?

そして多分この話書くの3回目だけど、短いセットリストの中にあるPhantom Jokeはドラムの強度が1.5倍くらいになるのでお得感がある(ドラムすごすぎ定期)

04.サンポサキマイライフ
「今日は時間の許す限り演奏していきたいと思います。最後までよろしくお願いします!」というような挨拶からサンポサキマイライフへ。

MCからサンポサキマイライフのハイハットのカウントとイントロが飛び出すのめちゃめちゃ武道館だし、Zepp Tokyoで聴くサンポサキマイライフはめちゃめちゃOne roll,One romanceなので過去の思い出も併せてちょっと感傷に浸れるサンポサキマイライフだった。

今回選ばれた理由はftA3の「3」からだろうか?安直?
2Aでギターのアーム引き上げながらギターのボディも持ち上げて歌ってたのめちゃめちゃ良かったし、ギターソロはまたアレンジが変わってて良かった。
あとどこの局面か覚えてないけどリズム隊が向き合ってる瞬間が微笑ましすぎたね...。アウトロではOne roll,One romanceツアーよろしくヘッドホンスタッフが下手からこっそり登場して次の曲へ。

ちなみにこちらはRevival Tour Spring Spring Spring以来の披露。

05.シュガーソングビターステップ
ここまでポップな手札を一切切らずにきた分、たどり着いたシュガーソングとビターステップの無敵さが凄かった。「もうここでやっちゃうの?ライブ終わる?」くらいの勢い。
アクシデント用のバッチバチのセットリストの流れを意味するかのような「超天変地異みたいな狂騒にも慣れてこんな日常を平和と見間違う」に普段以上の含みがあったのかもしれない。

そしてこの曲もOne roll,One romanceでの光景がフラッシュバックしてしまった。YouTubeにも動画上がっているしアルバムの初回特典になってもいるけど、あの日のスーパーライブは本当に一生忘れないので…。

なんだか久しぶりの蓋然性合理主義謎ポーズや、何の脈絡もなく空気を叩きまくる謎ドラムが良かった。7月の新木場の時も謎に空気叩きまくってたけどもしかして彼にだけ見えてるシンバルでもあるのか?
ラスサビの「goes on 一興去って一難去ってまた一興」の裏のドラムのアレンジがシンバル連打する一番好きなタイプのやつでよかった。

あとめちゃめちゃセトリオタクな話、2つ目のセクションが2曲で終わる構成中々にレアだった。サンポサキマイライフからシュガーソングで勢い爆発させたから、次に変なセッション挟んで流れ変えるのかなと思ったら流れ切れてビックリした。

06.静謐甘美秋暮抒情
束の間の暗転からギターがドラム側向いてタイミング合わせてスタート。
今日ここまで手数音数で勝負する曲が続いていたので、対照的にこの曲のテンポ感が心地よかったし、紫の淡い光に包まれながら歌われるメロディの儚さが良かった。

7月のアコースティックスタイルでのライブでの歌い方(2サビの”都合よくなって”の「てぇ」の消えゆく感じ?)が引き継がれていたのも良かった。全部を糧にしてる感が伝わるのが流石斎藤宏介さん...といったところ。

今回のセットリストには7月のFC企画でピックアップされた曲が多く選ばれていた。ファンタイムってそういうこと?とも取れなくもないくらいの組み方がされてて意外だったな。

バンドサウンドでの披露は昨年のLive (in the) HOUSE、生のライブでの披露は19年4月の台湾公演以来となった。

07.ドラムソロ・セッション〜サイレンインザスパ

暗転から徐々にフェードインしてくるタイプのドラムソロへ。
短い尺でこれでもかと叩きまくるドラムと激しい白銀のフラッシュが凄味を助長させていた。そこから繋がるセッションは一聴で「マイナーキーの激しいやつフラグ」が立つ感じのバキバキ感。是非音源化よろしくお願いします。

飛び込んだのは5thアルバムの1曲目サイレンインザスパイ。茶ベース時代にはなかった赤ベース特有のバッキバキな音質が割とこの曲と合ってるような気がした。
ドラムは2A中盤あたりから手数が狂い始めていて笑った。一方そのころギタボの方は歌詞に苦戦していたが...。

2サビの最中にヘッドホンスタッフがまたしても登場。終始激しめのドラムのフレーズが続く中ヘッドホン装着がスムーズに進行してるのプロの技すぎてめちゃくちゃ良かった。

披露自体は7月のオンラインライブ、生のライブでは19年7月の9mmとの対バン以来。
ACCIDENT CODE”R”やftA2でも演奏されているし、対バン/アクシデントに所縁がありすぎる曲だったね。

08.徹頭徹尾夜な夜なドライブ
サイレンインザスパイ〆る→Dr.:クリック音スタートのタップ Gt.:カポ外す Ba:ソワソワ待機するの構図からお馴染みのカウントへ。そしてほぼほぼ自主企画ライブでしか聴けない物好き用のアンセムへと展開した。

事前のブログにも書いたけど、CIDER ROADリバイバルツアーを経た先にあの頃と同じように徹頭徹尾夜な夜なドライブが満を持して登場する感じがやっぱり良かった。
イントロのベースおじさんの足上げは何年経とうがちゃんと肩口から頭の高さまで上がっていて相変わらずのフィジカルお化けで謎に感動した。間奏の大ジャンプといい、年々「怪我しないで...」の保護者思想が強くなってしまっている。

09.桜のあと (all quartets lead to the?)
「夜な夜なドライブ 夜な夜な!」のコーラスでフロアを圧倒したことで生まれる一瞬の隙間から、絶え間なく4カウントを入れて桜のあとへ。
「5,6,7,8」の徹頭徹尾夜な夜なドライブから8thシングル桜のあとに繋がる「8」繋ぎで8枚目のツアーへの伏線に?というのはいささか強引か。笑
ヘッドホン付けたまま桜のあとに突入したので、Aメロ叩きながらヘッドホン外してるのが器用すぎた(今回ヘッドホンの話多いな...)

夜な夜な同様、CIDER ROADから延びた線の上に桜のあとが出てくるのが趣きを感じる。ここまでくると完全に2014、15年ごろのUNISON SQUARE GARDENを観ているかのような錯覚に陥った。当時筆者自身はライブ行ってないのにね。

この日は下手前方のかなり良い席で、ベースおじさん爆レス地帯に紛れ込んでしまったのでなんかやたら目が合った気がして楽しかった(ライブあるある初級編)
相変わらずわがままにスイッチ押したりして終始ニッコニコご機嫌マンかと思いきや、落ちサビクラップ爆沸きで首傾げるのも相変わらずで本当に良かった。

10.Cheap Cheap Endroll
「ラスト!」と残して爆速のエンドロールを迎えた。
本当にめちゃめちゃ速くてリズムに乗るの諦めて笑ってた。
2Bで斎藤さんの右半身にズカズカ頭から突っ込んでいくベースの人と、今にも「邪魔だよ」って言いたげな斎藤さんの顔が良かった。(ちなみにそのまま手で払いのけられてた)

斎藤さんの歌い方がまだまだ体力余ってますよ感あふれる力のつぎ込み方で良かったな。
そんなこんなで、この日のバチバチモードを象徴するChaep Cheap Endroll〆だった。
爆速エンドロールに合わせて爆速で下手スタッフにベースパスして神速退場したベーシストで最後までひと笑い取られた。

Encore
MCざっくり
斎「アンコールありがとうございます。何話そうかなぁ。
Zepp Tokyoなくなっちゃうんだよね。僕も18,19のころ観客としてよく来ていて、いつかあのステージに立ちたいなと思い続けて音楽をやってきたので、そういう意味でも今日は本当に良い一日だったなと思います。

fun time ACCIDENTっていうイベントは現代のマリー・アントワネットなんですよね。
僕らがライブ観たいバンドを呼ぶっていう。笑
僕らのオファーを最高のライブで返してくれて、今日は本当に良い一日になりました。

まだまだ知らない音楽はたくさんあるし、今日も知らないアーティストがライブをやっていると思います。いまなかなかライブがやりづらい状況なんだけど、みなさん好きなアーティストのライブ、ライブハウスにはできるだけ足を運んでください。
今日は本当にありがとうございました。」

01.mix juiceのいうとおり
MCが終わると同時にいきなりイントロが流れ出してポップなカラーのライトとミラーボール照らされて始まるmix juiceのいうとおり、本当に本当に本当に最高。
心の準備が追い付かないままに始まった分余計に感情ぐちゃぐちゃにされてめちゃくちゃ良かった。今年目撃した光景のなかでも指折りの記憶になってしまったな。

”昨日の理想が今日砕けちゃっても” ”何気ない毎日でもまだ生まれ変わる” ”今日までの感情が明日を作るから”等々、あまりにも歌詞がタイムリーに突き刺さった。
対バン相手のライブで鍵盤の音を浴びているからこそ味わえるカタルシス的なものや、最後のZepp Tokyoを、ライブの始まりを飾っているイズミカワソラさんのピアノで飾り付けるのも多くの意味を感じとれて最高だった。

 

【ライブをするにはステージがなきゃどうしようもない だからステージを作る】というところから始まったfun time ACCIDENT3は、3組のアーティストの奇跡的なミックスによって幕を閉じた。
対バンだからこそ感じとれる空気感、前のアーティストのライブから連鎖してその日その場所にしかない物語が編まれていくこの感覚がどうしても対バンの醍醐味なんだろうな。
どうかこれからも息をするようにたくさんのステージを作ってほしいし、新たなアクシデントの萌芽に期待し続けたい。

UNISON SQUARE GARDEN セットリスト
01.エアリアルエイリアン 

02.MIDNIGHT JUNGLE
03.Phantom Joke
04.サンポサキマイライフ
05.シュガーソングとビターステップ
06.静謐甘美秋暮抒情
07.セッション〜サイレンインザスパ
08.徹頭徹尾夜な夜なドライブ
09.桜のあと (all quartets lead to the?)
10.Cheap Cheap Endroll

Encore
01.mix juiceのいうとおり

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お読みいただきありがとうございました!

存在しないセットリスト~fun time ACCIDENT 3~

みなさんこんにちは。ツバメです。

毎度やってる勝手にセットリスト組んで遊ぼうシリーズです。オマケにツアーの方も載せてます。

ということで間髪入れずにセットリストどん!

fun time ACCIDENT 3

01.セッション〜オトノバ中間試験
02.君の瞳に恋してない
03.マイノリティ・リポート(daring, I love you)
04.スカースデイル

05.3 minutes replay
06.世界はファンシー
07.instant EGOIST
08.徹頭徹尾夜な夜なドライブ
09.夏影テールライト

Encore
01.Nihil Pip Viper
02.シュガーソングとビターステップ

語りパート

いつもこの遊びをする時、きまって公式HPの文言を読み込んでキーワードを漁るところから始めるんですよ。

unison-s-g.com

フィーリング10割だけど今回は「ステージを作る」とかイベントタイトルにある「アクシデント/事件」「3」という数字にこじつけられる曲が文脈セットリストを組む源になるのでは?というところと「ツアーを控えた8thアルバムの伏線的なもの」が潜んでいるセットリストを考えた。

01.セッション〜オトノバ中間試験
"fun" time→"楽しい"を答え合わせする1曲目(こじつけ)
今回は3曲目のマイノリティ・リポートを最初に決めたのでそこから逆算してポップな幕開けをイメージした。

HPの「ステージを作る」「ステージにでかい音で鳴る音楽には言葉で言い表せない感動があることを、一つ一つのミュージシャンが証明してくれるはずだ」の文言から、
≪ライブの場(オトノバ)を作る≫≪穴掘ってミュージシャン≫のオトノバ中間試験をメッセージ性が濃くなる1曲目に置いた。
対バン相手的に序盤は飛ばし気味で流れを作って、最後は綺麗に締める構成の沸いたのでセッション付きにしてみた(直感)(絵の具から知らないインストが始まるの本当に最高ですよね)

02.君の瞳に恋してない
2曲目は「これぞユニゾンスクエアガーデン」的な曲(要するにポップでアップテンポなやつ)を置きがちなこと、Patrick Vegeeツアーではやらなそうな曲、主催のライブで2曲目にまだ置かれてない曲という条件を多分満たしてそうな君の瞳に恋してないを選んだ。

03.マイノリティ・リポート(daring, I love you)
今回の組み始めの曲。
”事件は随時進行中”等のフレーズから「事件枠」を「3」曲目という仕掛けをイメージした。ここから逆算して1,2曲目はポップな曲で文脈性高いやつが置かれている。
後付けだけど君の瞳に恋してない”虹色に光る幸せそんなものがなくても”⇔”やつらの声は無常にもカラフルめいた空で正解の名を語ってる”の微々たるリンクが一興。

ちなみに流れ星を撃ち落せも”大事件なら既に勃発中”のフレーズがあるが、こちらは7月の対バンで演奏しているので今回は選外とした。(直感)

04.スカースデイル
理由はかなり複合的で、「スリーマンの持ち時間的に長めのセクション2つのセットリストになりそう(直感) そうなるとバラード系どこに入るんだろう」→「最近だと7月のハンブレッダーズ/ズーカラデルの対バンが参考になるかもな」→「あの時の4曲目で流れが変わるセットリスト面白かったな」→「じゃあそれっぽい流れを組んでみよう」
という順に考えが転がって、前の3曲の流れを殺しすぎないような曲という意味でスカースデイルを引っ張ってきた。(完全にむだなストイックさ)

歌詞的には「1,2,3 僕の声を~」と「3」とを強引に括りつけられる(このバンド「3」という数字が好きすぎる傾向があるので、色んな曲を紐づけられてしまう)
また、図らずして4曲目の4thシングルという”っぽい構図”になった。

~ここでちょこっとMCが入るイメージ~

05.3 minutes replay
「3」&「ステージ」からの連想ゲームで”一斉にステージイメージお気に召すまま”の歌詞からのセレクト。
イメージ的には7月のオンラインライブで真ん中にエアリアルエイリアン置いたそれ。最近こういう「あんまりやらない曲」を放出してくるモードだと思うので、多少は期待できるはず。(と、理由もあるが根本的には筆者の聴きたい欲がつよいので入れた)

06.世界はファンシー
”世界が変わる夢を見た”→”こんな世界が楽しすぎちゃって”の繋ぎ。
3 minutes replayから4カウントに繋がるイメ―ジも沸くので実現してほしい並びで、マイノリティ・リポートと合わせて今回のセットリストの根幹部分。
ツアーがあるとはいえ、8thアルバムの曲をツアーでやらないような美味しい使い方をするライブになると思うのでリードトラックの世界はファンシーと夏影テールライトを良い位置で輝かせてくる気がする。

07.instant EGOIST
世界はファンシーの"fancy is lonely”から”今世界に一人ならあふれ出すリズムは君のもの”の繋ぎ。
"fancy is lonely”の「lonely」の裏でintant EGOISTの特殊イントロのドラム(ftH6とか舞洲でやってたやつ)が始まって歌に繋がるという妄想なんだけど、これが本当に最高なのでぜひお試しを。(食い気味に入るドラムは脳内で補完してください)
Normalツアーでのこの曲の化け方が凄かったので、後半のぶち上げゾーンに置いてもめちゃめちゃ輝くんじゃ?という期待も込めて。

08.徹頭徹尾夜な夜なドライブ
「5,6,7,”8”」からこじつけて8曲目に置いた。8thアルバムへの伏線的な枠(?)

8thアルバムのツアーでは演奏しないような気がするけど、1年以上演奏しないのは、この曲にとってはかなり長期のお休み期間なのでこの辺で演奏する予感。一部例外はあるけど基本的には自主企画ライブでしか聴けない曲的な立ち位置だもんね。
そしてSpringツアー→CIDER ROADツアーとバンドの歴史をなぞってきた期間の延長線上にあの頃と同じように徹頭徹尾夜な夜なドライブ出てくるのけっこうドラマティックな気がするけどどうでしょうか。(当時を知らないオタクより)

09.夏影テールライト
こちらも8thアルバム匂わせ(ツアーへの伏線)的な役割の枠(?)
ライブの流れとしてはNormalの本編ラストmouth to mouse(sent you)みたいな聴かせる系の締め方のイメージ。
「最新アルバムの曲をツアーとは違う良い使い方をしてきそうだな」という直感を元にこの位置にしてみた。
アルバム曲で、対バン等で積極的に演奏されているスロウカーヴは打てない、世界はファンシーと夏影テールライトだとこの曲が1番最後に置かれるイメージが沸きやすい。

今回は対バン相手的にもなんとなく本編をきれいにまとめ上げる系の締めくくりで飾るような気がしているが果たして…。

Encore
01.Nihil Pip Viper
せっかくだし新曲やってほし~~~~~~(急に語彙がこわれる)
当然のようにまだ聴いたことない曲だから特記事項はないんだけど、下半期のベースおじさんの外部活動の作詞曲がとんでもなく充実してるので「本業も頼む...」と色々な意味で緊張している曲。
02.シュガーソングとビターステップ
いや対バンなのにシングルなしの攻め攻めデーじゃん~~ってなってるところで、最後に全部かっさらっていくタイプのシュガーソングとビターステップ、絶対良いでしょ??(シュガーソングとビターステップは毎回良い)という構成。(最初は本編にいて、世界はファンシー→シュガーソングとビターステップ→徹頭徹尾夜な夜なドライブで〆の構成だったのが色々転がってこうなった)
”超天変地異みたいな狂騒”≒アクシデントと取れなくもない。

 

え、マジで良いセットリストじゃないですか?
聴いて楽し、歌詞読んで良し、曲名並べて美しで、今回も楽しいひとり遊びになりました。
最近この遊びは当たる/当たらないを楽しむというよりは、自分なりにイベントの意義を想像して、最大限の心構えをつくるというところに目的が移り切った感があります(セットリストアスリート)

そんな感じです、本番が楽しみだ~~~~~~~~。

 

ちなみに筆者は東京公演に参加するので対バン相手の日食なつこと黒子首の好きな曲も貼っておきます。


www.youtube.com


www.youtube.com


www.youtube.com


www.youtube.com

日食なつこは歌詞の文脈性に作詞作曲おじさんとの血筋の近しさを、黒子首は開けつつも闇っぽさも羽織ってるポップさ(XIIXっぽい)があるような感じがするので多分ユニゾンが好きな人には自ずと刺さるアーティストな気がしています。

 

そして最後にオマケ。
Patrick Vegeeツアーの方もセットリストを考える遊びをしているのでその途中経過を。今回のイベントを経て、どうせすぐまた並びが変わるので詳しくは月末にブログ書ければいいな~って思っています。

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ざっくりこだわりポイントを述べると
「なんかグチャっとしてるんだよな」→”ぐちゃぐちゃのまんまの希望 そのままにして僕を笑う”Dizzy Trickster始まり。
アルバムナンバーに絡んだ曲は2曲目までには置かれるはずなので2曲目Hatch I need
その流れで8thシングル桜のあとを3曲目。
その後大まかに”桜のあと”→”夏影テールライト”→”近づく冬の終わり”の季節の巡り設計。その流れで順当に春が来るのか?と思わせてヘッドホンつけてるのにharmonized finaleが始まって全員腰抜かす!みたいな裏切りのグチャっと感(?)まで織り込んでみた。

グチャっと要素の摂食ビジランテは目立つところに置き、新曲も入れ込みつつ、ラクリカルカレ→マーメイドスキャンダラス→Catch up,latencyの畳みかけ駆け抜けゾーン(全部気持ちよく繋がる)+101回目のプロローグでフィナーレという流れ。
色々な展開しておいて最後に101回目のプロローグの素直なメッセージ性の強さに殴られるのがPatrick Vegeeの本質だと思うので、そこはツアーでも譲らない気がしている。
あとCatch up,latencyが救われてほしい。

アンコールはアルバム曲で一番この位置が似合うSimple Simple Annecdoteと、101回目のプロローグの”世界は七色になる!”を引きずって、23:25”七色のステージに変えてキラキラ”の2曲構成。3曲より2曲の方が簡潔にまとまるような気がするので。

アルバムツアーの方は画像載せておわりにしようと思ってたのに気が付いたら語りまくってしまったね...。(ここに書いた以外にも歌詞繋ぎまだまだある)
今回本当に難しいしよく分からないのでまだまだ色んな組み合わせを考えたいですね…。

ということで今回はこの辺で。お読みいただきありがとうございました!