つばめも

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USG2020 “LIVE in the HOUSE” リクエスト結果、オタクかく語りき

to the CIDER ROAD(時候の挨拶)

 

さてさて、リクエスト曲のランキングが出ましたね!ってことで今回はその話をしてきます。

投票結果一覧はこちら。

https://unison-s-g.com/2020/online-live/result/

オタクが30曲分の想いを語っていくのでちょっと長いですがお付き合い願います。

 

 

30位 instant EGOIST/Cather In The Spy

いきなりランキング全体の話になってしまうが、今回のランキングで強かった系統の曲がinstant EGOISTのような四つ打ち×カッティングのダンサブルな曲。

等身大の地球に始まり、きみのもとへ、instant EGOIST、シュガーソングとビターステップと同系統の曲はすべてランクインしており、ファンの好み(≒ライブで聴きたい曲)の系統が如実に表れる結果になっていて面白い。

彼らからライブに対するスタンスの提示である“やりようはいくつだってあるよ”が非常にタイムリーだよね。

あとこの曲のなかに“kidding”要素として取り込まれている23:25がランク外で悲しかった。

 

29位 流星行路/流星前夜

流星前夜からランクインするなら(フルカラープログラムと)流星前夜だと思っていたのでちょっと意外だった。

昨年のドキュメンタリー効果もあったのだろうか。

順位的に望みは薄い気がするけどオンラインライブで聴けるといいなあ。

 

28位 アイラブニージュー/JET CO.

「ライブで聴きたい」「この曲を演奏してる光景が見たい!」といった声が今にも聞こえてきそうなランクイン。

JET CO.からのランクインがまさかのこの1曲のみで本当に泣ける。

23:25とかライドオンとか露出高い曲でもランクインしなかったのは意外。

カモンオンライン!アイラブニージュー!実現なるだろうか。

 

27位 さよならサマータイムマシン/流星のスコールCP

B面総選挙でも10位にランクインした隠れ人気曲。

昨年のツアー、Bee-Side Sea-Side U-SideのU-Sideコーナーでも「ファン人気高し!でもメンバー的には別に普通」みたいなぞんざいな扱いをされていたこの曲が、その伏線を再び回収するかのようにランクインしたのが本当に面白い。

この件メンバーからのコメントが聴きたいところ(笑)

 

26位 徹頭徹尾夜な夜なドライブ/DOUGOUT ACCIDENT

大人気ライブアンセム。個人的にはトップ10入るんじゃ?って思っていたけどこの位置だったのはこれまで高頻度で演奏されてきたからだろうか。

同じ理由かわからないけど天国と地獄はランクインすらしなかったのもちょっと意外。

 

25位 等身大の地球/UNISON SQUARE GARDEN

前述した四つ打ち×カッティング曲の元祖。後出しじゃんけんだけど、確かにこの曲は人気あるよなって思った。(こなみ)

シュガーソングとビターステップが生まれる原案になった曲であったり、SEでお馴染みイズミカワソラさんの「等身大の地球儀」からタイトルが来ていたり、色んな意味で不思議な縁を持っている曲。

 

24位 さよなら第九惑星/新世界ノート

これも初期曲。昨年クリープハイプによってトリビュートされたことでかなりスポットライトが当たった効果もあるのかな。

サビの上ハモが綺麗なのでぜひ聴きたいところ。ライブ映像では見たことあるけど生では未体験なのでこの機会に出会いたい。

 

23位 ため息shooting the MOON/CIDER ROAD

ため息とリニアブルーが双璧をなして、さらに上にto the CIDER ROADがいるというこのランキングの構図が死ぬほど愛おしい。

ため息がここまで人気だとは思わなかったけど。(失礼)

イントロのトゲトゲしいギターのイメージが強いけど、中身を見ると歌詞の詰め込みや2番でABメロがひっくり返るというかなり技巧派な構成をしてる曲。

 

22位 リニアブルーを聴きながら/リニアブルーを聴きながら

何かとオリオン桜に隠れがちなシングルだけどランクインしていて嬉しかった。

武道館や舞洲をはじめ、大事なライブにはきちんと演奏されているイメージがあるので今回も聴きたいな。退屈を今リニアブルーに染めあげてくれ...。

2サビ前のブレイクで空を切る左手のアクションが最高に好き。

 

21位 センチメンタルピリオド/センチメンタルピリオド

思っていたよりちょっとだけ低かったけど順当にランクインしていて嬉しかった。

年越しとアニバーサリーライブでしか演奏しない曲みたいな特別な存在になっているけど今回は特殊なライブだし聴けるかな?はやくまたあの確定演出セッションが見たい。

そして普通にツアーができるようになったらそこでも聴けるといいな。もうすこし演奏頻度高めてほしい。

 

20位 mouth to mouse(sent you)/Phantom Joke CP

初期曲であり最新曲である稀有な存在の曲。ここまで上位に来るのは意外だったけど嬉しかった。

楽曲的にも初期と現在のUNISON SQUARE GARDENが綺麗に混ざったような感じがしてとても好き。

ライブでも限られた回数しか披露されていなかった上に、CP曲をピックアップする期間はもう当分来ないだろうから票が伸びたのかな。ぼくたちのしっぱいも聴きたいが…。

 

19位 オトノバ中間試験/Dr.Izzy

オリオンをなぞる、場違いハミングバード、ラブソングは突然に、to the CIDER ROAD、ため息、桜のあと、シグナルABC、MIDNIGHT JUNGLEなどと同じ括りになるであろうBメロ謎コーラス×サビポップ曲。

これも四つ打ちカッティング枠と並んで強いジャンル。というかこのバンドの最も得意な分野の曲だと思うので好順位曲が多いのはある種当然の帰結

(比較的)シンプルなAメロ→Bメロ謎コーラス→サビでポップ大爆発みたいな形式はいわゆる“田淵曲感”とか“ユニゾンらしい”みたいな感覚に繋がってくるんだと思う。

シアワセ貯金を済ませ足りないので聴かせてほしい。ついでにまた謎ポーズ拝みたい。

 

18位 MR.アンディ/流星前夜

-party style-に淡い期待を寄せていたがまさか原曲がこれほど好成績を収めるとは思わなんだ。

原曲ならせっかくだし武道館verのアレンジがまた聴きたい。

“悩んでないのに朝が来て~~ 悩んでないのに夜が来るぅ…うぅ”

“謎の救世主”の登場に期待したいし勝手に救われたい20200715。

 

17位 I wanna believe、夜を行く/harmonized finale

B面総選挙2位&昨年のツアーを経て堂々の17位!っていう印象。

恐らく「もう一度聴きたい!」という声が反映された結果ではないだろうか。

もう一度ライブで演奏されるのか、もう蔵から引っ張り出されることはないのか要注目ポイントだと思う。筆者的には演奏してくれると思っているけど。

 

16位 静謐甘美秋暮抒情/MODE MOOD MODE

一番意外かもしれないランキング入り。

確かに他の曲とは違ったアプローチが目立つ曲だし、マイナーキーのと高低を自在に行き来するメロディラインのエロさが人気の理由だろうか。

MMMEのセッションが爆裂的に最高なのでまた聴かせてほしい。

 

15位 Invisible Sensation/Invisible Sensation

2曲続けてMODE MOOD MODEからのランクイン。歌いだしの鮮やかさがそのままこの曲を象徴している強い曲。

ボールルームからユニゾンを知った人には思い出の1曲かもしれないね。

同期(?)のfake town babyとはセットで扱われることが多かったが、今回は完全にインビジに軍配。

オンラインライブでも高らかな歌いだしに圧倒されたい。目の前の希望を頼って拾っていきたい。

 

14位 きみのもとへ/Populus Populus

四つ打ち×カッティング枠。

元々の人気もあれど、今回は“できるなら心と体をふたつに分けて君の元へ”という歌詞に象徴されるような文脈的な面で、“今聴きたい”にかなりマッチする部分があってのこの順位だと思う。

きっとオンラインライブでは出番が来ると思うので楽しみ。聴けるのは10%のリリイベ以来だな。ベースソロがとても好き。

 

13位 場違いハミングバード/Populus Populus

長年に渡って彼らのライブを支えている曲。こちらはBメロ謎コーラスの系譜にある。

音的にも視覚的にも(?)ハチャメチャにインパクトの強い、カッコいい曲だし、この順位は当然っちゃ当然。

筆者的ベスト場違いハミングバード賞はやっぱり武道館のドラムソロ→セッションからの流れかな。あんなに体中の端から端までブチ上がった経験はあの時くらい。

今回も絶叫4カウントで実家のような安心感を味わわせてほしい。

 

12位 シュガーソングとビターステップ/シュガーソングとビターステップ

バンドの代名詞的爆売れシングルがなんとも絶妙な12位。

シュガーソングということを考えると低いような気もするし、逆に言えば「いつも聴いてるから」と敬遠する層が一定数いる中でもちゃんと上位に食い込んでくるパワーは流石とも捉えられる。

悲しいことに「そのうち聴けるでしょ」が通用するかわからないような世の中の事情なので、やっぱり王道曲は自ずと票を集めるよね。

昨年のB面ツアーのMCで「来年は普通にシュガーのステップ踏んだり、なぞったりるんで」とか冗談っぽく言っていたのがようやく回収されそうなのも嬉しい。

死ねない理由を映し出せる一夜になるだろうな。

 

11位 harmonized finale/harmonized finale

シュガーソングの上をいくとは思っていなかったが大健闘の11位。

これも今の世間の状況を鑑みた時の文脈的な強さを持っている曲だと思う。

この曲の最後のパートは、特に今回のオンラインライブという状況で輝くフレーズだと思う。

“be with you を懇願してどれくらいだろう

新しい時代へと端が架かるだろう

何回だってI’m OK まだ立てるから

君を追いかけるよ その未来まで”

 

10位 スカースデイル/スカースデイル

n回目の「こんな強いと思ってなかった」シリーズ(失礼)

バラードと呼んでいいか絶妙なラインだけど、こういう優しい系統の曲で一番上に来たのが作詞作曲斎藤宏介のこの曲ってなかなか面白い結果だなと思う。

ライブで演奏するなら武道館でやったアナザーワールド詐欺からのスカースデイルがまた聴きたいな。

 

9位 箱庭ロック・ショー/新世界ノート

DOUGOUT ACCIDENTを含めて3アルバムに収録されている大ベテラン楽曲。

ベテランで人気もあるがライブ映像が上がることもなく、ライブで頻繁に演奏されるわけでもない曲である。

それが逆に奏功したのだろうか、露出度を考えると9位という位置は超好成績のように思える。

ギターソロが最高すぎるので聴けるの嬉しい。

そして幾度となく繰り返される“すべてのストーリーを流線形にしたい”“あふれ出す風景を、ステージ、そこに見たいくらい”はどんな形のライブであれ突き刺さるフレーズ。

 

8位 シャンデリア・ワルツ/CIDER ROAD

名実共に大人気曲は堂々の8位。

CIDER ROAD贔屓おじさんとしては嬉しい限り。

幾度となく力を貰ってきた曲なので、今回もまたこの曲が持つ魔法のような力に浸ることができそうで嬉しい。好きすぎてありきたりなことしか言えなくなるやつ。

 

7位 君の瞳に恋してない/MODE MOOD MODE

シャンデリア・ワルツと君の瞳に恋してないが連なるランキング、愛おしすぎない?

この二曲を見ると“わからずやには見えない魔法を”という言葉を共通項として持つCIDER ROADとMODE MOOD MODEの関係性とか、プログラム15thの冒頭とか色々思い出して最高な気分になれる。

前回の記事に書いたような気もするけど、リクエストというシチュエーションと“せめて君くらいの声はちゃんと聞こえるように”がリンクしているように聴こえてくる。

 

6位 to the CIDER ROAD/CIDER ROAD

これはランキングを最初に見た時の筆者のツイートです。恥ずかしいくらいテンション高いねこの人。

 

ニゾンの全楽曲の中でこの曲を最も愛している筆者的に、今回のこのランキングはもう感涙ものでとんでもない興奮を呼び起こすものだった。

MVもライブ映像もなければ、フルカラープログラムのような特別な存在という曲でもないのに、この6位という順位は恐らく誰もが驚いただろう。

構成的にはオリオンをなぞるリニアブルーを聴きながらの二曲を混ぜたようなテイストで、彼らの強みが最も引き出される類の曲である。

これをあの高揚感を煽り倒すようにフェードインしてくるイントロをつけてアルバムのド頭に持ってくるのだから、CIDER ROADというアルバムがどれだけの熱量が注ぎ込まれたかわかるだろう。

結果的にCIDER ROADが世界をひっくり返すことはなかったけど、少なくとも自分はこの曲に導かれて今があると言っても過言ではないくらい大切な曲なのである。(隙自)

きっとこういうオタクがある一定数いるという証拠だよね、この結果は。

兎にも角にも大好きな曲の演奏がほぼ確約されているライブ、最高に楽しみだ。

 

4位 オリオンをなぞる/オリオンをなぞる

好成績には納得だけど色々突っ込みどころもある第4位。

まず4位という高次元で同数票獲得という現象が起きたのは何事なの?!これを奇跡と言わずに何と形容すべきだろうか。

オリオンをなぞるは1位取るんじゃないかなと思っていたから、4位は妥当半分、ちょっと低かったなというのが半分という印象だった。

もはや語るまでもなくバンドにとってもファンにとっても大事な曲。

この状況下で歌われる

“僕がいて あなたがいて それだけで十分かな”

“昨日までをちゃんと愛して見たことない景色を見るよ 「ココデオワルハズガナイノニ」”

こういった歌詞、最高すぎないかしら。書きながら涙が出てきてしまった。

 

4位 mix juiceのいうとおり/Dr.Izzy

オリオンに肩を並べる快挙。

まさしく“昨日理想が今日砕けちゃった”状況である今、この曲を求める声が多く上がったのは物凄く腑に落ちる。

ポップで明るいのに泣ける歌詞とメロディーが本当に最高。現状に絶望していても不思議と明るく前を向かせてくれる。

悲観と励ましの塩梅が絶妙だから明るすぎて目を背けたくなることもないし、暗すぎて目を逸らしたくなることもないんだよな。

 

3位 桜のあと(all quarters lead to the?)/桜のあと(all quarters lead to the?)

トップ5には入ってくると思っていたけどオリオンの上をいくとは思っていなかった。

この曲もシングルとしての純粋な曲の強さもあれば、“有り得ない不条理はぶっ蹴飛ばしていけ”みたいな閉塞感を吹き飛ばしてくれるかのような文脈的な強さも持ち合わせている。

桜が咲く頃のライブが丸々吹っ飛んでしまったので1Aの“やぁまた会えたね”の重みが増して聞こえることだろう。

 

2位 フルカラープログラム/流星前夜

実質的な楽曲人気投票で、大ヒットシングルやライブ定番曲、その他レア曲を押しのけて2位に初期のエース曲が来るの、良すぎない?

どうせならこの際なら虹を作ってほしいし、ライブがなくなってモノクロめいた世界を完全無欠のロックンロールで彩ってほしい。そういえば舞洲に虹がかかってからもうすぐ1年経っちゃうね…。

あと書きながら気が付いてしまったんだけど、オンラインライブというシチュエーションに第2位という結果って、落ちサビアカペラアレンジを復活させるにはこれ以上ない条件が整ってませんか?????期待していい…?

 

1位 Phantom Joke/Phantom Joke

堂々の第1位は16thシングルのこの曲。

最新曲補正もあったことだろうし、最新曲でありながらB面ツアーの影響で未だに演奏回数4回とかしかいってないのも票を伸ばした要因だろう。

次のアルバムにも入るけどツアーができる保証も行ける保証もないもんだしね。

曲の分類で行くとこの曲のようなマイナーキーで尖った系統の曲(パンデミックサドンデスやシューゲイザースピーカー、fake town babyなど)は揃ってランキング外。これもまた面白い結果だなと思った。

このジャンルが好きな人結構いると思うんだけど、全体で見るとかなり少数派な方ってことかね。

恐らく美味しい位置で演奏されると思うけどトリなのかセッション付けるのかその辺含めてとても楽しみ。

 

てなことで以上30曲分の感想でした!ボリューミーになってしまったね。

ざっくりランキングを総括すると

・やっぱり王道シングル、アルバムリード曲などメジャーな曲がシンプルに強い。

・四つ打ち×カッティングのポップ曲、軒並み人気

・得意分野のBメロ謎コーラス×サビでポップ大爆発系の曲、だいたい強い

・バラードのランクインは少ないけど、それが逆にスカースデイルの強さを際立たせている。

・初期曲が強い。UNISON SQUARE GARDENのバンド軸が15年経ってもブレてないのはいつ見ても凄い。

・この30曲に15年分の歴史が詰め込まれている感すらある。(皮肉なことにJET CO.の不遇さまで含めて見事に表れてしまっているような…。)

・同率4位は奇跡。

・投票した曲がランクインしていると嬉しい。

・正直もっとミーハーチックなランキングになると思ってたけど、蓋を開けてみると明らかにUNISON SQUARE GARDENのファンによる投票って感じが全開のランキングになってて嬉しかった。

・ライブが楽しみ

 

 

って感じです。とにかく楽しみ7月15日。

長くなったのでセトリの話はまた今度に回そうかな。一応ノリで作ってみたのはこれ。

下まで出てないのごめん。クリックして見てね。

 

これはあんまり捻らずに17位までの曲で並び順考えてみたもの。

またいろんなバージョン考えて語ろうと思います。

それでは今回はこの辺で。お読みいただきありがとうございました。